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アカバが悪夢に苦しむ話
⚠ とある任務でクロノが命を落としているよ。ちょい暗め、事故や自サツ等あるので注意。
何でも許せる方のみgo💨
――――――――――――――――…
クロノ「…ッやったぁ~~~っ、やっと任務完了だ、!」
アカバ「も~、へとへとじゃあ…」
クロノ「今回1492回も繰り返したもんな…、早く帰ろう。スマホン、本部に転送してくれ」
スマホン「はい!」
ゴオォォォォォォ……
クロノ「…(ピクッ」
犬「ワフンっ!」
男の子「あっ、待って!コロっ!」
クロノ「なっ、」
クロノ「危ないっ…!」
男の子「へ?」
キキィィィィ…ッ…ドン、
アカバ「……は?く、クロノ…?」
男の子「お、おにい…ちゃん、?」
「たっ、大変だぁっ!!子供がトラックに轢かれたぞ…っ!!!」
「きゃぁーッ!」
「誰か、救急車呼べっ!早く!!」
アカバ「…あ、…っあ、」
アカバ「ッリトライ…、!リトライリトライリトライ”ッ…!!!(バチバチッ…」
スマホン「アカバさん!1492回もリトライして精神を消耗しきっているのに、無茶ですっ…!!」
アカバ「黙っとれッ…!!!リトライっ、リトライリトライ…、っ!くそっ、なんでじゃあッ…!(バチバチッ…」
スマホン「ダメですアカバさん…っ、一度本部へ転送します!」
アカバ「ッ…クロノぉ、っ…!嫌じゃ…」
アカバ「クロノッ…、!」
――――――――――――…
アカバ「ッはぁ”…っ、!(バッ」
アカバ「はぁ…ッ…はぁ…ッ、…またあの夢、か、」
数ヶ月前…クロノは任務完了後、道路に飛び出た男の子を庇いトラックにはねられ死んだ。
いつもなら巻き戻して助けられたのだろうが、その日の任務は難易度が高く、お互い精神を消耗しきっていた。
クロノはきっと、それをわかった上で飛び込んでいったのだろう。
リトライできない。あの子を助けられない。
アカバ「救える命は全部救うだなんて、お前が死んだら意味ないじゃろが…バカクロノ…、」
毎晩、あの時の記憶が夢の中で何度も繰り返される。
わしがもっと早く気づいていたら。
もっと任務をうまくやれていたら。
あの時、クロノの手を掴めていたら。
頭の中はそんなことばかり…、何度考えたってクロノが帰ってくるわけではないのに。
アカバ「……」
アカバ「はは…、っ」
わしはフラフラと立ち上がると、安定しない歩きで壁に近づき、丁寧にかけられている刀に手を伸ばす。
慣れた手つきで刀を抜き、自分の首にそっと当てる。
アカバ「ふぅー…ふぅー…ッ…、」
こんなことしたってどうにもならないことはわかっている。
それでも…
この苦しみからは解放されたかった。
震える息を抑え、わしは…刀を持つ手を強く前に引いた。