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付き合ってるroclです
⚠️
学パロ
軍団みんな同じ学年
この話の5割くらい名前ない無害モブとclcsが話してる
rolが爆モテしている
clcsがモブ女子に告白されます断ります
ご本人様には一切関係ありません‼️
僕には悩みがある。
「え、あれが噂の?」
「めっっちゃイケメンじゃん!?」
「ちょっと眠そうで可愛い〜〜♡」
「え、待ってこっち見てる、!?」
「まってやばい目合ったかも」
教室の前には大量の女子生徒たち。
みんなが見てる視線の先は、1人の男子生徒。
「rolくんまじかっこよー……」
僕の彼氏の、rol。
すごいイケメンの新入生がいる、って噂になったのが4月。
そこから3ヶ月、その噂の火の勢いは落ちないどころか、加速してる気がする。
噂によればファンクラブもあるらしい。
アイドルなの?
「いやーまじですごいね、rol」
「……うざいだけやろ、」
「ひどくない?せっかくかっこいいーって言ってくれてるのに」
「krhはそんな経験ないもんな、この鬱陶しさはわからんよな」
「普通こんな人気になることないから!!ねーmrtn」
「俺に同意求めたのはなに?悪意?」
「いっちばん経験なさそうな奴に肩組みに行ってる笑笑」
やっとの思いで教室に入ってrolの席に向かうと、いつものメンバーがわちゃわちゃしている。
「お、clcs」
kuちゃんが僕に気づいて手を振りつつ、自然とrolの正面を開けてくれた。
rolと僕が付き合ってるのを知ってるのは、この5人だけ。あの女子たちに知られたら、多分すっごい恨まれるんだろうな。
「……あれなんとかしてよ」
「なんとかできたらもうしとる」
rolのうんざりしきった声。そりゃそっか。
「女子ってそういうとこあるよねー」
「俺の迷惑になっとるってわからへんのかな」
「今grgn女子差別したよね、俺聞き逃してないから」
「さすがkuちゃん、grgnへの当たり強い」
あはは、と笑いつつも、僕の心はまだ曇り模様。
鬱陶しい、なんてこと言いつつ、rolはきっと本気で女の子たちに怒ったりはしたことないんだろうな。
だってrolが本気で怒ったら、ほんとに怖いんだもん。二度と怒らせたくないって思うくらい。
……ほんとは、満更でもない、とかだったら。
そりゃ、可愛い女の子たちにキャーキャー言われて嬉しくない男っていないよ。僕だってたぶんそうなったら、ちょっとは嬉しいと思うし。
「あ、予鈴鳴った」
「次なに?」
「地理」
「よっしゃ」
「mrtnきも、先生が若めの美人だからって露骨に喜んで」
「kuちゃんもあの先生かわいいーとか言ってただろ」
「言っ……たけど!!」
「まじかkuちゃん笑」
「いいだろ別に!!」
予鈴が鳴ると、さっきまでの黄色い声が嘘のように消えて、代わりに熱っぽい視線がrolの方に集中する。
まぁ、当たり前にクラスでもモテモテだしね。
「……clcs、今日帰りどっか寄らん?」
疲れ切ったrolに、疲れ切った声でそう誘われた。
……僕もrolと一緒に帰りたい。けど。
「あー……ごめん、今日放課後用事あって。学校残んないと」
「用事?」
「うん、ちょっと呼び出されて。先生に」
「ふーん」
……嘘。
ほんとはクラスの女子に呼び出されて、まぁ、多分、告白?
rolがいるからもちろん断るけど、普通に気は重い。告白断るのって申し訳なくなるんだよねぇ。
「じゃあ明日」
「うん、わかった」
そこで授業開始を告げる鐘が鳴って、僕も自分の席に向かう。
「お昼休みのあとだと眠いよねー、」
隣の席の女の子が小声でそう話しかけてきた。
「わかる。地理とか絶対寝るよ僕」
「てか都市多すぎるんだけど」
「こんな覚えても意味ないよね、調べれば出てくるし」
「ほんとそれ、clcsわかってるね」
「暗記苦手なんだよね」
「じゃあ理系?」
「いや、理系のほうが無理」
「じゃあ全滅じゃん笑」
席近いと、あんま仲良くない人ともこうやって喋れるの楽しいな。
眠い頭で、あんまり中身のない会話を続けて、言葉が途切れたら先生の話を聞き流す。
授業ってそんなもんだよね。うん。真面目に受けてる人なんて殆どいない、まだ1年生だし。
あ、でも斜め前に座ってるgrgnは真面目に聞いてる。偉いなぁ。めっちゃノート書いてるし。
……と思ったら、なんか課題やってるだけだった。それ次の授業で提出のやつじゃない?
「あと5分だ」
しばらくして、隣からそんな呟きが聞こえた。独り言か僕に言ったのかわかんないけど、一応返事はしておこうかな。
「え、ほんと?意外と早いね」
「ギリ眠気には耐えた」
「ノートとった?」
「いや友達に借りるわ」
「その手があったか、」
「まぁ購買でパン奢らされるけどね笑」
「ノートの対価にしては高くない?」
「だよね、お菓子一個とかで許して欲しい」
話していると5分はあっという間で、すぐにチャイムが鳴った。
先生はすぐに教室から出て行って、教室は一気に賑やかになる。
「んーーっ終わったぁ!」
「あんたずっとclcsくんと話してたよね笑」
「いやだって喋ってくれるもん。多分そこのgrgnは内職ばっかで返事くれないだろうし」
「おい俺のこと巻き込むなよ!これは次提出でやばかったからしゃーないし」
あ、やっぱり。
「笑、あれ意外とgrgnって不真面目?」
「たまたまだからな!」
……rolはなにしてるかな、
近くの席の子たちと話してる。
rolは、明らかに自分のこと好きじゃなさそうな女子とは普通に楽しそうに話すんだよね。
女子嫌いってわけでもないのに、自分のこと見にきてキャーキャー言ってる女子たちのことあんなに鬱陶しがるなんて、よっぽどストレスなんだろうな。
……ま、僕には関係ないや。
*
放課後になった。
「あれ、rolは?」
kuちゃんがカバンを持って僕の席の方に来た。
「もう帰ったよ」
rolの机にはもう荷物はかかっていない。
「はっや。あー、clcsは今日呼び出されてんだっけ?女子に」
「え、なんで知ってんの」
「いや、その女子が話してんの聞いた」
「えぇー……勘弁してよ。rolに聞かれてたらやだな」
「たしかに笑」
もう付き合ってるってみんなに言ったら?、なんて無茶な提案を押しのけて、kuちゃんと別れる。
約束まであと15分とかだけど、もう行っとこうかな。
場所は屋上への階段の前。人少なくて、告白スポットとしてはかなり最適。
……どうやって断るかなぁ。
「あ、clcsくん」
ぼんやり考えていると、後ろから名前を呼ばれた。
僕を呼び出した女子だった。少しだけ硬い表情。
「……はやいね」
「そっちこそ。あのさ」
にこ、と微笑まれた。
「まぁ、呼び出した時点でわかってると思うけど」
「…うん、」
「clcsくんのこと、ずっと好きでした」
まぁ、そうだよね。
普通に男子にモテる子だし、髪型とかメイクとかもちゃんとしてることだし。
客観的に見て、可愛い、と思う。
これ断ったって知られたら、たぶんクラスの男子から大ブーイング食らうだろうなぁ、
「ありがとう、でもごめん」
でも、断る選択肢しか、僕にはない。
「……そ、か」
こっちこそありがと、と言う声は、少し震えている気がした。
……だから嫌なんだよな。こういうの。
「なんで?」
「……好きな人がいる、から」
間違ってはない。うん。だってrolのことは好きだしね。
付き合ってる人いるって言うのもなんか面倒だし、これが最適解でしょ。
「そっか。……じゃあ、またね」
一瞬だけ僕の目を見て、それからすぐに振り向いて、小走りで行ってしまった。
「……はぁ、」
今回はあっさりしてて良かったなぁ、僕も帰ろっかな。
あ、でも今教室戻ったらあの子と鉢合わせるかも。気まずいな。
……ちょっとぶらぶらしとくか。
「お前罪作りやなー、笑」
歩き出そうとした瞬間に、聞き覚えのある声が鼓膜を揺らした。
心臓が止まるような衝撃を感じて、僕はぴたっと立ち止まる。
「…り、rol」
rolだ。本物の。なんで。
「いやーお前みたいな奴が先生に呼び出されるわけないと思ってな?つけてみたらお前告られて嬉しそうにしとるし」
「してないから」
「笑、知っとるよ」
「というか先生に呼び出されるわけないってなに?」
「問題児でも優等生でもないやん」
「……まぁまぁまぁ、そうだね」
「てかそれはどうでもええやろ」
あー、話逸らそうと思ったのにな。
ちら、と表情を伺う。わかりづらいけれど、僕を見ているその瞳は、少しだけ怒りを孕んでいる。
「なんで嘘ついたん?」
若干重い声色の問いかけ。
……ここでまた嘘ついたら、めっちゃキレられるんだろうなぁ。
「だってrol、告白されるとか言ったら怒ると思って」
「いや告白されるのは不可抗力やん?そんな怒らんよ」
「えぇ、そうなんだ」
「俺に隠し事すんなっていっつも言っとるやん」
「そうだけど……ごめん」
言い合いでは勝てないし、そもそも言い合う気もないし。
目を伏せて謝ると、rolのため息が聞こえてきた。
「次はないからな」
「うん」
どこからともなく歩き出す。いつもより、歩速は少し速い。
「お前ほんまにモテるよな」
しばらくしたところで、rolがそう呟いた。
「……いや、rolに言われたくないよ」
「俺のはモテとかじゃないやん」
「モテてるでしょ」
「告白とかはされたことないし」
「そうなの?意外」
そうなんだ。ちょっと安心。
「お前わかりやす、笑」
「え?」
「めちゃくちゃ安心しとるやん」
「……え、僕そんなわかりやすい?」
なんかめっちゃ笑ってるんだけど。これ怒っていいやつ?
「僕がわかりやすいっていうか、rolが察しすぎなだけだと思うけど」
「まぁまぁまぁ、俺お前のことならなんでもわかるし」
「こわー」
「……でもさ、」
さっきまで爆笑してたrolが、急に真顔になって少し目を伏せた。
「お前が女子に言い寄られんのは普通に焦るから。俺にはどうにもできんし」
「……そ、そっか」
rolにしては珍しく、話の脈絡がない気がする。それともrolの中ではちゃんと論理的に繋がってるのかな。わかんないけど。
でもなんか、そんくらい僕のことで悩んでくれてるのは、嬉しいし、同じくらい申し訳ない。
「……あ、のさ」
「なに?」
「やっぱ、言ったほうがいい?僕たちのこと」
「え」
rolは目を見開いた。
僕がずっと、言うのは嫌だって言ってたんだからそりゃ驚くのは当たり前。
「rolはその方がいいでしょ」
「まぁそうやけど……嫌なんやろ」
「嫌……て言うか、普通に、ほら、色々言われたりするのしんどいかなって思ってて」
同性同士、ってやっぱり、気持ち悪がられるわけで。
特にrolは、女の子に人気だった分、落差がすごそうだし。
「clcsが嫌なんやったら言わんくていいよ」
「でも、」
でも、そんなことよりも。
「僕が告白されるの見にきちゃうくらい嫌なんでしょ?僕、rolを不安にさせたくないよ」
rolは何も言わない。
「それに、僕だって嫌だったし。rolがキャーキャー言われるの」
「あ、そうなん?」
「ちょっと嬉しそうにするなよ」
「いやそりゃ嬉しいやろ。お前の嫉妬わかりづらすぎんねん」
「rolのがわかりやすいんだよ」
rolは道端に落ちていた小さな石を蹴った。誰かの家の壁にぶつかって、少し跳ね返る。
「言おか、なら」
「うん」
「ほんまにええの?」
「いいって、……rolがいたら、多分なに言われたって大丈夫」
これは本当。
rolが隣にいてくれれば、関係ない人たちの言葉なんて全部気にも留めないでいられる。
「……せやな。俺も」
「うん、2人で頑張ろ」
「そもそもなんも言われんのが1番やねんけどな」
「だね。まぁkuちゃんたちもいるし大丈夫でしょ」
「あー、確かに」
rolの顔に西陽が当たって、長いまつ毛がキラキラしてる。
それが綺麗で少し見惚れていると、rolと目が合った。見たことないくらい優しい表情で微笑まれる。
「ありがとな」
その言葉に、僕の心がふ、と軽くなった気がした。
2人の影が、長く長く寄り添い合いながら伸びている。
読んでくださってありがとうございました!!!
何が書きたかったんだろうな🤔🤔
爆モテrolと告られるclcs書きてぇ〜!って思ってたらなんか違う話になった
なんか、BLがカミングアウトするしないで悩んでる話好きなんですよね。
あと普通に、モブと話してるclcsを書くのが楽しかったので長くなった
中身ない会話書くの好きなんですよ、わかる人います???
自分語り長くなっちゃったー
また次回も読んでくれたら嬉しいです🫶🏻
コメント
3件
ぐっど&ゴッド作品だ... 更新ありがとうございますっ! これからも、ずっと見ます!!
おおー、clcsの嫉妬や不安がすごく繊細に描かれていて、読んでてこっちまで胸がぎゅっとなりました。特に告白を断る場面の優しさと苦さ、そしてrolに嘘がバレる緊張感がリアルで…。最後の西陽の下での「ありがとな」、あの一言で全部報われる感じがして、二人の絆がグッと深まったのが伝わってきました。カミングアウト決意するラスト、応援したくなります!モブとの何気ない会話も雰囲気あって好きです。