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「作戦を始めよう」
クロロが放ったその言葉で
場が引き締まる
クロロは
先にオークション会場に
入りやることがあるらしい
他は各々で
マフィアや邪魔をするやつの 排除をする
「アルアできるか?」
クロロが団長らしい強い眼差しでそういう
「私を誰だと思ってるの?」
「私を舐めてるとまた蹴っちゃうよ」
初対面の日
武器無しそして殺すのもダメという
絶対的フリなルールの際の
対処法を思い浮かべる
「そうだな笑お前は強いもんな」
「そうだよ私は強いの」
全体が安心に包まれ
そして場がひきしまる
「それじゃ一丁やりますか!」
シャルのその声で空気が切りかえられ
本格的にやる気が出てくる
「久しぶりにうごくけど訛ってないかなー」
「ふふ訛ってたら
ボクが訓練付き合ってあげるよ?♢」
なんでこの男がいるんだろうか
「なんで着いてくるのよ」
「僕は小さい子一人で
戦いに出すほど非情じゃないんだ♧」
ドンッという音が響く
とてもムカついてしまった
私は弱いモノ扱いほど嫌いなものはない
いつも鬱憤も込めて
幻影旅団に強さを示した方法でヒソカを蹴る
「戦いの前に体力使わせないで!」
やり返されるかなとヒソカの方を向いた
相手が悪かった
「いいねえその蹴り♥普段から君のことは面白いと思ってたけどここまでとはねえ」
「やめてその気持ち悪い顔で近ずかないで!」
私たちはビルの屋上で風を感じていた
ここから逃げるには
ビルから飛び降りるしかない
私は軽い足取りでビルを飛び降りる
誰か誰でもいいから
ヒソカ以外の仲間と合流したい
これ以降も2人っきりには一緒なりたくない
地上に足が着き気が抜けそうになるが
抜かず全速力でオークション会場の方向に
走る
はあ
今世もうヒソカに会わなくてもいいや
そう思い確認の為に後ろを向く
化け物が追ってきているではないか
言語化が難しい
まあ言えることは
走り方が既にセクハラだ
それを見た
私の体は既に全力疾走を 遂げていた
ヒソカが入って来れないところ
どこだ
逆らえない相手
勝てる相手はどこ?
マチ?
ダメ被害者が増えるだけ
フェイタンたち?
なんか本気出してヒソカ殺しそうダメ
シャル?
ヒソカ操ってもらおうかな
あとが怖いからだめ
あ!!!!
父様と爺様が確か来てたはず!!!
オークション会場だ
元々目的地だし
さすがのヒソカでも敵に回したくないで
いや快楽に溺れてるのが目に見える
でもいいや
本当はネテロ会長とかがいいんだけどね!
その後私はあらゆる木や建物を使い
全力疾走をしていた
ヒソカを巻けなくてもいい
とりあえず距離が担保されるならそれで!!
オークション会場が見える
これ以上に嬉しいことはあまりない
前に蔓延る肉片は全てなぎ倒し
自動ドアの目の前
呼吸をしていることが幸せに思えるほどの
安心感
「酷いじゃないか♥
そこまで逃げなくてもいと思わないかい?♧」
そして生きてることを後悔するほどの絶望感
「きゃーーーーーーー!」
人生で1番大きな声と言う自覚はある
さすがのヒソカでも目が丸まっていた
その隙にオークション会場に潜り込む
同時刻
「きゃーーーーーーー!」
この時、
アルアの父と叔父は
クロロとの戦闘を一段落終えており
叔父とクロロは父の攻撃に巻き込まれ
瓦礫の下敷きにされていた
「これはワシの可愛い孫の声か?」
「俺もそう聞こえた」
そしてそれぞれ娘と孫の叫び声で
驚きが隠せない様子だ
「お前さんワシの可愛い孫の扱いはどうなってるんじゃ?」
「俺もあんな叫び声ははじめて聞いたな」
「助けに行かないのか?」
叫び声を聞き助けに行かないのは
クロロも同様
だがクロロは家族という存在は
叫び声を聞いたら飛んで助けに行くと言うイメージがあったのだろう
「馬鹿言えワシの孫はそんな弱くないわい」
それと被さるように
ドンッ!!
というドアを蹴る大きな音がひびきわたる
そして叔父が自分のことを弱くないと堂
々たる態度を示していたことを
知らないアルアは
とても弱くないとは思えない赴きでそこに
立っていた
その姿は目から溢れ出しそうな涙に
逃げ回る際にボロボロになった服
そして助けを求めるような視線
「どうしたんじゃアルアそんな格好で」
「私」
「この世の中を舐めてたみたい」
いきなり世の中について語りだすものだから
父親や叔父はもちろんクロロも空いた口が塞がらない様子だった
「私殴られたり蹴られたりして
喜ぶ人種がいるって知らなかったの」
アルアは頑張って説明しようとしているが
その説明は父親と叔父には追い討ちとなった
がクロロだけはそれで理解していた
「ヒソカか?」
「そう!」
「弱いモノ扱いされたから ムカついて」
「俺と同じ方法で強さを証明したら」
「興奮でもされたか笑」
クロロは全てを察した
「よお分からんが11の孫に興奮するやつを入れてるのかテメェのとこは」
「こっちも別にヒソカにいて欲しい訳では無いんだけどな」