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13 - 第13話 信じるための言い訳

♥

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2025年03月22日

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後半本当にグロいです





そして…楓さん推しは今から回れ右しましょう…





グロいの大好きだ!推しが苦しむのも好きだ!…という僕の同士はお進みくださいませ





















桃葉side





ー2日目 体育館ー





朝になった…とは分かるけどマットから出る気にはなれない




…クロネさんの気持ちが分かった気がする





でもクロネさんの場合はサボりたいだけだし…





…あの人と同類にされるのは嫌だから出よう





…とにかく今日も朝が始まった





…朝がこれだけ嫌になったのはなんでだろう





…昨日はいろいろあった





2人も死んでゲームが始まって…





…でも現実は変わらない。あと少し頑張らなきゃ





そう活を入れ周りを見渡すと…





薫「…ウィルスが大量発生してますね…」




梓「戻せますか?」





薫「本業ですよ?任せてください」





パソコンを膝に載せている薫さんと後ろから覗いている梓さんがいた





桃葉「おはようございます!どうしました?」





梓「おはようございます。パソコンを見ようとしたんですが…」





梓「ウィルスが大量発生しているらしく…」





おぉ…予想的中…





…まぁつまりは…昨日の続きってことか






…ホワイトハッカーがいてよかったなぁ…





桃葉「頑張ってください!」





薫「ありがとうございます」





私はそれだけ言いあそこへ向かった










2F 2―1





…ここは溜まり場から人が死を選んだ場所へ変わった





楓さんは何も悪くない…でも





…でも…一緒にいることだけが幸せだったんだろうか?





…私には分からないけど…それでも…





…いや、私に言う資格はない





私は外の空気を吸うため教室の窓を開けた





肌寒い風が吹き抜ける





…大丈夫





もう誰も死なせないように…





…でも1つだけ不思議なことがある





疑うわけじゃない。紙1つで変わるようなことじゃない





でも
















どうして昨日クロネさんは嘘をついて日記を捨てた?
















…考えても分かるようなことではないのかもしれない





人間の考える事なんて分からない





心の綺麗な人でも暗くて重くて残虐な心を持っているかもしれない





…クロネさんもそうなのかもしれない





でも…こんな事を考えてしまう私でも…





信じたいんだ





…あの時のことをしっかり説明して…





私を納得させてほしい





…信じるために





あなたを信じるために疑わせてください





…教室のドアが開いた





振り向いてみるとそこには…





綺麗な黒髪に赤目…





クロネ「…やっぱりここにいたか…もうすぐ集合時間だよ」





桃葉「…クロネさん…」





…今言うようなことじゃないか





桃葉「呼びに来てくれてありがとうございます。行きましょうか」





私が彼の横を抜けようとすると…





クロネ「…あの…さ。桃葉」





彼は私を真っ直ぐ見ながら言った





桃葉「はい?」





クロネ「…俺は夜沙月 黒音………ない」





今までの彼では考えられないほど弱々しい声で彼は言った





桃葉「…どうしました?」





私が問いかけると彼は数秒、間を置いた後…





クロネ「…ごめん。やっぱり俺こういう話できないや」





クロネ「行こう。桃葉」





彼は私を追い抜いて体育館(だと思う)に向かってしまった





…また隠されてしまった





…私ではダメですか





あなたの悩みを打ち明けられる人にはなれませんか?










体育館





彼を追って体育館に行くと…





フウリン「…ギリギリセーフ…ですね」





フウリンは私に視線を向けず肩をすくめた





瀬梨「…なんでがっかりそうなの」





フウリン「ただ遅刻になりそうだったのに惜しかったなぁ…と」





…少し嗤っているように見えてしまった





…この人なら平気で笑いそうだけど





フウリン「とにかく…今日も授業を始めましょう。着いてきてください」










校庭





…また校庭…か




…昨日のことを思い出してしまう





…足まだ痛いけど…大丈夫かな





フウリン「今回はドッヂボールです」




フウリンは1つのボールを持って微笑んだ





…この人には笑わないでほしい。本当に(鬼畜だよ桃っち…)





フウリン「6対6で…残り6人はこちらが用意しています」





そう言うのとほぼ同時、灰色の服を着て虚ろな目をした人達が現れた





…嫌な予感しかしない





フウリン「全員にボールを当てたら勝利…元ガイはなしです」





フウリン「…あと…ボールに当たらないようお気をつけて」





固いボールを使っていますから…と彼女は付け足した





フウリン「それでは…じゃんけんしてどっちボールか決めてください」





薫「…じゃんけん強い人います…?」





梓「じゃんけんに強いとかあるんですか?」





薫「…じゃあ運がいい人…」





梓さんの正論(?)パンチで薫さんが凹んでしまった…





クロネ「運悪いですけど…誰もやらないならやりますよ」





クロネさんがおずおずと手を挙げる





堂々としててください…!!!(桃っち機嫌悪い?)





梓「では…お願いします」





フウリン「…決まりましたか?それでは前へ」





コートとコートの境目にクロネさんと敵チームの1人が立つ





フウリン「…さいしょはぐー…じゃんけん…」









パーとチョキでクロネさんが勝った…!?





…すごいな…正直負けるかと…





フウリン「それではそっちボールで…どうぞ」





彼女はボールと言っているであろうものを手渡してきた





薫「…ひっ…!?」





薫さんが短く悲鳴をあげる





…そりゃそうだろう…だって…ボールと言われて渡されたものは…





薫「…い…や…嫌…」





楓さんの生首だったんだから


続く




































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コメント

21

ユーザー

リアルで「ええええええええ!?」って声が出てしまった…… フウリンさん、あんた人の心ないんか……? 人かどうかも怪しいけど……。

ユーザー

ヤバい鳥肌えぐい、、、猫だけが私の癒しだァ、、

ユーザー

ミーッチャッタミチャッタ(((

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