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アルアが外に行ったあとは
とても騒然としていた
キルアは妹が幻影旅団にいた
その事実が衝撃で声が出ていない
ゴンは何かを察したように
黙り下を向いていた
ゴンやキルアにとって幻影旅団は
倒すべき標的だ
その中に守りたいものがあったから
当然だろう
幻影旅団は
皆その場の空気を飲んでいた。
そんな中で一人言葉を発した
「その2人は鎖 野郎のこと
本当に知らないんでしょ」
「なら解放していいんじゃない?」
淡々としていているが 、
団員同士の絆を大切にしているマチがそう言い
空気は切り替わる
「待て、
俺はこいつらを
幻影旅団に入れたいと考えてる」
冗談ではない態度
マチは思わずため息が出てしまうような反応だ
「なに からかいに来たの?」
「可愛い子が
落ち込んでたから慰めに来たんだよ♤」
「なにか企んでない?」
「ひどいなあ。ボクそんな企んでそう?」
「だいぶね」
「わたし」
「別に悪いことしてないんだけどなあ」
「慰めに来たって言うから
流れに乗って愚痴るけど」
「うちは任務とかの話はあんまりしないの」
「でもみんな各自適度に把握してるし 」
「私、別に家族に
幻影旅団入ってるの隠してたわけじゃないの」
「わざわざみんなに言ってないだけで」
「イルミ、ミルキお兄ちゃんは知ってるし」
「1番下の弟も知ってる」
「そんな中
知らなかったってショック受けられてもさ」
「私は別に悪くなくない?」
どうしようもない
別に誰が悪いとかない話
結論なんて求めてない
ただ誰かに言いたかっただけ
ヒソカは
別にめんどくさいとか 迷惑とか
考えないだろうなって思ったのか
言葉はするする落ちてくる
ヒソカは何も言わない
それが当然のように
それが心地よかった
「はああ」
大きなため息が出る
でもそのため息で吹っ切れる
「これからどうする気なんだい?」
吹っ切れたのが伝わったのだろう
「どうもしないよ」
「復讐もクラピカのことを通告もしない」
「私は 別にウボーと
もう会えないことに 泣いたけど
怒りや憎しみで泣いた訳じゃないから」
「クラピカを恨んでない訳じゃない」
「でも私は私利私欲で力を振ろうと思わない」
「だからクラピカに復讐しようとしてる
ノブナガにはクラピカのことは言わない」
「堂々としようと思うよ」
「私は
旅団に入ってることを悔やんでないから」
「ふーん
オレは復讐に燃えてる
アルアも見てみたかったんだけどね♧」
予想通りの答えだったのだろう
ヒソカの反応は驚きも関心もしていなかった
「いまゴンたちは
ノブナガに捕まってまだアジトにいるよ」
「なんでノブナガ?」
「ウボォーに
似てるから旅団に入れたいらしい」
「なにそれ意味わかんない」
「私は絶対いやだよ」
「オレに言わないでくれよ」
「ふふ」
「…君笑うんだ」
「どんなイメージなの?」
「まあいいや
アジト戻ってみんなでピザだべよ 」
「ヒソカ食べれるでしょ?」
「うん♢」
アジトはしんみりしていた
さっき落としたビニール袋は
さっきの位置から動いていなかった
「みんなお腹すいたでしょ?」
「ピザと飲み物
買ってきたからみんなで食べよ」
「しずくレンジとかだせない?」
「掃除機と同じ電化製品だし」
「私はデメちゃんしか出せないです」
「念能力そんな自由自在じゃないネ」
「考えればわかるネ」
いつも通りの態度に感謝をおぼえる
「まあ冷たくても美味しいよね」