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bebe おただいま
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<ぺいんとside>
怒涛の展開が襲うメデューサ号から脱出し、自由を手に入れた俺たちはアジトで衝撃の事実を知った。
pn「……え?」
残り一口になったケーキが、フォークから離れて皿に落ちる。
tr「あれ?ジョンさんとは会わなかった?」
トラゾーがハテナを浮かべた顔で問うてくる。
sn「イヤイヤ、会う訳ないじゃん……僕たち空飛んでんだよ?」
tr「いや~実はさ、エリトラを持って救助して貰う予定だったんだよね!」
「もしかしたら、入れ違いになったのかもしれないけど」
そう言ってトラゾーは、ビートルートスープに口を付ける。
……本当に食い合わせ悪いな、このメニュー。
kr「だから着地地点に向かうって言ってたんだ…」
クロノアさんが納得したように頷きながら言う。
pn「…いや、それでも遅いけどね?」
sn「……、!じゃあ道化師がそれを使って生き残ってる可能性があるかも、……。」
その言葉にハッとした俺は、少し前の出来事を思い出す。
透徹は能力カードがないと、やっぱ上手く出来んな。
tr「……そういや、帰って来て直ぐで悪いんだけどさ、すっかり探偵団に依頼が来てるんけど……」
そう、俺たちは裏の顔で盗賊のPKST団として活躍しているが、表向きには謎をすっかり解き明かす探偵として活動している。
しかしどちらも頻繁に動くことはなく、平和な世の中に合わせて日常組という活動者も行っている。
戻ってきたトラゾーが机の引き出しからガサゴソと取り出した数枚の書類を受け取り、ざっと目を通す。
pn「森の奥にある古い洋館……、?孤児院……それにしては人里離れてるけど」
tr「実はさ、ぺいんと達が帰って来たら息抜きに旅行でもしようと思ってさ、予定してた旅館のオーナーについて調べてたんだけど」
スッと出された新聞を見やると、華やかな装飾を身にまとった見覚えのある人物が立っている。
kr「……これ、ラコロンドじゃない?」
sn「ホントだ……あの時とは人が違うけど、衣装からして、!」
pn「……13年前!?……『元はサーカスやお化け屋敷で賑わっていた』…、…何でこんな古い記事」
tr「匿名でこの屋敷の現状調査をして欲しいって依頼だ。依頼内容としてはそこまで危険な感じはないけど……」
手渡された新聞記事には、森の洋館についての内容と赤い瞳に穏やかな表情を浮かべた、この記事を書いた人であろう女性の写真と名前がプリントされている。
─Cameron Taylor─
そこに書いてある文字を見て、驚いた表情を浮かべながらクロノアさんがいつもより少し大きい声で言った。
kr「トムの妻の名前と同じだ、。」
sn「……、!ホントだ!!確かルビーでしたよね?宝石!、本人かな?」
tr「???…何々?ルビー?知り合い?」
「それでその人結構有名な記者らしくって、この屋敷について話を聞いたんだけど……」
「屋敷に訪れた記者が次々と不自然な死や行方を眩ましているが、揉み消されているのか単なる噂程度に留まっている……とだけ。」
「俺が偵察に行くから、一週間ぐらい経っても戻って来なかったら準備だけしといてよ」
「……まぁ、その前に着いたらすぐ手紙を送るけどさ。」
「何もなかったら終わったあとで旅行にでも行こうよ!」
旅行という言葉に喜ぶ俺たちの様子を見て、トラゾーが呆れたような……いや、からかうような表情で言った。
tr「まぁ、とにかく今日はゆっくり休んでよ。命からがら逃げ出して来たから、トラソの絵画とダイヤの馬の置物、消失したんでしょ?」
pn「ぅ”、生きて帰って来れたんだし!結果オーライよ!」
撮影に関してはトラゾーが撮り溜めていた動画を投稿してくれてたお陰で、変な騒ぎにはなっていないようだった。
それから少しの間の期間は、動画を撮ることに専念した。
【久しぶりの巨匠会で真髄を学びます】
kr「ハイ、おはようございます、こんにちは こんばんは!!……クロノアでございます!」
pn「ぺいんとでございます!」
tr「巨匠の……トラゾーです。」
sn「シャガッ!!(?)」
kr「…………はい、今日はね…アノ…巨匠会の主催者の方に来ていただきました。」
pn「い”や~、巨匠シリーズめっちゃ久しぶり」
kr「実は今日の巨匠はね、二人いらっしゃるんですよ!」
tr「ぇ、あのふざけた挨拶した人も巨匠なんですか?」
kr「あぁ~…巨匠ともなると変わり者は多くなりますから(?)…あの方が巨匠会の主催者ですね!」
tr「えw……そうなの!?w俺脇役?」
pn「イヤイヤ、脇役だなんて、ねぇ??……巨匠は巨匠ですよ!」
kr「じゃあ……ちょっとね、先生を呼び出そうかと思います。」
魔方陣…… 展開!!!
sn「ヒャゥギェシャブショエ”~………パ♪」
pn「ン‥ア゜↑w”ww(マイクから離れる)」
tr「ねぇ、彼ホントに巨匠w、?結構偉い人なんでしょ?w」
pn「これは…、…これは精神統一をwされてますね、w!」
kr「…今日はご乱心ですね……全員巨匠の集まりだからでしょうか?」
tr「ぇね、今日って巨匠会なの??w」
pn「巨匠が……巨匠に……学びを得る……会、です!」
kr「今回はちょっと巨匠界の長の手腕をね!近くで見させてもらって、学ばせて頂けたらと!」
sn「ウン……イイヨ」
pn「いいwの?w良いんですね?…ありがとうございます、!」
sn「アノ……チョト…このキャラwいつまでやればww」
「「www」」
pn「タイミングがね?w」
tr「……早く俺を呼べよ!!!!」
「「wwww」」
kr「え~っ、w ……今回はもう一人!巨匠の…… 「トラゾーです」
「「宜しくお願いしまーす」」
pn「ハイ、ぇではね、始めましょうかね。」
tr「エ、君が仕切るの?!」
ようやく日常組としての歯車が、ゆっくりと動き出した。……筈だった。
フッと意識が戻って目を開くと、閉鎖的な空間が広がる。
pn「……は。」
寝起きの頭でも分かった。此処は牢屋だ。
周りを見渡すとネームタグが見えるので、いつもの三人だろう。
トラゾーは、多分例の森の洋館に偵察に行ってて捕まらなかったんだろう。
……つくづく運の良い奴だな。
俺が考え事をしていると、看守の巡回の足音が聞こえてきた。
▽
「ようやくアジトに戻ってきた三人。」
「いや、二人だけで盛り上がってないで、ルビーって何なの!??」
13年前の記事に書かれていた、怪しい情報と悲劇の昔話……
「じゃ、俺は偵察行ってくるから!ちゃんと待ってろよー!」
「日常がようやく戻ったかと思ったら、え?もう捕まっちゃったの!?」
好奇心と期待、不安がせめぎ合う心情の中現れたのは……
次回
「昨日までの死者。振り出しの監獄で、」
~俺と手の平でshall we dance?~
NV:トラゾー