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tamaki
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勇斗side
抱き合っていると仁人が少しだけ体を離し、俺の顔を覗き込んできた。
仁人「そういえば勇斗さ最近なんで俺が話しかけるたびにぎこちなかったわけ?」
少し拗ねたような口調で聞いてくる。
勇斗「え? そうだったかな?」
……そんなことしてたっけ、俺。
仁人「そうだよ! 俺が話しかけるとちょっと固まってからぎこちなくなるんだもん!」
どうやらずっと気になっていたらしい。
仁人は頬を膨らませながらぷりぷりと怒っている。
……いや、怒ってる仁人も可愛いな。
なんて思いながら俺は少し考え込んだあと、口を開いた。
勇斗「うーん……。多分、固まったのは仁人が可愛すぎたからで、ぎこちなかったのは最近になって仁人のことが好きだって自覚したからだと思う」
仁人「は……はぁ!?」
その瞬間、仁人の顔が一気に赤くなった。
……なんなら、頭から湯気が出ていそうだ。
仁人は頭の中で大混乱しているようだけど、俺は何でもないことのように続けた。
勇斗「まぁ、もっと前から好きだったと思う。仁人のこと」
仁人「ま、前!?」
勇斗「そう。確か、クラス替えの日かな」
仁人「クラス替えの日って……えっ、そんな前から!?」
勇斗「うん!」
……そう。
今思えば、俺はクラス替えの日から仁人に恋をしていたんだと思う。
初めて見たときから目が離せなくて、自己紹介を聞いただけで嬉しくなって。
話しかけたいのに話しかけられなくて、たった一言交わせただけで、あんなに幸せになって。
……ほんと、我ながら重症だよな。
勇斗「それは、俗に言う……」
俺はいたずらっぽく笑いながら、仁人の顔を覗き込んだ。
勇斗「一目惚れってやつかな!!」
仁人は少し黙ったあと、呆れたように、それでもどこか照れくさそうに微笑んだ。
……あぁ。
天使って、本当にいたんだな。
俺は、この笑顔をずっと隣で見ていたい。
これから先、嬉しいことも、悲しいことも、きっと二人で経験していくんだろう。
それでも、何度だって伝えたい。
仁人が好きだって。
そして、心の中でそっと誓った。
――俺は、コイツを絶対に幸せにする。
コメント
1件
読了!勇斗sideで来たーーー!仁人の拗ね顔もかわいいし、「可愛すぎて固まった」って告白する勇斗が男前すぎてキュン死😭💕クラス替えの日から一目惚れだったって…もう初恋のままここまできたんだね!!最後の「絶対に幸せにする」はエモすぎて涙腺やられる…ふたりの未来ずっと見守りたいよ…!よす先生、尊すぎる完結をありがとうございます🌸