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良くないな。
あれ?
自分は一体何に悩んでいるんだ
お母さんの事も、思い出せば悲し…..?幼少期の頃のことはあまり覚えていない。思い出も、声も、愛おしさも。
ああ、なんて最低な人間になってしまったんだろうか。
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朝目が覚める。
学校に行こう。
「おーーい!!!」
振り返ると目に前には杏美君の顔。
「てか、その包帯どしたん。」
「…あー!それ?うちのニャン太っぴが引っ掻いたw」
無理やり口角を上げる。目が、笑えない。
「マジ?怖え…」
「あーあ。今日英語のテストだぁ~〜。最悪。」
杏美君が後ろから抱きついてくる。
「ッッッッ!どいて!」
杏美の体を突き離す。
「え、あ、ご、ごめん….?」
ああ、あ、ぁ…..
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パンパンッ
お母さんが椅子に座り、太ももをパシパシと叩いてこっちを見ている。
「おいで〜。」
僕はひょいと太ももの上に乗った。
そして、後ろから
「ギュ〜〜!!」
っと、お母さんに抱きしめられる。
安心する。
あぁ。やっぱ、僕のせいだ、
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涙が滲む。
駄目だ、溢れてしまう。我慢しないと、いけないのに、
「う”、うぅ、」
溢れる、
「ど、どうした?!」
零れる。
「中宮??」
「中宮、どうした?何かあったのか?」
泣いてしまったにはしょうがない。
話そう。
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「そっっか….」
言うんじゃ無かった、
ぎゅっ
「え、」
そっと杏美君が抱きしめてくれる。
「頑張ったな。」
あ、…あ、あ。
今までの、気持ちが、毀れていく。
「あ、あ”、…」
「う、…」
「あずみくん、」
優しい目線で見つめてくる。涙がもっと、もっと、増え続ける。
「ないて、いい…?」
「いいよ。当たりめぇじゃん。」
やっぱ、優しいな、君は。
本当に、
「憧れるよ。」(ボソッ)
幸せだ。
コメント
1件
うわ……短いのにすごく重くて、沁みたわ。 主人公の「思い出せない」「悲しめない」って自己嫌悪と、それでも平然を装って学校行く感じ、リアルすぎて胸が痛かった。杏美君の「頑張ったな」と抱きしめは、もう全部許されてるみたいで涙腺崩壊するわ……。「憧れるよ」の呟き、最高に刺さった。読んでよかった。