❤️「翔太」
💙「はっ、あっ、あっ…」
時折切ない目でこちらを見ながら翔太は夢中で自慰にふけり、やがて射精した。
俺もそんな翔太に興奮して知らない間に自分で扱き、ほぼ同時に欲を吐いた。
❤️「…俺に見られながらするの、良かった?」
💙「はぁ、はぁ…言わない、お前だって俺に見られて興奮してただろ」
❤️「内緒」
💙「ふん」
そっぽを向かれたけど、顎を引き寄せるとすぐこっちを向いてキスに応じる。ふん、とか言ってたのに唇が離れた後の翔太は人が変わったように素直に抱きついてきた。
💙「涼太ぁ」
❤️「翔太、好きだよ」
💙「ん、俺も」
すっかり綺麗に後始末をしてベッドで寄り添う。
❤️「俺、フラれるの覚悟してたよ」
💙「なんで」
❤️「翔太って目黒の言う事だけ素直に聞くから、目黒が好きなのかと思ってた」
翔太はあぁそれか、と言う顔をした後、バツが悪そうに話し出した。
💙「…阿部ちゃんが」
❤️「え?」
💙「前にめめの言う事適当に流してたら、阿部ちゃんにシメられたから」
❤️「はい?」
💙「めっちゃ怖かったんだからな!阿部ちゃん」
ため息をついて抱きしめる。
❤️「これからは俺が守ってあげるから。その代わり、俺の話もちゃんと聞いてね?」
💙「…わかった」
そうは言ったものの、阿部を怒らせると誰より怖いのは長い付き合いでよく知っている。
眠った翔太を撫でながら、いざその場面になったら阿部をヒートアップさせずにどう翔太を守るかシミュレーションしてみるけど、考えうるどのルートもうまくいかない。
悩み事が片付いたのも束の間、また新たな憂鬱の種を自分でこしらえてしまったなと思いつつ、もう諦めて寝ることにした。
終
コメント
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ゆり組…やばい🤦🏻♀️🤦🏻♀️🤦🏻♀️❤️💙
怒った阿部ちゃんが見たいです、先生🧑🏫