⚠️
・ノベル慣れしてない、空白開けるの下手
・マリン船長嫌われ
・前世(V)→ファンタジー(海賊)に転生(他同期も同様)
・🦋は故人(ファンタジーの世界線で)
・体調不良、嘔吐吐瀉表現
・長い(多分)
・地雷さよなら
・雰囲気作りで空白開けてます、無理な人は気をつけてください。
《こちらは後編となります。中編を見てない人はお戻り下さい。》
…暗い。ここはどこなんだろう…
もしかして死んでたりするのか…?
ッ…wだとすればこれで良い。
みんなに嫌われることもない。
罪を償うこともできる。
やっと……楽になれそうd___
だ…
マ)えッ…?
そこには病院らしき真っ白な天井が。
自分は死んだのではない、
生 き て い る の だ 。
そして左側には、うさ耳の獣人……ぺこらが。
ぺ)………。
私のことが嫌いなのに、なんでお見舞いになんか…
ぺこらにとっては居心地が悪いだろう。
自分のことを嫌ってたのに、お見舞いに来るわけがない。
きっと管理長に言われてきたのだろう。
それなら私だって正直にこの空気感が大嫌い。
よろけた足取りで病室を出ようとすると、
ぺ)ちょっと待ってッ……
マ)…なんだよ…。
ぺ)まだよろよろぺこなんだから、無理すんなぺこ。
マ)急にどうしたんですか、私は『船長』なんです。
マ)早く船に戻ります。
ぺ)もう夜ぺこ。
マ)……だとしても、『船長』が一味を置いていくわけには、
いかないでしょう?笑
ぺ)……熱中症…治ってないぺこでしょ?
ぺ)海の上は日当たりが強いんだから、休まなきゃいけな……
マ)今更心配なんかして、どうしたんだよ。
マ)外の景色でも一回見て落ち着けよ。
ぺ)ッ……。
ぺこらは黙り込んでしまった、私の言っていることは間違ってないはず。
くすんだカーテンを開けると確かにそこには夜空と星が。
ぺ)あの…ごめんッ…!
マ)………。
ぺこらは私の方を心配そうに見つめる。
ぺ)マ、マリン…?
マ)実は……
マ)寝てる間、夢を見たんだよ。
ぺ)…夢?どんな…?
マ)るしあが___
マ)死んだ時の夢。
ぺ)ッ……!!
***
るしあがいなくなった……死んだ時の夢__。
それはぺこーら達にとっては、忘れられない。
違法貿易船の取り締まりを手伝っていたるしあは、
そのギャングのボスに撃たれた____。
マリンが駆けつけた頃には、もう取り返しのつかないことに。
その日は酷く海が荒れた、嵐の日。
ぺこーらでもずっと引き摺っているのに、マリンはあの日から
とてつもない罪悪感に包まれただろう。
『『なぜ自分だけが生き残ったのか』』
『『なぜ庇えなかったのか』』
ずっと苦しかっただろうにッ。
「マ)メンタルが削られてるときは、だいたいあの夢を見るんだよ。」
「マ)自分でも思うよ?なんでるしあが死んで、私が生き残ったのかって。」
「マ)私が庇って死んでたら、るしあは死ぬことはまずなかったし、」
「マ)私がみんなに嫌われることなんてなかったし。」
「マ)みんなが私を嫌うことなんてなかったし。」
「マ)『マリンが死ねば良かった。』」
「マ)私でもそう思うよ笑」
「「でも生き残った」」
「「永遠の命の犠牲の上で。」」
「マ)あたしが代わりに死んだら、どれだけ幸せだったかッ…ポロポロ」
マリンは笑いながら泣く。
きっと、マリンが死のうがるしあが死のうが
幸 せ で は な い 。
それなのに、私達は
マ リ ン 1 人 に 責 任 を 負 わ せ た 。
フ)…ッ私、マリンに謝りにいく。
ノ)…団長も…、改めてケジメをつけたい…。
ぺ)一味にも言っておいたぺこ…。
きっとマリリンは許すつもりはなくても。
ぺこーら達だけでも謝らせてほしい。
***
久しぶりの早朝のギルドだ。
正直あの時以来、トラウマになりかけていたが
今となってはもう、何も苦を感じることはない。
数日前のことが嘘のように、体がとても軽い。
きっと私を朝早くここに呼んできたのも、同期だろう。
マ)失礼しま…って、早くね?お前ら。
ノ)団長は慣れてるからだいじょぶ!だいじょぶ!
ぺ)マリリンが遅いだけなんじゃないぺこか…?
マ)いや、今6時半だけど。
フ)そんなボケはいいからさ、ノエル、ぺこら。
フ)マリンに言わなきゃいけないことがあるでしょ?
マ)…?
ぺ)あの…、マリン…?
ぺ)今まで無視とかしてごめんぺこッ…。
ノ)団長もッ…マリンが1人で無理してるの、気付けなくてごめんなさい…。
フ)私からも、本当にごめんなさい。
マ)あっはは…wみんなそんなに改まらなくてもいいって…w
ぺ)でもぺこーらは酷いこと……
マ)もう大丈夫。“また”みんなと遊びたいし、暮らしたいし
ずっっと一緒に居たいから。
ノ)グスッ…うう…マリン〜!!ほんまごめん〜ッポロポロ
マ)お前泣くなよ〜ノエル〜!
フ)あ〜!マリンが泣かせた〜!
ぺ)良くないぺこ〜w
マ)おい!?あたしは何もしてないぞッ!?w
フ)冗談に決まってるでしょ〜?笑
ぺ)ふぁふぁふぁw
マ)あーも!なんなんだよw
グググ~…(お腹の音)
!?
ノ)団長のお腹が鳴っちゃった〜
フ)え!?朝ごはん食べた!?
ノ)マリンに早く会いたくて間違えて抜かしてきちゃったんよ〜…汗
ぺ)何してるぺこか…
マ)じゃあ、マリンが責任とって、どっか食べに行きますか!
ノ)いいの!?ありがと〜
ぺ)それじゃあ早速行くぺこよ〜!
フ)出航ー!
マ)ちょっ!?wそれあたしのセリフだから!w
全員)あはははw/あふぁふぁふぁふぁふぁw
同期の顔合わせも終わって、今は10時前。
私はいつもよりも大繁盛している港町に着いた。
“いつもの場所”に向かうとそこには一味達が大勢。
マ)どうしたんですか?君たち。
「船長……」
「「この度は大変申し訳ございませんでした!!!!」」
マ)ちょちょちょ…話が理解できん…
「おばさんとか言って、すみませんでした!」
マ)…ぁあ〜!そのことですか!
「え?許してないんじゃないんですか…?」
マ)もうその話は大丈夫ですよ。同期とも話してきたので。
「はぁ〜良かった」
「お前、もう少しで船降ろされるとこだったなw」
「何笑ってんだよw」
マ)何言ってるんですか〜君たちぃ〜w
そんな船を降ろされるなんて…そんなことしないですよ〜
マ)私達は自由と宝を愛する、『海賊』…そして
マ) 『船長』なのでね。
「イェーイ!」
「かっけー!!」
マ)それじゃあ、“今日も”行きますか。
「お前ら船の準備しろ〜!」
「アイアイサー!」
本当に君たちは……w
でも、仲直りできて……良かった。
これでるしあへの償いも晴らすことができた。
やっと私は前に___
“進める”
マ)それじゃあ行きますよー!
「「「出航〜!!!」」」
晴天は穏やかな海と、海賊旗を照らしていた…。
(完)
THE END
追記:ついに完結いたしました!
初めて推しの嫌われ書いたんですけど、結構いいねがきてましたw
読者の皆様ありがとうございます。
これで船長嫌われは完結ということで、以上となります。
CP系も今後上げようかなと考えているので
そっちも見ていただけると嬉しいです。
それではまた別作品で会いましょう。
ご愛読ありがとうございました、おつマリオン〜!
(いいね押していただけると嬉しいです、モチベが上がるので!)
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