「あなただけは許さないんだから。」
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そう言って彼女は俺を殺した。
こんなに素晴らしい日はない。
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2019年1月19日
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君と出会った日の記念日だ。
俺たちは高校生時代放課後で出会った。
俺が屋上に行くと景色を眺めながら音楽を聴いていた君が居た。
その姿に俺は気を取られてしまった。
それから俺はずっと彼女の姿が頭から離れなくて逆にムカついた。
意味分かんないけど、でもどうしても離れないから君に会いたくて学校中を探し回った。でも君はいなかった。休みなのかと思って俺は諦めて帰ることにした。
_そしたら君が門から歩いてくるのを見掛けた。やっと見つけた。
そしてそれから俺は放課後友達と帰ることも無く一人で帰るようになった。もちろんその子目的で。だけどやっぱりいつも疑問に思う。なんで放課後しか現れないのか。
何か事情があったとしても心配でたまらない。
だから俺は思い切ってその子に話しかけた。
「あ、ねぇ、君ってここの生徒?」
??「そうだけど。何?」
「あ、いやそのなんでいつも放課後に来るのかなぁって…笑」
??「いけない?」
「え、あ、いやいや!!!そうじゃないけど、なんだか心配で…」
「…」
まずかったかな、?さすがにキモイか…??
??「…ふふっ、」
「え?」
??「あ、ごめんね笑あまりにも君が面白くて笑」
「え、あ…うん笑」
__俺は何故か嬉しかった
??「てか君もいつも放課後遅い時間に帰ってるよね? …まさかだけど私目的にいつも遅い時間に帰ってるの?笑」
「え、いや、そんな事はないよ!!!」
「ただ俺は、、その、」
??「…ま、別にいいけどね。」
「あ、うん…」
「あ、ねえ君名前はなんて言うの?」
「私は白井奏」
「奏ちゃんか!」
「あんたの名前は?」
「俺は矢田遥斗」
「はるくんね。」
「うん…笑」
彼女に名前で言って貰えて俺は嬉しかった
「じゃ、また逢おうね。はるくん」
「奏ちゃんも!またね!」
そう言って俺たちはいつも放課後門の近くに言ってはふざけ合ったりしていた。
そういえばそろそろバレンタインだな。
何かあげようかな。
俺は料理だけは完璧だったから何かあの子の好きなものを作ろうと思った。
そして放課後あの子と出会った。
そして俺は咄嗟に聞いた。
「なぁ、もうそろそろバレンタインだろ?何か作ろうと思ってるんだけど好きな物とか苦手なものある?」
「んー、私甘い系とか意外と好きだからチョコとか好きだよ!ただ酸っぱいものとか辛いのは苦手。」
「そっか!じゃあバレンタイン渡すね」
そして俺は帰って研究した。
誰かに向けてバレンタインを作るのは久しぶりだ。
小さい頃家族にバレンタインをよく作ってたなぁ。失敗した物も食べてくれて喜んでたな笑
まぁ、とにかく俺は必死に彼女に向けてバレンタインチョコを作っては友達にも分けた。
もちろん上手くいかなかった物をだけど笑
そしていよいよバレンタイン当日
彼女に渡す日が来た。
俺はこの時彼女の家に向かって直接早めに渡すことにした。もちろん彼女は驚いて喜んでくれた。
あの顔を忘れられない。そして彼女は俺の作った物を食べてくれて「美味しい」と泣きながら食べた。彼女は誰かからのバレンタインは初めてだ。泣くほど嬉しかったらしく俺はこれからも何か作ってあげたいと思った。でも作りすぎはさすがに迷惑かなと控えた。
「バレンタインチョコ美味しい?」
「うん…こんな美味しいもの食べたことない笑」
「良かった笑また作るね!!なんなら沢山作ってあげようか?笑」
「え、いやいや、、流石に迷惑かけすぎると思うから遠慮しとく笑」
「…そっか。まあでも君が喜んでくれて良かった!じゃあ俺帰るね!ホワイトデー楽しみにしてる笑」
「…うん!ホワイトデーは覚悟しといてね笑」
そして俺は家に帰って余ったチョコは家族に分けた。家族の皆にも好評で嬉しかった笑
そしてホワイトデー当日には、
彼女の手作りチョコを食べれる日が来た。
俺は楽しみで心臓が張り裂けそうだった。
でも落ち着かないと…
「あ!はるくん!」
「奏ちゃん!」
「はい!これこの間のチョコのお返し笑」
「うわ!…めっちゃ美味しそう。」
「でしょ?!早速食べてみてよ!」
「いただきまーす」
ザクッ
「…どう?」
「…!」
「…?」
「やばいめっちゃ美味い…」
「…え!ほんと?!やったー!」
「マジでほんとに美味い…」
「じゃあ私もバレンタインの日は必ず作るね!」
「俺だって!ぜってぇ負けねえから笑」
彼女の手作りチョコは今まで食べてきた食べ物よりも最高に美味しかった。
こんなに幸せなのはいつぶりだろう。
そして俺達は時が経って、もちろん高3だった俺らはもうすぐ卒業だった。
2019年3月1日
ついに卒業式。
彼女も卒業式に来るらしいから俺は楽しく卒業できた。
友達とも沢山話して、写真を撮って。
そしてその後に彼女の元に行き沢山話して、写真も撮って、幸せだった。
そしてこの気持ちにも気付いていたから余っ程幸せを感じれた。
…そう、俺は
彼女が好きだ。
まぁ当たり前か…笑
そして俺は彼女の誕生日に告白をするつもりだ。
彼女の誕生日は3月15日。
俺は彼女の好きな勿忘草をあげることにした。喜んでくれるかな。
そして誕生日当日
俺は彼女に花を渡して告白した。
彼女は泣きながら花を受け取り、
「よろしくね…笑」
と彼女は言い俺は彼女を優しく抱きしめた。
告白をしたのは初めてで正直不安だらけだった。でも彼女は俺の告白を受け入れてくれた。こんなにも幸せを実感したことはない。
時間も過ぎていくにしろ、俺たちの愛は変わらない。 何気ない生活をしてきた。
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けど、それよりも俺を興奮させるような出来事があったんだ………。
まだ君達に話したい事が山程あるから…笑
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