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ーProlog
御伽(おとぎ)の森を知ってるかい?
夜でもぼんやりと明るいその場所を。
光っているのは蛍ではなく妖精だそうだ。 ほら、声が聞こえるでしょう?
彼らの笑い声が。
この森に魅入られたのなら最後、貴方に訪れるのは幸か不幸か…それは森の気まぐれさ。
探してごらん。
その森は貴方をいつでも歓迎致します。
お喋りな精霊と、温かな木漏れ日が。
皆が口を揃えてこう言う。
「夢なんて見るだけ無駄だ」と
「御伽噺など一文にもならない」と。
御伽噺は幼い頃の夢であった。
御伽噺は時が経つにつれ忘れられた。
大人になってからの夢は地位と名誉と富であった。
そのために大人達は毎日オイルまみれになって働いた。
血眼になって富を求めた。名誉を求めた。地位を求めた。
他人の幸福を許しはしなかった。他人の栄光を許しはしなかった。
そんな小さな街に生まれた、吟遊詩人の話。
大人達に夢を語った、詩人の話。
町を救った詩人の話。
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作者のカワズと申します。
開始早々掛け持ちに手をかけた駄作者とは私の事 本当に申し訳ないです…しかもノベル方式…読んでいる方も飽きてしまうかもしれないので…下手ながら、挿絵をつけさせていただきます。
絵はまだまだ修行の身、クオリティは期待しないで頂きたいです…
私からの御提案なのですが…この小説を読む時にはケルト音楽を聞きながら読んで頂くと…よりその世界観に入り込めるかと…ケルト音楽大好きなんです…
カルト宗教ではないです()
“カルト”じゃなくて“ケルト”です!
毎回毎回Prologで1話を使ってしまうのを何とかしたい今日この頃…次から頑張りたいと思います 次回も読んで頂けると嬉しいです…m(_ _)m