テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
「」ぐち逸以外『』ぐち逸
「下品な話するんやけどさ」
「いや、しないでくれ?」
868ギャングのアジトに流れるいつもと同じ雰囲気。
音鳴が急に話し始めるのもいつも通りだ。
「ぐっさんの事なんやけど、」
「いやちょっとまって。ぐち逸の下品な話とか嫌すぎるからやめて。」
夕コのもっともな意見を無視して音鳴は話し続ける。
「ぐっさんがオナってる所見た事あらへんよな?」
「、、、たしかに。」
下ネタ大好きな牢王とレダーがノリはじめる。
「まって、じゃあほかのメンバーはしてるとこ見た事あんの!?」
夕コの心底有り得ないという顔。
「違う!見たことあらへんけどコイツらは当たり前にしてるやんか!」
「でも刃弐はしてないかもよ!」
「まあ、俺も男だからね、、、」
「いやー!解釈違い過ぎる!」
夕コの悲痛な声が響き続けているが音鳴は気にしていない。
「で、話戻すけどぐっさん記憶喪失なってから一回もオナってないんちゃう!?」
「オナり方忘れたってこと?」
「それは無いと思います。性欲は本能ですから忘れても自然と出来るものです。」
「おーケイン優秀!」
なんでコイツらはぐち逸の性事情にそこまで首を突っ込みたがるのか夕コと刃弐には理解できない。
もっとも、面白がっているだけだろうか。
「ぐち逸に直接聞いてみよーよ。」
レダーが言うがぐち逸が聞いて話してくれるとは思えない。
と、そんなところにガチャっとドアが開く音が聞こえた。
ぐち逸が帰って来たのだろう。
なんとなく帰ってきて欲しくなかった気もする。
「ただいま帰りました。」
「おかえりぐっさ〜ん!なあ聞きたいことあるんやけど!」
もう我慢ならない音鳴がいきなり聞き出す。
「ぐっさんって自慰することあるん?」
お、ちょっとえらい。ちゃんとぐち逸に配慮した言葉選びになってる。
いや、聞いていること自体は配慮の欠けらも無いけど。
『えっと、自慰行為ですか、、、。まあしないですね。』
「やり方忘れちゃったの?」
レダーの煽るような言葉にぐち逸は少しレダーを睨んだ。
『自慰行為をする時間は無駄だと判断したので性欲を消す薬を飲んでいます。』
「、、、なにそれ!」
牢王が興味があるのか身を乗り出す。
『自分で薬を作ってみたんです。』
「それって反動とかないん?」
『、、、あったら困りますね。』
「一気に性欲くるとか!」
『、、、その時はお願いします。』
!?!?!?
ってなってほしい。
それから868のみんなで死ぬほど可愛がって欲しい。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!