テラーノベル
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────────────ザッザッザッ…
結局あの後、着替えられないとupさんに言ったところ、顔を赤くしながらupさんが部屋を出ていってくれて、平和に着替えられたわけで
今はそれぞれ武器を渡され、upさんに先導してもらい、今回の任務のメンバーが集まる、集合場所に連れて行ってもらっているところだ。
ちなみに、武器は俺もmtwも、銃と刀を渡された。upさんいわく、俺たちが遠距離か近距離どちらが得意なのか分からないから、一応両方渡しておく、らしい
「そろそろ着くよ」
振り返らないまま言われたその言葉に、俺は周りを見渡す。集合場所というわけだから、てっきり椅子とか机とかがある、まあなんかそんな感じの場所を想像していたんだが…
いざ見てみると、全然そんなことはなく、よく分からない近代的…というかもう未来…いや、どう考えても現実味を帯びていない見た目をした機械がドン、と真ん中にあるだけの(全然だけじゃないけど)真っ白な部屋だった
「あ〜、先に誰か来てるっぽいよ〜」
そんなことを言いながら前の方を指さすmtw
「…あ〜…やっぱり私たちが最後かぁ〜」
その言葉を聞いたupさんは少し残念そうに呟くと、小走りでその人達の元へ行く。
これ、集合場所に着くのって競走かなんかしてたのかなぁ…
「あ〜っ!!iemnさん!mtwさ〜ん!」
そのupさんに置いていかれないように俺も小走りで着いていくと、向こうから1人手を振りながら走ってくる人が…あれ、tykさん…?
「tyk…さん!?」
「はい!今回の任務、iemnさんたちと一緒なんですね〜!心強いです!!」
こちらからも声をかけると、嬉しそうに近づいてきて、そのまま手を繋ぎ、引いてくる
特に抵抗もすることなく、tykさんに引っ張られていくと、さっき遠くから見た現実味が無さすぎる、バカデカイ機械の目の前に着く。
そこにはtykさんの他に、kcさんもいて、手を繋いで走ってくる俺たちの方を見て、めっちゃ殺意を出していた。
…やっぱ俺死ぬかも〜
「…tyk、あなたiemnに何かされたの?」
はいもう俺死ぬやん。もうやだ〜…
気づけば足は震えていて、顔からは嫌な汗が滲み出ている。
「?別に何もされてないよ〜?」
それに全く気づいていない様子のtykさんはkcさんに笑って返す
俺はそれどころじゃないんだけどなあ…
「はぁ〜、ほら、イチャイチャしてないで行くよ!」
それを少し離れたところで見ていたupさんはまたもや呆れたように言うと、バカデカイ機械を作動させる。
その瞬間、ウィーンと起動音がし、部屋全体が明るくなる。
すると、機械の真ん中が開き、機械の内側が覗く。そこにはワープホールの様な禍々しい色をした何かがほわほわと浮いていた。
「はい、ここん中に入って〜」
テキパキと、手際よく準備していくその姿はやっぱり指揮官だな〜と思わせるものがあった。
その指示に従って俺はその禍々しいものの中に入る。ちなみに、俺はめっちゃビビってたけど、mtwは特になんとも思っていないようで案外こいつやるやんと思ってしまった。
「ん〜…」
それの中に入る時、怖くて目を瞑ってしまっていたが、upさんの声が聞こえ、目を開ける。
すると、そこは別の次元…世界というか、その間の道みたいな感じになっていて、ずっと見つめていると目がぐるぐるになってしまうので、適度に目線を泳がせながらその声の出処へ歩いていく。
「あ、iemn〜居た〜!良かった〜、はぐれたかと思った」
そんな事を言いながらこちらへ近づいてくるupさん。その後ろにはmtwやtykさん、kcさんもいた。
「upさん、ここは?」
「ここ?まあ次元と次元を繋ぐ廊下みたいなとこ?」
「なんかすごい曖昧…」
そんな会話を交わしながら俺たちは合流する。一応俺の予想は当たっていたらしく、次元と次元の間らしき場所らしい
「しばらくしたら、自動で目的の次元に放り出されるから、そん時は各々で頑張って〜」
「…あ、そういえば、運が悪ければめっちゃ高いところに放り出されるから」
…あ、じゃないよ?!それ俺どうすんの…!せっかく飛行機爆発から生き延びたのに、また同じ状況になったらダメじゃんか…
驚いて、tykさんやkcさんの表情を見るが、2人とも特に驚いてはいないようで…つまり、これが普通ということだろうか…怖すぎでしょここの組織
「うんうん、よく分かったんだけどさ〜、今回の任務の目的って何?」
驚く俺とは対照的に、やっぱりなんとも思っていなさそうなmtwはupさんにそう質問をする。…いや、俺もそれ聞こうと思ってたんだよ?でもさ、それより先に驚くとこがあるじゃんか…
「あ〜、そういえば話してなかったね。今回の任務の目的は、どっかの次元でよくわかんない組織が暴れ回っているらしいので、それをぶちのめしに行こう!って感じ」
いや、確かに分かりやすいけどね?だけどやっぱりそのテキトーさが目立つな〜(そっちの方がいいけど)と思ってしまう
そんなことを話しているうちに、目の前が白く染まっていく。少し不安になってきて、手をぎゅっと握る。
「そろそろだわね、tyk、気をつけなさいね」
そのkcさんの言葉を合図に足元が無くなる。
そして、驚くほど見晴らしが良い高さに俺の体は放り出される。…あと、どうでもいいけど俺たちのことも心配して欲しかったなあ
…ってか、本当に放り出されるんだなあ…
俺にも羽があったら真横を今飛んで行った鳥みたいに飛べるのになあ…
「iemn〜、大丈夫そ〜?」
もう生きることを諦めて現実逃避に花を咲かせていたところ、突然落下が止まる。
顔を上げると、頭につけている伊達メガネが少しズレたmtwの顔があった。…こいつ…有能か?
「あ…ありがと(ご主人様呼びどこいった?)」
mtwはそのまま俺を抱えた状態で大きく羽ばたき、さらに高度を上げる
…!?!?!?いやいやいやいや、こいつはバカなのか!?…せっかく…せっかく生きて地上に降りられると思ったのに…もう鳥すら飛んでない高さから俺今から紐なしバンジーかよ…
「大丈夫〜♪怖くないから〜!だって高いとこからビューンって降りるのって楽しそうじゃん!」
ニコニコしながら、今にも恐怖で意識が吹っ飛びそうな俺にそんなことを言ってくるmtw…やっぱこいつ悪魔だ…
そんなことを思っていると、急にがくっと高度が上がるのが止まる。…っていうか、もうここまでくると酸素薄すぎて俺がタヒにそうなんだけど…..
「….っ!?」
その瞬間、体全体が急降下し始める。…いやいやいや….多分、世界一のジェットコースターでもこんな怖くないよ…
「南無阿弥陀仏…..南無阿弥陀仏….」
よし、これで俺はタヒんでも極楽浄土に行ける!いつでもタヒぬ準備は万端だ!
コメント
10件
やばい!!このままだとiemnが高所恐怖症になってしまう!!
いしら彡nmeiがじ感るす備準(逆さま言葉)
顔赤くするupちゃんかわええなぁぁぁ!?あとiemmさんは…どんまい((