テラーノベル
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____それからお互い大陸内で起こった出来事、事件などを話し合った。中でもロディオの話が皆んなを驚かせた。
「…って訳さ、今の現状はこんな感じだ」
「マジかよ…」
「………」
ロディオの話はとても残酷で卑劣な話ばっかだった。あのゲルゲベートでさえも引いていた。ゼット、カジュラは呆れた顔をしながら聞いていた、ギニヤは真剣に聞いていた。
「なるほど…よく分かったロディオ、そこまでで良い」
「何言ってんだよゼット!?これから面白くなるってのに…」
「…悪いがロディオ・ナイツ…現時刻を持ってお前との同盟を破棄する」
1人で盛り上がっていたロディオが停止する、いきなりゼットが訳のわからない事を言われたから。その後ロディオは怒鳴りゼットの襟を掴む。
「どう言う事だゼット…!?同盟の破棄だと…冗談にも度があるぞ!!?」
「生憎私たちも同じだ」
「何だと!?」
他の3人も頷き同盟解除の資料がロディオの目の前に置かれる。
「何故だ…何故同盟の破棄なんか!!?」
「今までやってきた事を思い出してみろ…お前衝突戦争で違法改造兵器オーバードを使用した事からだ、ただの改造していないオーバード兵器ならまだしも…改造兵器「ノッカートチップ」は違法だ」
色々な資料と証拠を出して4人がロディオに圧をかける。そこにはカルパルト財団からアオバ・カルパルト直々の手書き文の脅し文がロディオに渡された。
【____貴様は違法改造をし、あのノッカートにも関与した、しらばっくれてもカルパルト財団で調べ済みだ。貴様には経済制裁を受けてもらう。サラファル大陸への物資は供給はしない。大陸ポリス「アバンギャルド」も派遣済みだ。今一度自身がやった事を後悔しろ。】
…っと書いて開いた。
「…あの財団共がぁ
!!!!!!!」
ビリビリと手紙を破き怒鳴る。自身の座っていた椅子を蹴り飛ばした。そしてロディオは苛立ったのか会議から出て行った。扉はバタンっと閉められた。
「ふっ…いい気味だ」
「演技するのも疲れた…」
カジュラが嘲笑して不敵な笑みを浮かべる。ゲルも悪ふざけしていたのは演技だった。
「これからどうするんだギニヤ議会長?五帝王の1人がかけたけどよ…」
ゲルがギニヤに問う、ロディオは武の帝王だったからロディオがいなくなれば五帝王の総力は少し傾いてしまう。
「…心配はいらない、こちらも手を打ってある」
「新たな奴を帝王にするとかか?」
ギニヤはそこまで想定していた。ゼットは「流石だな」と言いギニヤを褒めている。
…あの革命軍の戦火の弟がそろそろ動き出す頃さ