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午前0時の告白

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午前0時の告白

3 - 第3話

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2025年07月16日

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「ねえ、なんか最近まろと初兎ちゃん、距離近くね?」

「だよね?いふくんがあんな甘い声で『初兎』って呼ぶのおかしいもん。あれもう完全に彼氏ムーブじゃん」


とある日の夕方、リビングにいたりうらとほとけが耳打ちしあう。


「てか初兎ちゃんもさ、あれ明らかに動揺してるのに否定しないのやばくない?昔の初兎ちゃんなら顔真っ赤にして否定してたよね?」


「……あれは、確実に何かある(確信)」


ソファで雑誌を読んでいたないこがページをめくる手を止めて、ぽつりと言う。


「なあ、今夜0時、ちょっと試してみる?」


その一言で、作戦が動き出した。





深夜・初兎の部屋前


(カチッ)


時計が0時を指した直後——


「初兎ちゃ~ん、今起きてる~?」

「あのさー相談したいことあってさ~」

「一緒に夜食食べよ?」

「てか、いふくんって彼氏だったりする〜?」


「ちょ、やめてやめてやめて!?なんで全員揃ってるの!?まろちゃんどこ!?まろちゃーん!!」


「いふくんは今いないけど~、僕らだけで話そっか♡」


「いやいやいや無理、俺今嘘つけないの!ほんとに無理!何聞かれてもぜんぶ答えちゃうからやめてってば〜〜〜!!」


「それってつまり、やましいことがあるってことだよね?(にやぁ)」


「うるさいりうら!ていうかまろちゃんとのことは誰にも言ってなかったのにぃ……!!」


「言ったァ!!」


「言ったね今!?いふくんとの”こと”ってなに!?付き合ってるの!?付き合ってるの!?!?」


「……0時ジャストに告白された……っていうか、バレて、で、でも、まろちゃんも好きって言ってくれて……で、そのまま、ぎゅーってされて……で……き、キスもされ……っ」


「キスーーーーーーーー!!!!」


「言っちゃダメって思ってたのにぃ〜〜〜〜!!!!」


初兎は布団に突っ伏してバタバタと暴れる。

その姿を、ほとけは転がって笑い、りうらはスマホで録音していた(※悪意しかない)。


「これ明日まろに送っとくね〜♡」


「やめてほんとにやめてぇええええええ!!!」





翌朝


「おはよ……って、どうしたの初兎。顔死んでない?」


いふが初兎の頭を撫でながら、優しく声をかける。


「うぅ……全員にバレた……0時襲撃されて……最悪……りうら録音してた……」


「あー、あれ送られてきたわ。可愛かった」


「うわああああああああああ!!!!」


「安心して、今夜は俺の部屋に閉じ込めとくから」


「まって、それはそれで困る!!それはそれで本音が止まらない!!」


「じゃあ、今夜はずっと聞いてあげるよ。初兎の全部」


「だからそういうセリフやめてって言ってるのおおおおおおお!!」


その日から、“午前0時”は、いふと初兎にとって秘密の時間じゃなくなった。


でも、恋人として、誰にも隠さなくていい時間が始まったのだった。

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