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ーー
「失礼しましたぁ…(ガラガラ」
2限目が終わり、体調も回復したため、教室へ戻ることにした。
先生には無理しないこと!!って念押されたけど。
「…げっ、」
教室の後ろのドアからそーっと入ると、やはり、彼が僕の隣の席に座っていた。
「あ!元貴〜おかえり!」
「ただいま。心配かけてごめん、」
「ほんとだよ、すんごい心配したんやからね‥?」
「体調はもう大丈夫なのか?」
「うん。しっかり寝てきたし、大丈夫。」
「それならよかった。」
適当なところで話を切り上げ、自分の席へ座った。
「あ、…大森くん」
「、どうも‥」
「隣の席になりました、若井滉斗です。よろしく!」
「大森、元貴です。よろしく」
何だろう、不思議な感じ。
彼とは初対面なはずなのに、彼のことを、知っているような気がする。
「…」
「…」
まずい、お互いに黙りこくってしまっている。
気まず……。
「‥若井くんは、どこから来たの」
「!! えっとねぇ、東京。で、その前は宮城。」
宮城‥?
実をいうと僕も昔は宮城に住んでて、ばあちゃんに引き取られてから岐阜に引っ越して来たんだよね。
「僕も、昔宮城住んどったんよ。」
「えっ!?マジ!?!?」
「うん、笑 そんな驚く?」
「驚く驚く!!」
なんか‥変な奴、笑
少しだけ、若井くんとの距離が縮まった気がした。
ー
宮城にいってみたい