一週間ほどすると季節の変わり目が来て、kz様が体調を崩した。
kz「…ケホッ」
hr〘kz〜大丈夫?〙
kz「ぅん…ゲホッゲホッ」
ヒルさんによると、どうやら環境の変化に弱いらしい。
部屋を清潔に保つために一旦俺の部屋でkz様を寝かせ、kz様の部屋を隅から隅まで大掃除した。
syu「…クシュッ」
si〘syuも風邪?〙
いえ、おそらくホコリかと…
si〘そっか…ほどほどにしなよ?〙
syu(コクンッ(頷
でも、やめる気は無いです。俺はこの仕事に誇りを持っているので。
…ホコリだけに
si〘…うん…頑張って…〙
si〘おかしいな…こんなアホっぽい子だっけ…〙(主がダジャレを言わせたかっただけだよ)
セイさんはブツブツいいながらkz様のところへ向かっていった。
あらかた部屋を片付け終わり、どうしようかと悩んでいた時にラートさんが来て、
rt〘花、摘みにいかない?〙
と、言ってきた。
rt〘風邪によく効く花がここの庭園に咲いているんだ。kzのために摘みに行こ?〙
俺はラートさんと一緒に部屋から出た。そしたら、いつもの薄暗い廊下ではなく、低木や花が生い茂った庭園に出た。
syu「…」
rt〘ついてきて〙
ラートさんについていくと薔薇のようで薔薇ではなく、チューリップのようでチューリップではない宝石の花が咲いていた。
rt〘万能花っていって、これを砕いて飲ませたら治るんだけど…飲ませたい人の瞳の色になんなきゃ治んないんだって〙
kz様の瞳はピンクダイヤモンドのような綺麗な瞳なので、色として表せれるか分からないがとりあえず赤と白の花を採取した。途中、視線を感じ振り向くと水色髪の少年がこちらを見ていた。
rm「…」
syu「…!?」
rt〘syu、隠れるよ〙
俺は人がいないものだと思っていたから驚いて固まってしまったが、ラートさんが言ってくれたおかげでそこから離れることができた。
しばらく見ていたら、緑髪の少年が現れ水色髪の少年とどこかへ向かった。
rt〘帰ろっか〙
syu(コク
低木を通ってkz様の部屋に戻る。ラートさんとヤミさんに調合の手伝いをしてもらって、薬を作った。kz様の食事に混ぜ、口に運ぶ。お粥だけど。
syu(スッ
kz「ぁむ…」(モグモグ
フド(fd)さん…食物の精霊に手伝ってもらいましたが…美味しくできましたかね…
そんなこと考えながら食べさせてたら、kz様が嬉しそうに言ってきた。
kz「syu…ありがと…お粥、美味しい…」
fd〘僕ガ手伝ッタンダヨ〜?美味シイニキマッテルジャ〜ン〙
kz「fdもありがと…」
美味しいといわれ不思議な感覚になっていると、kz様の口元にお粥がついているのに気づいた。両手は塞がっているからどうしよ…
kz「syu…もうd」
syu(ペロッ(口端舐
kz「!?」
kz「…へ?///」
syuがいきなり口の端を舐めてきた。いきなり過ぎてびっくりしているとsyuがなにもなかったかのように心配そうな顔をしてきた。
なんでなにも思わずにできるんだよ///
syu「…?」
syu(コツッ(kz額
kz「!?////」
syu「…?」
kz「へぁ…////」(プシュ∼
kz(パタッ
syu「!?」
え…え?顔が赤かったから熱を測るために近づいただけなのに…倒れてしまった…
俺は意味がわからず、ラートさん達の方を見た。皆さん気まずそうな顔をしている…
〘アラ〜スゴイワネ〜kzチャンノ顔真ッ赤ジャナイ♥コレデ無自覚ナノ〜?〙
ピンク色の精霊が近づいてきた。彼女は恋の精霊らしい。名前は、ラブ(rb)という。
rb〘無自覚ッテ恐ロシイワ〜〙
rb〘安心シテネ、kzチャンハ無事ダカラ〙
syu「?」
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3日後にはkz様はすっかり治っていた。万能花はまだ残っていたので花瓶にさして飾っておいた。
kz「syu、ありがとうね」
kz「俺のためにこんなにしてくれて」
syu(ペコッ
こちらこそ造ってくださりありがとうございます。
とsyuから聞こえてきた。syuが考えていることは全部本当だから全部信用できる。 だから、俺が唯一心を許して信じている。
数週間後あいつが買った奴隷はあいつのお気に入りになっていることを猫から聞いた。
犬を出してその奴隷を連れて来てと命令し、syuには目隠しをして隠し部屋に連れてきてから気絶させてと頼んだ。
kz「どうしようかな…」
fi〘指切ルトカ!〙
精霊達とどうするかを考え隠し部屋で待った。
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kz様に言われた通りヤミさんと廊下で待っていた。廊下は薄暗く、隠れるのに適していたので闇魔法で暗闇に潜んだ。
標的が来たのでひっそりと後ろに行き目隠しをつけ運んだ。
rm「うわッ!?ちょッ…離せッ!?」(ジタバタ(暴
途中蹴られたり噛まれたりもしたけれど、全く痛くなかった。
部屋につき、床に置いたら目隠しが取れてしまったけれどお構いなしに気絶させた。
ヤミさんから首を絞めたほうがいいと言われたのでゆっくり首を絞め、死にそうになったら手を緩める。加減が分からないのですぐ気絶できる調整を繰り返した。
rm「ッあ”…ッふ…ぐッ…」
何回かやった時にkz様が来て
kz「それ以上すると死んじゃうからストップ」
と言われ首を絞めるのを止めた。そしたら、すぐに気絶した。
気絶した彼を椅子へ運び、縛り付け、道具の準備をした。テキパキすぎて怖いとまた精霊達に引かれた。
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最高☆