テラーノベル
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付き合っててらぶらぶのroclです
⚠️
・軍団6人シェアハウス
・krhとgrgnが付き合ってますが、殆どかぷ要素ないです
「rolが全然嫉妬しない」
clcsの真剣な声音を、その場にいた全員がスルーした。
「えぇ、そうなんだ!意外」
「……お前らに相談しようとした僕が間違ってた」
grgnが慌ててフォローに入ったが、時すでに遅し。
「えぇー、ちょっと決めつけんの早くない?」
「拗ねすぎだろ笑」
krhとmrtnは相談に乗る気が一切なさそうなので、clcsの言葉はなにも間違っていない。
こいつらは恋愛相談になんて乗れないのである。
「最近僕によく構ってたのも嫉妬させるため?」
「うん。krh、rolになんか言われたりした?あんま仲良くすんなーとか」
「……いや、特には」
「モノマネ下手すぎだろ」
「mrtnはどっか行ってていいよ」
ごめんてー、と笑うmrtn。反省の色はゼロ。
「……たぶんさ、」
ここで口を開いたのは唯一の良心、grgnである。緑も役に立つというところを見せつけたいところだが、どうだ。
「krhに絡むっていうのがよくないんじゃない?」
「……なんで?」
「言ってなかったんだけど、krhって俺と付き合ってるんだよね」
「え??」
「えそうなの??」
clcsとmrtnの困惑の声が重なった。
「えー言っちゃうの?」
「rolとkuちゃんにバレてんだからもう同じだよ」
「そうだけどさぁ、」
「あーイチャイチャすんな、急にうざく見えてきた」
「ごめんて笑、…そう、だからさ、krhにアタックしてもrolは何も思わないんだと思う」
「なるほど……」
ここにきて人選ミスが発覚した。
今までの努力が水の泡になった気分で、少し呆然とする。あと普通に付き合ってるの知らなかった。え、言ってよ。
「だからさー、kuちゃんとかにしたら?ゲイだし」
「確かにちょうどいいわ」
「誰がゲイ?なんのはなし??」
「お、噂をすれば」
そこにkuがやってきた。本人登場、かなりアツい展開である。
「いや、かくかくしかじか」
「なるほどねぇ、嫉妬されたいんだー、clちゃん可愛いね笑」
「ほら、いきなり口説き始めたし適任じゃない?」
確かに、流れるような『可愛いね』はポイントが高い。
チャラそうゲージはMAXまで急上昇。kuさんは無事にclcsの犠牲となることに決定した。
「じゃあこれから頼みます」
「なにその口調笑」
「俺らもできるだけ援護射撃するね!」
grgnは最後まで良心であった。
*
「あ、rolきたよ」
「わかった」
5人は慌てて話題を変える。
「みんなおるの珍しいな、なにしてんの」
「rolの恐怖政治が怖いって話ー」
「なんそれ笑」
なんとなくそわそわしてしまうku以外の4人。バレないかが心配だが、幸いそれについては触れてこない。
「今日夕飯担当誰やっけ」
「あ、僕だ」
「clcsかー、今日のご飯何にするの?」
「どうしようかな」
「俺手伝おっか?お前1人で包丁持たせたら心配だわ笑」
さっそくkuが名乗り出た。
自然な流れだったのでclcsは一瞬不思議に思ったが、すぐにもう作戦は始まっているのだと理解した。
「確かにclcsってちょっと危なっかしいよね笑」
「わかるー」
「え、そんなに?」
「自覚ないのやばいぞお前、笑」
みなぎこちない表情だが、なにも知らないrolだけが本当に楽しそうに笑っている。
「……じゃあkuちゃんに任せようかな」
料理上手いし、と付け足されたその頼みは、よく考えればとても不自然なものだ。
だって今までclcsは1人で料理をしてきたし、kuも料理がとても上手というわけではない。
rolはそれに気づいているのかいないのか。彼の表情はいつも通りに見える。
……ま、こんなんで嫉妬するならもうしてるよね。
clcsはそう結論づけて、キッチンに向かう。
*
「なんかkuちゃんたち近くない?」
夕飯のあと、kuとclcsはソファで並んで座っている。それはいいのだが、問題はその距離感である。
grgnが大声で_rolに聞こえるようにそう言うと、2人は顔を見合わせた。
「いつも通りでしょ」
「こんくらい普通じゃない?」
「いーや普通じゃない!というか2人なんで一緒のスマホ見てんの、clcsも自分のやつ見ればいいじゃん」
「めんどくさいんだもん」
clcsは頭をkuの肩に預けた。流れるようにイチャついている。
「ぶりっ子がすごい笑」
「mrtnはうるさい」
「酷くない???」
grgnはちら、とrolの様子を伺うが、その表情はいつもと何も変わらない。clcsを見つめる瞳は穏やかなもので。
……これは手強いな、
「grgnお風呂はいろー」
ぐぬぬ、と心の中で唇を噛み締めていると、krhが洗面所からひょっこり顔を出した。
「うわ一緒にはいんの?」
すぐさまmrtnからのヤジが飛んでくる。
「いいでしょ別に」
「お前らが入った後嫌だから俺先入る」
「ニートのくせに一番乗りはありえないから!」
「笑、お前ら揉めんな」
ここでずっと黙っていたrolが口を開いた。なんとなくgrgnとkrhは緊張してしまう。
「間とって俺最初入るわ」
「えー、まぁrolなら仕方ないか」
「この扱いの差ね?」
「当たり前やろ」
「clcs一緒はいる?笑」
冗談まじりのその提案に、clcsは普通に頷きそうになり、慌てて首を横にふる。
「……やだ、」
苦渋の辞退である。
rolはだよなーと言いながら、洗面所へ消えていった。
「……rolってあの感じでほんとに嫉妬しないんだ」
krhが本気で意外そうな表情をしている。
「独占欲強そうなのにね」
「俺も思ってた」
「いや意外と内に秘めるタイプなのかもな」
「あー2人のときに爆発するタイプね」
つまり……そこからは、誰も口にしない。流石に生々しい。
「まぁまぁまぁでも、だいぶイチャイチャはしてたと思うし……流石になんも思ってないってことはないんじゃない?」
なにも喋らないclcsを気遣ってか、grgnは一際大きな声で励ます。
「grgnっていい奴だよなぁ、笑」
「kuちゃんなんで笑ってんの!?馬鹿にしたでしょ!!」
「してねーわ!これ私情の決めつけな」
「ねぇちょっとkuちゃんはgrgnと仲良くしないで!!」
「こいつ小学生みたいなこと言うじゃん……笑」
4人の騒がしい喧騒と、1人の沈黙とともに、夜は更けていく。
*
「clcs」
「……rol」
深夜、他の4人が寝静まったあとで。
廊下でたまたますれ違った2人は、どことなく気まずそうな雰囲気を纏って立ち止まる。
「今日部屋行っていい?」
rolのその提案に、少しだけ胸が高鳴る。
廊下は暗くて表情がよく見えない。声は、いつも通りだけれど。
「いい、けど。なんで?」
「なんとなく」
……rolって、ほんとによくわかんない。
2人でゆっくり歩いてclcsの部屋へ向かう。夜だからか、はたまた気まずさを感じているのか。2人ともなにも喋らない。
「clcsさ、」
部屋に入ると、rolがすぐに口を開く。
「今日はkuチャンネルと仲良くしとったやん」
「…、まぁ」
「この前まではkrhやったし」
clcsはrolの表情を伺うように視線を少しだけ動かす。
「なんか、お前まじで可愛い」
「……は??」
思ってたのと違う言葉を投げかけられて、一瞬思考が停止する。
「か、え?なに、どういう、」
「いや、そのまんまの意味」
「他の人と仲良くしてるのが??」
「うん」
……待ってほんとにわかんないかも、
「だって俺の気引きたいんやろ?笑」
バレている。clcsの頬が少しだけ紅潮した。
「……別に、そういうわけじゃ」
「じゃあなに、ほんまにあいつらとの方が仲良くしたいん」
「ち、違う、」
rolの、何でも見透かしていそうな瞳に見つめられて、嘘を突き通せるわけもなく。
「…だってrolって全然嫉妬してくれないじゃん」
絞り出した声に、rolは笑みをこぼす。
「嫉妬する理由ないもん、お前俺のこと大好きやん笑」
「っ、なにそれ」
「笑、顔あか」
「うるさいうるさい」
clcsはrolをぽかぽか殴る。
「お前が他の奴好きになるわけないってわかっとるから、別に嫉妬とかせんよ」
「えぇ……じゃあ頑張り損じゃん」
「まぁでも俺のこと妬かせたくて必死なんは可愛かったで」
「別に可愛くないし」
「拗ねんな」
ふぅ、と2人は息を吐く。
これで一件落着といったところだろう。
「……あのさ」
寝るか、という雰囲気になったところで、clcsがおずおず口を開く。
「なに?」
「今日、一応準備、してるんだけど」
「……ふーん」
「いやあの、なんとなくね、その、」
言い訳とも言えない言い訳を塞ぐように、唇が重なった。
「!?、ん、っぅ、」
……いきなりなに、心の準備できてないんだけど…!
ばしばし背中を叩くと、rolは名残惜しそうにゆっくり離れていった。
「っぷは、なに、いきなり……」
「……お前まじでかわいい……」
「え、ほんとになに……」
嫉妬してほしくて他の人とこれ見よがしに仲良くして。
夜の展開を期待して。
期待通りにならなくて、結局全部自ら話して。
「寝れると思うなよ?」
「はい……」
その全部が愛おしくて仕方がないのだ。
読んでくださってありがとうございました!!!
独占欲強いrolさんは他の方の作品でいっぱいあるけど、逆にこういう心広めのはあんまないなって思ったんで自給自足です
こういうノベルでセリフ前に絵文字あんまつけたくないんですけどわかりづらいですかね、?
つけて欲しいと思う人いたら言ってください!!
コメント
5件
嫉妬させようとしてるのに逆に拗ねてて可愛い…🫶🏻💕︎︎ りおらさんの心広いのもめっちゃ好きですっ! 絵文字なくても全然わかりやすいです!!! 次もまってます!!✨
流石リオラさーん!!なんでも知ってる〜!! すごく良かったです!! ぐりちゃんとキルハくんの絡みも最高でしたし、みるとんさんの相談乗る気ない感じもすごく良かったです! 次の作品も楽しみにしてます!! 長文失礼しました!
読み終わりました〜!可愛い!!😭💕 clcsがヤキモチ焼かせたくてバレバレの作戦を練ってるのがもう愛おしくて。他のメンバーもノリノリで協力してるのに、rolが「嫉妬する理由ないもん、お前俺のこと大好きやん」って全部見抜いてるのが最高にロマンチックでした…!夜の部屋で「寝れると思うなよ?」って最後に持ってくのも良すぎる。嫉妬しないからこそ伝わる信頼関係がじんわり来ました。また続き読ませてくださいね!