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「まずは友達から」
そんな言葉を発したのはいつぶりだろうか、高校に入学してから数日が経った。色んなヤツとの会話を流してきたが、互いに「気の合うヤツ」と認識出来たヤツがいる。その相手が『両面宿儺』。
「なぁ、アンタって戦闘に興味とかねえ?」
「…急になんだ。まあ、少しはある。」
「えっ、マジ?」
くだらない対話を続けてる内に、やっと見つけた互いの話し相手と暇つぶし。これが運命の出会い…になるのまでは想像していなかった。
「アンタって今日の放課後空いてんの?」
「?何のつもりだ。」
「アンタって強えのかなーって…ダメか?」
放課後。全力で戦いたいという感情をアピールをした相手、ただ純粋な行動に宿儺は深く溜め息を吐く。仕方なく戦ってみることにした。実際のところ、案外強さはあり、それなりに手応えがある。だが強さの差が大きく宿儺が圧勝してしまった。宿儺の凄さに改めてこの気の合うヤツともっと仲良くなりたかったと感じた。
「……アンタって強えのなぁ、!」
「あ。そういや、名前聞いてなかった。なんだっけ?」
「…別に強くなんてない、そこそこの才能があるだけだ。…名前?」
「そ、名刺とかなんかあんだろ。」
そう言われるとポケットからガサゴソと音を立てて何かを探している。イヤホン…スマホ…いや、違う。やっと名刺を見つけた。興味がないのだろうか、かなり奥底に眠っていてボロボロだ。名刺を見せると、キラキラと目を輝かして見ているのが横目でも分かってしまう。そこまで興味を持たれるとこちらもそそられる。名前を聞いてみた、ソイツは『鹿紫雲一』と言うらしい。それから強さについて、強さは孤独なのか……とか。色々話した。
「色んな話聞けて良かった。俺は用事あるから、またな。宿儺」
「…ああ。」
「あ、俺ら友達な。また話そうぜ!」
「…………」
そうして俺達は、友達から始めることになった。
コメント
1件
おお、第1話読み終わったわ!「まずは友達から」ってタイトルからして、これから関係性がどう育っていくのか気になるスタートだね。戦闘描写もテンポ良くて、宿儺と鹿紫雲一の掛け合いがなんか微笑ましかったわ。お互い“強さ”を通じて距離を縮めていく感じ、すごく好き。これからどうなっていくのか続きが楽しみ!🔥