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青い子
海の紅月くらげさん
一つ。
一つの尊き命が誕生した時、その命は、
善又は、悪の役目に振り分けられる。
二つ。
役目の選ばれ方については、神が、その尊き命にふさわしい判断をくだす。
尚、役目の変更はできない。
三つ。
善の役目を託されたものは善となる行為を、
悪の役目を託されたものは悪となる行為を
行うこと。
四つ。
善と悪が、意思疎通してはならない。
善と悪を、区別し、差別すること。
五つ。
なぜ善と悪に分かれているか。
それは、いずれわかることだろう。
この世界のルールはそれだけだった。
一言にまとめてしまえば、
善と悪は一緒にいてはならない。
それだけだ。
悪の役目のものを悪者
善の役目のものを善者
と呼ぶとしよう。
もしルールを破ったやつがいた事がバレた場合、そいつらは善者によって命を絶たれる。
なぜなら、ルールを破ったものの命を絶つことが善者の役目だから。
一方、悪者の方は善者を見かけたらそいつの命を絶つ。
なぜなら、悪者は、善悪ともに意思疎通し、わかり合いたいと思っている。
そのためには、頑なにルールを守る善者が邪魔なのだ。
この世のルールを守るのか
ルールを破ってでも意思疎通するのか。
どちらの考えが正しいかなど、
誰にもわからない。
そして、なぜこのルールがあるのかすら、誰にもわからないのだ。