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MADDYさんからのリクエスト品です、リクエストありがとうございました。
◯ATTENTION◯・party noob×pestの小説
・poobは肉体的性別は男性の設定
・BL、仄暗めシリアス
・諸々のガバ許せる人向け
「プーブ…」
ボロボロに崩れたアパートの奥の部屋にある、赤いアスペンの木で埋め尽くされた扉の前で崩れ込んでいるプーブに、ペストは声を掛ける。アスペンの木の目はプーブを凝視していたが、一部の目はペストに反応するように目を向けてきたが、ペストは特に気にせずにプーブの背後に立つと肩を揺らす。
「おい、プーブ、聞いているのか?おい」
ぐらぐらと肩を揺らすが、プーブの目の焦点は合わないまま、虚な目にアスペンの木が写るばかりだ。ペストは軽く溜息を漏らすと、耳元に近付き叫ぶ。
「パーティヌーブ!パーティやるぞ!」
その怒号とも言える声を聞いた途端、プーブの目の焦点は戻り、ハッとした顔になるとぐるりと振り向きペストの手を掴んだ。
「パーティやるの!?というかペスト来てくれたんだ!うれし!パーティやろうやろう!!」
「Fuck no, you moron」
「え!?今なんて!?楽しみって言ったんだよね!!!」
「……はぁ」
日本語の通じないプーブに、ペストは呆れながらも内心ホッとする。あのチキンみたいなヘルパーロボット…ヌルが現れてから、プーブは時折意識がどこかへ行くような、魂が抜けたような様子になる時が増えている。MRの支配力が強まっているのか、また、自我を奪われそうになっているのか、定かではないが影響を受けているのは確実だ。そんな時は大抵大声でパーティに誘えば正気に戻るがいつこれが通用しなくなるのかもわからない。いつ、MRに支配され、器として奪われてしまうのかもわからない。
そのような心配を心の中で蠢かせているペストとは正反対に、プーブはボロボロになったアパートの中の爆速で直す。壊れた家具は修理し、飾り付けも直すと、すぐに飲み物を出す。その素早さに感心しながらも、パーティをやる気など全く無かった。
「…プーブ、お前さ」
「はい!ブログシーあるから飲も!!!」
「……それ、ドクターからやめろって言われてただろ」
「だって美味しいもーん!!!」
そう言いながらプーブはブログシーを飲み始める。ペストも一度飲んだことがあるラズベリーの甘味とモーターオイルのような工業的な味の混ざった不愉快な謎のドリンク、それを美味しそうに飲むプーブを傍目に見ながらも、ペストは話を切り出す。
「……最近、ぼーっとしてる事多いだろ」
「そ、そうかなぁ???」
「…伊達に同じ地下鉄利用してるくらいの仲だからな、それくらいわかるぞ」
「えっそれってトモダチってこと!?!?」
「違う違う…あー、その、はぁ……」
「……その、わかってるよ、最近…心が、どっか行っちゃいそうになって…それで…」
プーブは俯き、色々ボソボソと言う。穢れた神に見初められ、選ばれた者。いつしかは器となるのか、或いは贄となるのか、少なくともあの集団に取り込まれてしまえば碌でもないことになることは確かだ。ペストはずっと、プーブの底抜けに明るく、馬鹿で、愚かで、煩くて、眩しすぎる程に輝いているのが大嫌いで、どこか羨ましくも思っていた。窃盗で生きてきて、虫人間になったせいで刑務所内で実験され、あの寄生虫の女には付き纏われ脱獄した後も奇妙な騒動に巻き込まれ続ける。そんな人生の中だからこそ、天真爛漫で笑顔を浮かべるプーブが妬ましかった。
勿論、彼の笑顔が恐怖を塗り潰すためのものであり、光と思っていたものは闇であったことも、知っている。眩しいと思っていたその輝きは、自我を保つためのものでしかない、作り物であった。パーティを楽しみたい気持ちは本物であるにしても、仄暗いその奥深くのものは隠しきれていなかった。
「……はぁ、プーブ」
「な、なに?あぁごめんね!パーティしよ?」
「…そんなに、あの岩に執着されてるのか」
「……う、うん、そうだね…なんか、ストーキングもされてるし」
「………ならさ」
ペストは嫌そうながらも、どこか熱ったような顔で舌を出し、手で輪っかを作りそれを口元へ持っていく。
「相手が見てらんないくらいになろうぜ?」
「んっ……そ、そんなに強くやらなくったって…」
「そう言いながら勃たせてるのはなんだ?あぁ?」
「…欲しがりさんだね」
「…そういうことにしとくか」
そう言いながらペストはプーブの平均よりも大きく、更にガチガチに強張り熱を持ったペニスを扱く。刑務所時代、あの寄生虫に脳をいじくり回されながらも体の方も上の受刑者共に回され犯されたことも少なくはなかったペストは、まるで娼婦かのように相手を責めるのが上手かった。僅か1分弱でギンと反り立たされたプーブのペストは既に欲しがるように透明な露がダラダラと垂れている。そのままペストは顔を顰めながらも、舌先で鈴口をチロチロと舐める。
れろれろ、ぴちゃり
「んッ…ペストッ…」
隅々まで丁寧に舐めようとするペストに対して、プーブはくすぐったそうに、けれども急かすようにペストのツノを掴むとぐぃっと口の中へ含ませた。
「んぐッ…!」
「もっとちゃんと舐めてッ…!」
「ゔ…ックソッ……ッ」
無理矢理喉奥まで突っ込まされながらも、渋々膨らんだ熱の塊を納め、喉の襞で擦りながら裏筋も舌で舐めていく。プーブのペニスは思ったよりも恥垢が溜まっており、口の中で生臭さが広がる。
ぐっちゅぐちゅ、ぐぽっ、ぬぷ
幾ら顎が強いからとは言え、口の中でより膨らむ其れには思わず砕けてしまいそうになる。それでも自ら腰をぐっと掴んで深くまで吸い付くと、プーブの腰ががくっと痙攣し、やがて口内へ吐精された。
どくっ、どくっ、どろっ
「…んぷっ…ぐぇっ……」
ペストはある程度はごくっと飲み込んだが、青臭さの強い出したての其れには耐えられず、掌へと溢してしまった。
「おぇ…っ…はぁ…ップーブお前…」
「ご、ごめん…えへへ…きもちよくてつい…」
ニコニコと笑いながらそう言うプーブだが、可愛らしいあどけなさのある顔つきに対してやはり下半身の其れは大人の雄の逸物であった。
「……今日はもう盛り合おう、な、ほら」
ペストはそう言いながら服を脱ぐと、ベッドへと転がった。普段はあまり目立たないが、身体は弛んでいる方だ。程よく肉ついた青白い脚や臀部をプーブは妙に色気ついた目で見てしまっている。そのまま触ってみると、むっちりと掌に吸い付いた。
「お前だってヤるのは初めてじゃねぇだろ?ほら、さっさと…挿れろよ、溜まってるもん出しときゃあの狂人共も目を逸らすだろ」
「…積極的だね…ペスト…」
「お前こそ、いっつも口うるさく誘うくせに、ほら、いつも通りヤろうぜ?ケツならいつだって出来るようになってるしな」
そう言われると流石に引き下がれなくなったプーブは、ペストが何処からか取り出したローションをペニスにたっぷり垂らし、そのままうつ伏せになったペストの柔な尻を掴み、燻んだ色をした男の腔へ押し当て挿入した。
ぐちょ、ぐちょっ
「ん…やっぱデカいなお前の…っ」
「なんか前より緩くなったね」
「るせぇッ…ん゛ッ…う゛…♡」
ばちゅっ、ぬちっ、ばちゅんっ
プーブは抽送を行うが、ペストの使い込まれた腸管は締まりはあまりなく、とろりとした腸壁が優しく纏わりつく程度であった。けれどもその肉の吸い付く感覚やふわふわとした感触は意外にも心地良く、オナホのようで蕩けてしまいそうになる。
ぐちゅっ、ばちゅ、ぐりぐりっ
「はぁ…♡ペストの中あったかいよ…♡」
「ちょッそこッ…お゛ッ♡」
ふわとろな中にあった弾力のある前立腺に当たるとガクッと腰が震えたかと思うと、先程までそこまで締まりのなかったアナルにも多少の締め付けるような感覚が出る。そのままプーブは腰をがっしり掴み、徐々に激しく尻肉が揺れる程に何度も打ち付けていると、更に出せと言わんばかりにきゅっと締め付けてきた。
「ん゛お゛ッ♡はッ早く出せよお゛ぉッ♡」
「あっ♡ん♡きもち…いッ♡」
普段のぶっきらぼうな姿に対して今では下品な野太い声を上げて懇願するペストに、プーブは特に違和感も何も感じることなく、快楽だけを感じ、奥へと挿れてぐりぐりと押し込んでいると、やがてふわりと浮かぶような感覚と、甘い電流のようなものが流れた。
「お゛ぉッ♡い゛ッ………♡♡」
びゅくっ、どく、どくん
腰が両者の腰が跳ね上がり、共に宙へ浮くような感覚を感じた後、そのまま重苦しい快楽の余韻が落込む。暫くは挿入したままふわふわと余韻を味わい、溜まっていたものを全てペストの中へと吐き出していたが、それが終わりゆっくりと引き抜くと、どろっと白い濁流がぽっかり空いた孔から流れ出し、シーツを汚した。
「ふぅーッ…ふぅーッ……」
肩で息をしながら、乱れた髪を手櫛で解かすペストは自分の先程まで玩具の様に使われていた孔をくぱぁと開き、そこから注がれ過ぎた精液を掻き出そうとしたが、あまりにも多すぎて出しきれないことを悟ると、諦めてシーツで穴の周りを拭き、そのまま下着とズボンを穿いた。
「……気持ちよかったよ、ペスト」
「そうかいそうかい…はぁ……」
まだまだ元気のありそうなプーブを傍目にペストは疲れ切っていたが、ふと、妙な視線はあまり感じないことには気付いた。もっとも、自分が帰ればまたあの視線はプーブに注がれるであろうが、それでも、今だけは気にせずにいられた。
「…帰るからな」
「えー、後片付け手伝ってくれないのー?」
「一人でやっとけ…俺はもう疲れたんだ」
「まぁいいや…あ、ペスト」
「なんなんだ…ッ」
頬に薄く柔らかな脣が触れる。プーブはペストの頬にキスをすると、そっと抱きしめた。
「……ありがとね」
「……あぁ」
軽く数秒、ペストは怒りもせず、ただ受け止める様に抱き締められた後、笑顔で見送られた。やはりそれまで、あの視線は感じなかった。
「そんなにアタシに見られるのが嫌なワケ?」
そうフォリーは不満げに訊く。エレベーターで偶然二人きりになった瞬間に訊いてきたのだ。
「……当たり前だろ、あのバカだって…」
「はぁ……マジで見てたら唐突におっ始められて最悪だったからねぇ?」
「知らねぇよデブ」
「この虫ケラが…」
そうパチパチと火花を散らしていたが、ふと、フォリーは言う。
「アンタ、なんであのバカをそんなに護りたがる?」
「……絶対に、言わなきゃいけないか?」
「まあ、言わなくったってまた覗けばいいか」
「覗くな…まぁ、強いて言えば」
ペストはそっと、小さな声で言った。
「……俺はどんなに汚い手を使ってでも、光になってやりたいだけだ」
エレベーターが到着する音が鳴る。よくわかっていない様な顔をするフォリーに対して、ペストは入ってきたプレイヤーからコインを掠め取った。
終
コメント
2件
ペスちゃん可愛いねぐへへへへ
最高ですリクエスト応えていただいて本当にありがとうございます!!!!!!!!!😭🫶