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今日から「泳がす貴方と泳ぐ僕」を連載していきます🙌🏻
少しブラックなお話となりますので、心してお読みください笑
元貴 side …
カーテンの隙間から夜の景色が見える。時刻は夜の12時。俺はソファの上に座り、つけていたテレビを眺めながら、小さく丸くなる。
俺はこの時間が嫌いだ。この時間は妙に孤独を感じる。まるで”お前は1人だ”と言いつけられるかのように。俺はぎゅうっと自分の体を抱きしめ、大丈夫だよと自分に言い聞かせる。もう少しで若井が帰ってくるから大丈夫。若井が構ってくれるから。きっとね。そうやって俺は、また若井に期待する。どれだけ期待しても無駄だと分かっているのにね。
俺と若井は恋人同士だ。同居もしていて、ずっと一緒にいる。そう、ずっと。若井の愛は少し変わっている。俺はスマホを若井に奪われ、外にもまともに出れない。俺は毎日家で若井の帰りを待つ。
そして、若井が何故こんなにも帰りが遅いのかも知ってる。それは、若井が浮気をしているからだ。何故このことを知っているのかと言うと、若井が隠すつもりもないからだ。俺と同じ空間にいる時も、普通に浮気相手の電話に出る。若井のスマホには、毎回違う名前の女から電話がきている。
そんな最低な彼を俺は嫌いになれない。ただ、貴方を好いてしまう。ずっと心の奥で信じてしまう。そんなことを考えていると、ガチャっと家の扉を開ける音がした。
「…!!」
俺は急いで玄関の方へと向かう。
「ただいま」
「おかえり…!!」
若井が帰ってきたことが嬉しくて、俺は若井に抱きつく。だが若井は抱き返してくれはしない。何もせず、ただ俺に抱きしめられるだけだ。
「ねぇ若井…今日は少し若井に甘えたいな///」
勇気を出し、若井にこの気持ちを伝えてみる。だが、若井の表情はほんの少しだけ暗くなった。
「…疲れてるから今度にして」
俺はうんと返事をして、リビングの方へと消えていく若井の背中を見つめる。本当に疲れてるだけだ。だって若井と俺は恋人同士だもの。震える手をぎゅっと握り締め、俺は若井のいるリビングへと向かう。
リビングに着くと部屋の入口に乱暴に置かれたコートに気づく。若井のコートだ。俺がコートを拾い上げると、若井が呟く。
「普通さ、恋人が帰ってきたら荷物とか受け取らない?笑」
「…そうだね。ごめんね。」
俺は若井のコートを強く握り締めた。目頭が熱くなるのがわかる。必死に泣くのを堪えて、寝室のクローゼットに向かう。
俺は寝室のクローゼットを開け、若井のコートをハンガーにかける。その時だった。微かにコートのポケットに何かが入っているのが分かった。俺はポケットに入っているものを取り出す。中に入っていたのは誰かの電話番号の書かれた紙だった。電話番号の上には、手書きの文字が書かれていた。
『一目惚れしちゃいました。もし良ければお電話ください。』
すぐに新しい女なのだと分かった。若井はいつもこんな風に女と出会うんだ。俺はその紙を持ち、リビングへと戻る。
こんな感じのお話になっております…!(? )
クズ井さん要素多めですね…笑
お許しください🙏🏻💧