テラーノベル
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ぬん
続き書いてもらったんで
ちゅたーと
まぜ太「ぶりっ子すんな」
すません🙇♀️
放課後。
終礼のチャイムが鳴る。
けちゃ「……終わった」
教科書を鞄にしまいながら、僕はちらっと隣を見る。
まぜはいつも通り、机に肘をつきながらスマホを見ていた。
でも――。
まぜ太「けちゃ」
けちゃ「ん?」
まぜ太「帰るぞ」
けちゃ「……うん」
昨日までなら、ただの「一緒に帰ろう」だった。
だけど今日は。
恋人になって初めての放課後。
そう思うだけで、なんだか落ち着かない。
教室を出ると、廊下にはまだたくさんの生徒がいる。
けちゃ「……まぜ」
まぜ太「ん?」
けちゃ「学校では……手、繋がない?」
まぜ太「……」
まぜが少しだけ考える。
まぜ太「けちゃは?」
けちゃ「……繋ぎたい」
小さな声で答える。
すると、まぜは何も言わずに僕の手を取った。
けちゃ「……!」
まぜ太「じゃあ繋ぐ」
けちゃ「……恥ずかしくないの?」
まぜ太「恥ずかしい」
けちゃ「即答……」
まぜ太「でも、離したくない」
けちゃ「……っ」
また顔が熱くなる。
まぜ太「顔赤い」
けちゃ「まぜも赤いじゃん!」
まぜ太「うるさい」
けちゃ「ふふっ」
二人で笑いながら、昇降口へ向かう。
その途中――。
ちぐさ「おーい、二人ともー!」
けちゃ「……」
まぜ太「……来たな」
振り返ると、ちぐがこちらに手を振っていた。
ちぐさ「待ってよー!」
けちゃ「ちぐ、部活は?」
ちぐさ「今日は休み!」
ちぐさは僕たちのところまで来ると、繋いだ手を見てニヤッと笑う。
ちぐさ「昼休みからずっと繋いでた?」
けちゃ「繋いでない!」
まぜ太「今だけ」
ちぐさ「今だけねぇ……?」
けちゃ「ちぐ、その顔やめて!」
ちぐさ「だって面白いんだもん」
まぜ太「……ちぐ」
ちぐさ「なに?」
まぜ太「今日、俺たち二人で行くところあるから」
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ちぐさ「……え?」
けちゃ「ま、まぜ!」
ちぐさ「えっ、デート!?」
けちゃ「声大きい!」
ちぐさ「どこ行くの!?」
まぜ太「昨日の店」
ちぐさ「うわぁぁぁ!」
けちゃ「だから声!」
ちぐは楽しそうに笑う。
ちぐさ「じゃあ邪魔しないでおくね!」
けちゃ「う、うん……」
ちぐさ「二人とも、楽しんできて!」
そう言って、ちぐは手を振りながら反対方向へ走っていった。
静かになる。
けちゃ「……行っちゃった」
まぜ太「行ったな」
けちゃ「……」
まぜ太「……」
なんとなく、お互いに顔を見る。
けちゃ「ねえ」
まぜ太「ん?」
けちゃ「……デート、なの?」
まぜ太「え?」
けちゃ「ちぐが言ってたから……」
まぜは少し黙ってから、僕の手を握り直した。
まぜ太「俺は、そのつもりだけど」
けちゃ「……!」
心臓が跳ねる。
けちゃ「……僕も」
まぜ太「じゃあデートな」
けちゃ「うん」
二人で学校を出る。
昨日、告白したあの店へ向かう道。
昨日とは違って、今日は手を繋いでいる。
まぜ太「……なんか不思議だな」
けちゃ「何が?」
まぜ太「昨日は、手繋ぐだけであんなに緊張してたのに」
けちゃ「今日も緊張してるよ」
まぜ太「俺も」
けちゃ「……ほんと?」
まぜ太「ほんと」
まぜは少し笑って、前を見る。
まぜ太「でも、昨日より嬉しい」
けちゃ「……僕も」
しばらく歩く。
やがて、昨日の店が見えてきた。
けちゃ「着いた……」
まぜ太「入る?」
けちゃ「うん」
店の中に入る。
昨日と同じ席。
昨日と同じ景色。
でも、僕たちはもう昨日の僕たちじゃない。
席に座ると、まぜがメニューを開く。
まぜ太「何食べる?」
けちゃ「昨日と同じの」
まぜ太「また?」
けちゃ「だって美味しかったから」
まぜ太「じゃあ俺も同じ」
けちゃ「真似した」
まぜ太「いいだろ」
けちゃ「ふふっ」
注文を終えて、二人きりになる。
さっきまで普通に話せていたのに。
改めて向かい合うと、急に緊張してしまう。
まぜ太「……けちゃ」
けちゃ「なに?」
まぜ太「昨日のこと、覚えてる?」
けちゃ「……覚えてるよ」
まぜ太「そっか」
少しだけ沈黙。
そして、まぜが小さな声で言った。
まぜ太「……告白してくれて、ありがとな」
けちゃ「……!」
けちゃ「僕こそ……」
言葉が詰まる。
けちゃ「好きって言ってくれて、嬉しかった」
まぜ太「……うん」
けちゃ「昨日からずっと、夢みたいで」
まぜ太「俺も」
けちゃ「……まぜ」
まぜ太「ん?」
けちゃ「僕、ちゃんと恋人になれてるかな」
まぜ太「……何それ」
けちゃ「だって、今まで幼なじみだったから」
まぜ太「別に無理して変わらなくていいだろ」
けちゃ「え?」
まぜ太「俺が好きなのは、今までのけちゃだから」
けちゃ「……」
まぜ太「笑ったり、怒ったり、くだらないことで騒いだりするけちゃ」
けちゃ「……うん」
まぜ太「ただ、それに一個増えただけ」
けちゃ「一個?」
まぜ太「俺の恋人」
けちゃ「……っ」
また顔が熱くなる。
まぜ太「だから、今まで通りでいい」
けちゃ「……うん」
まぜ太「でも」
けちゃ「?」
まぜ太「今までより、ちょっとだけ俺のこと意識して」
けちゃ「……もう十分してるよ」
まぜ太「そっか」
まぜが嬉しそうに笑う。
その笑顔を見ていると、胸がいっぱいになる。
料理が運ばれてきても。
僕たちはしばらく顔を見合わせて笑っていた。
――恋人になった初めてのデート。
きっと、この日のことはずっと忘れない。
そして、この日から。
僕たちの「当たり前」は、少しずつ変わっていくことになる。
それが嬉しくて。
僕は繋いだ手を、もう一度ぎゅっと握った。
終わり~.ᐟ.ᐟ
チャッピー天才すぎる
まぜ太「お前と違ってな」
は、.ᐣまぁ確かに足し算無理だし(.ᐣ
まぜ太「足し算分かんないとかヤバ」
人のこと言えないだろ.ᐟ.ᐟ
コメント
4件
今回もよかったぞ! まぜ太さんは掛け算できないけどねー
4話、読み終わりました〜! 恋人同士になって初めての放課後とデート、ドキドキがすごく伝わってきました。 まぜが「今まで通りでいい、ただ一個増えただけ」って言うところ、グッときました…好きな人のそのままでいてほしいっていう優しさ、素敵すぎます。 ちぐの茶々も可愛くて、画面越しにニヤニヤしちゃいました🤭 二人の距離感が変わっていく様子を、引き続き楽しみにしてますね🌷