✱ mmmr様二次創作注意
✱ 暴力表現あるかも
✱ 仲春様の『明日を見るために』を、参考にしています。(許可もらい済)
─菓子さん視点
絶望的。その一言しか思いつかない。
師匠は意識がないし、茶子はもう…ッ
「あれ、そちらの戦力〜!
全滅じゃないですか?w」
白髪の少女が問う。
「レイラーさんでしたっけ?今から殺す女の名前なんてどうでもいいですけど」
実際私に確実に殺せる術は1つしかない。
だからこう相手を惑わすことしか出来ないのよ…茶子ッごめんなさい…貴方の想いは果たすことは出来ないわ…ッ
「え〜!ただの化け猫ちゃんが私たちに何が出来るって言うんですか〜ッ!?」
こうなったら……ッ!
「ティア、私に……して」
ティアとは師匠に貰った悪魔だ。
こいつを〇〇させれば爆発的な力を得ることが出来る。
「菓子様、そしたら10分程で意識が乗っ取られてしまいますよ。」
「いいから憑依してってばッッ!!」
「……分かりました」
すると体が軽くなっていくのを感じる。
これが……ッ!”あいつの”1配下がこれだけの力を持つのね…ッ!!
「代わりに…ッ師匠の想いだけでもッ!
私がやらなきゃ…ッ!」
─レイラーさん視点
菓子さんの様子が変わる。
元々カールだった髪がストレートになり、黒く染められる。猫耳が無くなるが代わりに角のようなものが生えてくる。瞳はそのままの様に見えたが、よく見ると赤に近いような色になっていた。
「…不思議そうな顔してますね」
菓子さんが私の傍に来て言う。
何故だろうか、反撃ができない……ッ
体が動かない…言葉を発せない…ッ
話そうとしても口をパクパクと動かすだけで声が出ない。
「へ〜、話せないんだ〜ッ」
菓子さんは笑う。狂った様なその笑みは前の菓子さんとは違う悪魔のような笑みを浮かべている。ハッと思い、めめさんの方を見る。
あれ…いない…?いや、いる…
あぁ、《透明視》か…まぁ、状況はお互い同じで、めめさんも身体が動かせないようだ。
諦めかけた時、めめさんの口が開く。
「は”ぁ…ッあ’なた…ッぅ”ッ……せい”ちょ…ッうしたッんじゃ’ない?」
めめさんが話せる事に驚いたが、それよりもティアという人物を知っている事の方が驚いた。めめさんは段々慣れてきたらしく、先程よりも流暢に喋り出す。
「私の配下1強かったもんねぇ…ッ」
めめさんは懐かしいような笑みを浮かべる。
その瞬間菓子さんはハッとした様な顔をして素の菓子さんに戻る。その瞬間先程の菓子さんの様な悪魔が菓子さんの体から出て、めめさんの前に跪く。
「お戻りでしたか、メメント・モリ様。」
「メメント・モリッ!?」
メメント・モリって……ッあの…ッあの…ッ
世界最強で最恐の死神……ッ!?
「ちょっと、この場でその名前を呼ばないで」
菓子さんが混乱、恐怖、驚きが混ざったような顔をしていて、その状況を理解したようにめめさんが発する。
「はぁ……そうです。私がメメント・モリです。貴方の師匠も召喚した者よ。」
菓子さんの師匠……?
あのいえもんって奴か…ッ?
「信じられません。」
「だってまず師匠を召喚した者は黒髪ショートで小さくてって言ってました…」
怖気付いたように震えながら菓子さんがめめさんに反論する。そりゃそうだ。めめ村メンバーである私でも知らなかったのだから、会ったばかりの菓子さんが知るはずもない。
「記憶を改善したんです。」
さらっとチートみたいな能力が出てくる。
この人…私にも内緒にしてたな…
「もうこの際全て言いますが、元々ティアは私の支配下にあったのですが…神と遭遇した上、亡くなりました。多分それをいえもんさんに助けられて降ったのでしょう」
呆れたように言うめめさんと、ただ横で淡々と頷いているティアさん。ていうか神と互角以下でも戦いが成立するって…ッ!
「ティアさんも充分に強いし…ッ」ボソッ
「いえ、私は神と互角でしたよ…ッ
あいつが来るまでは…」
ティアさんがさらっと言ってくる。
この人、心を読めると……
てか、人の妄想に口入れんなッッ‼︎
「あいつって誰ですか?」
めめさんが聞く。めめさんも知らなかったんだと思いつつ私も興味があるので聞き耳を立てる。
「天使ですよ…ッメテヲ、と名乗る…」
私とめめさんはビクッと来て、お互いを見つめ合う。数秒後にコクリと頷き、めめさんが口を開く。
「ティア…詳しく」
🪽切ります!!
メテヲさんとーじょーですね!!
ティアはめめ村のメンバーではなく、
めめさんの支配下にある悪魔です。
いえもんさんへの手紙に、めめさんは
「支配下に置く為」
と、書いてありましたが支配下は
めめ村という解釈でお願いします!
コメント
7件
またあの悲劇が繰り返されるのか…?(仲春様の作品を見てからこっちを見に来た人)
なーるほど?メテヲさんはねぇ強いぞ!