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■事務所様、ご本人様、関係者様とは全く関係ございません。
■GⓉΛネタ 秘密結社lr受け
■精神を送るゲームとして扱っています。
■複数人出る時のみセリフの前に lr など表記します。
□exとruの会話シーンとか入れたいよな…と思っていたら止まらなくなりました。ヒーローでも英雄でも、あの世界に入ると思考がギャングになるのめちゃくちゃ良いですよね…。
□あとこれは個人的に笑顔になるところなんですけど…あの世界ではnrは紫髪なので少し違うんですけど…ピンク髪の二人(nrとam)がlr守ってるの良くないですか、私だけですか…。
□ruの笑い方めちゃくちゃ好きだからついつい笑わせてしまう。脳内再生が余裕すぎる。
高いビルの屋上。
そこに俺と、呼び出しに応じて来てくれたエクスさんが座っている。
ex「んで、なにかあった?」
ru「どんな内容だと思います?」
ex「クイズ形式?ヒントも無いの?」
ru「多分、ヒント出したらすぐ分かるっすよ」
雪だるまの下ではどんな顔をしているのだろう。
この人のことだから面倒くせぇみたいな顔は、例え思っていたとしてもしてないだろうからな。
ex「そんな簡単なの?だったら自分で当てたいなー」
ru「ははは、待ちましょうか」
ex「ギャング的な話ならボス同士でするだろうしねー。話し合いのきっかけ作りって意味ならこの状況もなんとなく分からなくもないけど違うでしょ」
ru「何でそう思うんすか?」
ex「こんなところに二人で来なくても、どっちかのアジトに行くなりすればいいだけの話じゃん」
ru「あー…まぁそうっすね」
すげぇ探られてる感じする。
つか、この人は多分ほぼ分かったうえで探りを入れてきている。
そんな気がする。
ex「それ以外でこんな場所でする話って言ったら一つしか思いつかないよ」
ru「むしろ思いつくもんあるんすか」
ほら。
ex「やっとローレンのこと諦めてくれる気になった?」
うわ、す~ごい笑顔で言ってたろ、絶対。
絶対に違うって分かってるくせに笑顔で言ったろ、この人。
ru「いやー、残念ですね。そういう話じゃないんですよー」
こっちも満面の笑みで返してやる。
ru「最終的にはエクっさんと命の取り合いになると思うけど、まぁそこまでの過程を協力しませんかって話っすね」
ex「え、そんな物騒な話だったの?最終的に命の取り合いになるなんてそんなのさぁ」
空気が、
ex「ローレンをどっちが手にするかって話にしか聞こえないけど」
重いな。
ru「…その通りです。まだ確証は得られてませんけど、ロレっさんがバグ対象者の可能性が出てんすよ」
ex「へぇ、それは朗報」
ru「ただ、もしかしたら護衛みたいな感じで なるせ さんとアマルさんがつきそうで。一人が分が悪いかもって」
ex「はー、警察かー。確かにそれは厄介だな」
エクスさんの声が楽しそうだ。
本当に厄介だと思ってんのかな、この人。
いや、思ってるけど純粋にその厄介な状態を楽しもうとしているだけか。
ex「でもさー、命の取り合いにする必要あるかなー」
ru「はい?」
ex「え、だってさ。協力し続けたらローレン捕まえた後も楽でいいじゃん?」
ru「まぁ、それは…そうですけど」
マージでこの人ヤバいわ。
なんて楽しそうな声で
ex「どっちが先にローレンを堕とせるかどうかってだけだよね?」
狂気的なことを言うのだろう。
ex「どっちが先にローレンの初めてを奪うかって点では確かに争うかもしれないけどね。抜け駆け禁止。ローレンを抱く時は二人一緒に。その中でどっちが先に堕とせるかでしょ」
ru「……やーばいですね、アンタ」
ex「あはは、何言ってんの」
姑息な手を使って勝利を勝ち取ろうとするギャングが、フェアに戦うとかマジか。
ex「そんな楽しそうな顔してさぁ。見えなくても分かるし、お前も分かるよね。俺の表情」
その言葉に自然に「ははは」と声が出た。
ru「俺とエクっさん二人相手したら壊れちゃいそうっすね。ロレっさん」
そんなあの人も可愛いだろうなぁなんて考える俺の方がヤバいかもしれない。
ロレっさんは自分の魅力に気付いて、ちゃんと今まで、しっかりと自衛すべきだったんだ。
だからこんな獣に目をつけられる。
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「ふお゛おぉ!?」
「うわっ、びっくりした!!」
突然悪寒がして変な声を出してしまった。
ヘリを操縦しているアマルがびくっと身体を大きく跳ねさせる。
lr「いやごめん。なんか突然寒くて…?」
am「えぇ、何それ。風邪?いや、それは無いか…悪寒ってやつ?」
一瞬機体が傾きはしたが、すぐにアマルが調整して戻してくれる。
nr「やっぱあの時、小柳ロウが察したかな」
lr「いや、それは無いと思うけどね~…降りた後に駆け寄ってきたし。変な話も俺らしてなかったと思うし」
nr「どうですかねー」
後ろの方に乗った なるせ が不満そうな声をあげる。
多分、自分のことなのに危機感無さ過ぎマ!?とかそういうことだと思う。
lr「実際、知ったからって何も変わらんとは思うんよね。小柳がそんなことで距離をとるとも思わないし、何かやってくるとも思わないし。ただ俺が変なプライドみたいなもん持ってて知られたくないって意地になってるだけだし」
言い切ると同時に二人が大きなため息をつく。
はぁ?何?っていうかマジトーンのため息やめろ?
nr「いや、あれは確実に…」
am「無理無理。俺らの気持ちにすら気付かなかった男ですよ、こいつは。最強の鈍感野郎ですよ」
nr「いやそれなー。勘弁してくださいよローレンさーん」
lr「その心配になりすぎてこっちに責任全部押し付けてくるやつやめて?」
お前らみたいな物好きが他にいてたまるか。
そんなことを言ってやりたくなったが、言ったところでまた同じ反応が返ってきそうな気がしたからやめた。
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「よし、じゃあ俺が動こうかな」
そう言って立ち上がるエクスさん。
俺はただそれを静かに見上げる。
ex「小柳は既に会っちゃってるんでしょ?なら探るのは俺の方がいいよね」
ru「そうですね」
ex「小柳はそうだな…いくらかかってもいいよ。良い家探しておいて」
ru「…防音と防犯がよく効いてる以外に条件とかあります?」
ex「ん-」
ずっと座っていて少し固まってしまった体をほぐすようにエクスさんが腕を伸ばす。
そして去り際にこう答えた。
ex「ベッドには柵がついてた方がいいだろうね」
ははは、ヤバすぎだろマジで。
ru「了解でーす。めちゃくちゃ頑丈なのつけてもらいますわ」
俺もアンタも。
待っててくださいね、ロレっさん。
あと少しで迎えに行きますから。
早く俺たちと愛し合いましょ。