テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ある日からアラスターはシャットから姿を消した。
シャットだけじゃない
地獄から姿を消した。噂ではエクスターミネーションで天使に殺されたや悪魔に殺されたなど噂があった
でもエクスターミネーションの日もずっと一緒にいた
そうヴォックスに主張した
そしたらシャットが殺したと噂もたった
ヴォックスのテレビは天才だ。直ぐに噂を広める。
この噂を誰が流したかはすぐ分かる。
ヴェルヴェットが流したに違いない。
あの時から私の噂が多くなり私の評判は下がった
まぁ、噂程度だからいいやと思ってる
なんで私から離れたの?アラスター
私何かした?
あなたがいないから眠れないよ
アラスター
戻ってきて
アル
あなたは生きてる。死ぬはずがない
死ぬなら私に殺されてほしいから…
そして7年が過ぎた今
ルシファーの子供 チャーリー・モーニングスターが
ハッピーホテル?とかで悪魔を更生するとかなんとか
シャット「…最近スマホ慣れてきたな…」
ヴォックスからスマホを貰ってからよくスマホ見るようになった。
最近えすえぬえす?でハッピーホテルが話題になっている
シャット「…?」
なんか不思議な感じが
シャット「え…?」
急に目の前が変わった。アラスターの召喚魔法で噂のハッピーホテルに来てしまった。
その時アラスターに抱えられ降ろされる
アラスター「彼女はシャット。私のラジオの相棒でこの地獄で一番美しくて賢くて強い悪魔!」
シャット「え、いきなりなに?」
なんで…なんでアラスターが目の前にいるの?
7年間姿を見せなかったのに
なんで?
アラスター「シャル、こちらがかの有名であなたが大好きなルシファーの娘のチャーリー
彼女は地獄の罪人たちの幸せを願いハッピーホテルをつくりあげた」
そしてチャーリーとかいうホテルの創設者がこちらに寄ってきてシャットの手を持つ
チャーリー「初めまして!私チャーリー!
ホテルの知名度をあげてくれるんでしょ!?」
シャット「…アラスター?」
アラスター「ふふふ」知らん顔
チャーリー「あなたのラジオはいつも聞いてたの!
本当にいい声でホテルの知名度が上がると思うの!」
シャット「…そうですか。それはどうも」
ヴァギー「チャ、チャーリー…いくらチャーリーが聞いてるからって相手はラジオのクレオパトラだよ 」
シャット「……」
またそれか…
チャーリー「…でも更生協力のために来てくれたなら私は誰であってもホテルに歓迎する」
シャット「…いい夢ですね…ルシファーの娘なだけある」
ヴァギーがチャーリーの前に立ちシャットに槍を向ける
ヴァギー「何それ皮肉?
チャーリーに手を出すなら今から刺すから」
シャット「…私の噂を知っていて感謝しますよ」
ヴァギーの槍を受け止める
シャット「……」
そしてハスクがシャットの腕を掴む
ハスク「シャル!やりすぎだ。
こいつらはお前の性格理解してないだけだから」
シャット「…私何もしてないです」
ハスク「しようとしたよな?」
シャット「してないって」
ハスク「まぁ、落ち着け」
シャット「…アラスター…この仕事はできない」
チャーリー「え……」
シャット「だいたいなんで7年ぶりに姿を現したと思えばホテルの知名度をあげて欲しい? 」
ハスク「シャル、まずは話を聞いてやれ
理由も聞かずに判断するのはお前らしくない」
シャット「その相手は私を7年間も黙って私の前から姿を消したんですよ?
そんな相手の話なんて聞けますか?聞く気もない」
シャットの瞳が赤から黒に変わってく
ハスク「悪い!俺が悪いから!悪魔にだけはなるな!」
シャット「あなたは悪くないから!」
ヴァギー「もういい!信用出来ない!今から出てって!」
チャーリー「ちょっとヴァギー!」
シャット「……」
シャットはなにか言いたそうだけどそのまま唇を噛み締めて言葉と怒りを抑えた
そしてそのまま黒い翼を広げて飛び去った
ハスク「あぁ…アラスター何とかしてやれ」
アラスター「あなたのせいでしょ?
ハスク、今からシャットを追いかけなさい、私も後で追いかけるから」
ハスク「はぁ…分かったよ…後でシャットに酒奢ってもらうか…」
アラスター「そうするといい」
ハスク「はぁ…あいつどこにいんだよ…
夜だから見にくい…」
シャット「…なんで追いかけたの?」
後ろから耳元に声が聞こえた
ハスク「驚かすなよ!」
シャット「まぁ、降りようか。
あなたの体重で長時間飛ぶのきついでしょ?」
ハスク「それはお前だろ?」
シャット「殺すぞ」
ハスク「軽いです 」
シャット「…生前もこんな話しましたね」
ハスク「あぁ…いつもこんなんだよ」
シャット「それで?
どうせあの赤坊主に追いかけろって言われたんでしょ?」
「ご名答」
「…追いかけなくていいのに」
「逃げたからな」
「逃げてません」
「嘘つくな」
「嘘じゃないです」
「寂しかったんだろ?」
それには否定ができず目を逸らす
「ったく…面倒なやつ同士が惚れあうと周りにも迷惑かかるな」
「誰も惚れてません」
「じゃあ惚れてないなら自分で話しな」
そして人影が近づいてくる
ハスク「ほら、俺は帰るからあとは二人で楽しみな」
人影はアラスターだった
アラスター「ハスク、いい仕事してくれましたよ」
ハスクの肩をトントンと叩く
そしてハスクが去る
シャット「……」
アラスター「やぁ、シャル。随分探しましたよ」
シャット「…そうですか…
なんで私から離れたんですか?」
アラスター「…ごめん理由は言えない
でも絶対にこれだけは言える」
シャット「…なに?」
アラスター「あなたのこと嫌いになったりめんどくさいとか思ったことないから」
シャット「……」
アラスター「ごめん…不安にさせて…泣かせて…」
シャット「…いえ…私のことを嫌ってないなら…よかった
…ところで質問なのですが…
なんで泣いたと決めつけるんですか?」
アラスター「私が亡くなった時あなた泣いたでしょ?
だからこれも泣くかなぁ?と思って」
シャット「ッ…最低」
アラスター「あなたに言われると全部褒め言葉だよ」
そして二人で地獄を歩く
アラスター「いつの間にか変なガラクタが増えましたね」
シャット「でも携帯?はよく使えますよ。えすえぬえす?はまだ分からないけど」
アラスター「まぁ、現代の技術は私たちには分かりませんよ」
シャット「ですね」
アラスター「…あぁ、仕事の件ですが」
シャット「…あ、それですがどうせあなたとしか仕事できないのでやりますよ」
アラスター「本当?じゃあよろしく」
シャット「明日も呼んでくださいね」
笑顔で手をふる
アラスター「…えぇ、ではお願いします」
いつも可愛らしい本当に…
優しくて可愛らしい笑顔
ヴォックス視点
本当に戻ってきやがった
7年も待たせやがって
いつも7年間の半分はシャルと過した。モニターでもたまに泣いたいた
寂しいだろうと思いスマホもあげたし電話もした
でも何やってもも効果は無い
会う度に笑顔がなくなってくる
SNSでアラスターの記事でも見たのだろ
ヴェルヴェットがなにか企んでいたのは気づいていた。どうにもできなかった。女と女の戦いみたいなもんだからな
何も知らずに突然現れてシャルの顔は明るくなった
「やぁ、シャル」その一言でシャットは目を開いた
いつも話しかけても作り笑いで返されて
無理に笑って
崩れそうになったり
なのに話しただけで笑顔になって
私が7年かけて笑顔を出したかったのに
あいつはすぐに笑顔にさせた
ピコンッ そしてヴォックスのスマホで通知が来た
「ありがとう」
シャットからだった
何がありがとうかはよく分からないけどでも理解はした「アラスターがいない間支えてくれてありがとう」だと
逆にそう言われるとこっちが傷ついてくる