霊夢 次は白桜楼ね、 零疲れてない?
零 疲れては無いので大丈夫です
霊夢 そう?なんか元気なさそうに見えるけど…
零 あー、それは、いろいろ考えてて
霊夢 よかったら聞かせて貰えないかしら
零 ちょっと不思議だなぁっておもって
霊夢 不思議?
零 私には皆さんがこんなに優しくしてくれることが考えられないって言うか…
霊夢 (こんなところにまで影響が…)
霊夢 受け入れられないのは時間の問題かもしれないわね、少しづつでいいのよ。
零 はい、、ありがとうございますニコッ
零は切ない笑顔を見せていた。その姿を見て霊夢は胸が苦しくなった。
零 あそこが白桜楼ですか?
霊夢 えぇ、そうよ行きましょうか
2人は白桜楼の階段を上る。
妖夢 どなたですか?
霊夢 私よ、妖夢
妖夢 霊夢さんでしたか、何かありましたか?
霊夢 紹介したい子がいてね、中に入れてもらえるかしら
妖夢 もちろんですよ、こちらにどうぞ
妖夢に案内されて白桜楼の中へと進む。
零 (落ち着く雰囲気のところだな…)
妖夢 幽々子様、霊夢さんとお連れの方が来てますよ
幽々子 あら、霊夢、、、とその可愛い女の子ははじめましてね
零 はじめましてっ!神代零といいます!
幽々子 そんなに固くならなくていいのよ〜
霊夢 久しぶりね幽々子、今日はこの子の紹介と近々宴会を開くってことを伝えに来たのよ
幽々子 宴会!!!?それは早急に準備しなくちゃね
零 (なんだろう、さっきからこの感じ…なんか苦しい…かも…)
妖夢 零さん?どうかしましたか?顔色が優れないようですが…
霊夢 零?
幽々子 ?
零は体を小刻みに震わせ、呼吸が荒くなっていく
零 ハァッハァッ..!!カホッケホッ…
幽々子 零ちゃん!?
霊夢 どうしたのよ?!
零 ヤダ…痛いのは嫌だ…..
妖夢 零さん!落ち着いてくださいっ!
零 ごめんなさっ…もうやめてくださ…い
パニックを起こす零を、幽々子はそっと抱き寄せる。
零 !??!?
幽々子 大丈夫よ、落ち着いて…
零 ヒュッ…ハァッハァ..ハァ…
零は少しづつ落ち着きを取り戻す
零 ごめんなさいっ幽々子さ…
パタッ
霊夢 零!!!
幽々子 多分大丈夫よ。安心して寝ちゃったのかしらね
霊夢 ふぅ…良かったわ。でもどうして…?
幽々子 分からないけどあの零ちゃんの怯えよう、何かあったのは分かるわ。
妖夢 零さんに何があったんですか?
霊夢 説明中
幽々子 そんなことが…
妖夢 そんなの酷すぎます…
霊夢 今は笑顔になって、少しずつ良くなってると思ったのだけど…
零が気を失ってから30分程度がたった。
零 ん….パチッ
霊夢 零、目が覚めた?具合はどう?
零 大丈夫…です
幽々子 顔色が良くないわよ?
妖夢 いったいどうしたんですか零さん
零 …怖くなって…
霊夢 怖い?
零 今すごく幸せなんです。さっきそう思ってたんです。でも、私にはこんな幸せになる資格なくて、また元の生活に戻るんじゃないかって考えたら怖くて…ガタガタッ
幽々子 そうなのね…でも一つだけ断言出来るわ。零ちゃんにも、幸せになる資格はちゃんとあるわ。
霊夢 そうよ、貴方はここで、幸せになっていいの。過去を忘れなさいとは言わないわ。でも、過去に縛られなくていいのよ。
零 ウッグスッ..!!ありがとう…ございます..!!
妖夢 また何時でもここに来てください。楽しいこといっぱいしましょう!
霊夢 そうよ零。またみんなのとこに行きましょ。みんなあなたを待ってるわ。
零 はいっ!
そして霊夢と零は帰って行った。
幽々子 ふぅ…これで良かったのかしら
妖夢 良かったと思いたいですね…
幽々子 零ちゃんが心から笑える日が来ることを祈るわ…
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