「亜神くん」
「あしんち」
「亜神」
「亜神さん」
「亜神殿」
ピピピピ…
『夢…か…』
久々に夢を見た
誰かが俺の名を呼ぶ変な夢…
ちょっと気味が悪い
『ぁ…もうこんな時間か』
時計を見ると時刻は午前7時40分
仕事に遅刻してしまう。急いで職場へ行かなければ…
急いで着替えリビングへ
『せめてパンは食って行こうかな…』
妹が生前「朝ごはんは食べないと元気が出ないから絶対食べて!」と言っていた
それを思い出しテーブルの上にあったネ○バターロールの袋を手に取り
中のパンを口に含む
『パサパサ…』
袋を開けてそのまま放置していたからかパサパサしている
などと考えていたら後30分で仕事に遅刻する
『うッ…ゴホッ……ンン゛ご馳走様でした…』
喉に詰まらせながらも完食し、手を合わせる
『いってきます』
誰も居ない家にそう言い俺は家を出た
家から職場は歩いて10分
遅刻まで後5分
俺はダッシュで歩道を駆け抜けた
横断歩道のランプが丁度緑になり
横断歩道を駆け抜けた
つもりだった
いつのまにか俺は浮いていた
車にはねられた事に気づくにはそう時間はかからなかった
直感で感じた
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