テラーノベル
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チーズスフレ🧀※低浮上
10月25日
戦場の硝煙と、裏切った仲間の悲鳴が、毎夜俺の眠りを脅かす。あの日から俺の夜はいつも冷たく、孤独だった。
ある深夜、悪夢に耐えかねて部屋を出た俺は、薄暗い廊下でうずくまるノートン・キャンベルを見つける。大男が、炭鉱の底に閉じ込められたかのように息を荒らげ、怯えていた。互いの弱みを知られたくない俺たちは、最初こそ険悪に睨み合う。
探「…なんだよ、クソ…見るな。ゴホッ…」
探鉱者はうずくまったまま苦しそうに咳き込んでいる。まるで過呼吸でも起こしているかのように。かなりパニックに見えた。
傭「…おい、大丈夫か?息しろ、息。」
そう言って俺は困惑しながらも慎重に彼に近づき、舌打ちして大きな背中をさすってあげた。すると数分もしないうちに彼の呼吸が整っていき、「はぁ、はぁ」と整った呼吸をするようになった。不本意ながらも放っておけなかった。
探「悪いな…少し悪夢を見たんだ。」
傭「奇遇だな。俺も悪夢を見て部屋を飛び出してきた所だ。」
探鉱者はゆっくり立ち上がり、俺を見下ろした。改めて見るとかなりデカい。鍛えていたのだろうか、彼が荘園に来た際、元鉱夫だという話は少し聞いた。それが関わっているのだろうけど、あえて触れないことにした。
傭「部屋に戻れそうか?まだ顔色悪いぞ。」
探鉱者はバツが悪そうに目を逸らし、後頭部をがしがし掻きながらぶっきらぼうに言った。
探「あぁ…うん。戻れるよ。すまない、余計な時間を取らせた。」
傭「そう。じゃあな、気をつけるんだぞ。」
俺はそれだけ言って踵を返したが、突然ぐいっと手首を掴まれる。反射的に手を上げかけたが、寸前のところで止めた。
探「おっと…殴らないでくれ、危害を与えるつもりはないんだ。あんたの名前、なんて言うの?僕はノートン。ノートン・キャンベル。」
俺は目をぱちくりさせた後、申し訳なさそうに目を逸らして、手首を離してもらった。
傭「…ナワーブ。ナワーブ・サベダーだ。」
ノートンは「ナワーブ…ナワーブ」と暗記するように小さく繰り返したあと、俺の方を見た。少し表情が緩んでいるようにも見える。
探「よろしくね、ナワーブ。同じゲームに参加できることを祈ってるよ。」
そう言ってノートンは俺に背を向け、自分の部屋に戻って行った。足取りが少し軽くなったようにも見える。
コメント
1件
おお、第五人格の二次創作か!いいなこれ。 戦場と炭鉱、それぞれ別の悪夢に悩まされてる二人が、深夜の廊下で偶然出会うっていうシチュエーションがもうエモい。傭兵が「息しろ、息」って背中さするところ、不器用な優しさがにじみ出ててグッときたわ。しかも終盤、ノートンがわざわざ名前聞いて「同じゲームに参加できることを祈ってるよ」って…これからの展開、期待しちゃうじゃん🔥 素敵な二次創作をありがとう!