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何でこの作品をもっと早く見れなかったんだろうと後悔しているほど好きです!!ありがとうございます…!
好き…( 関西弁喋れる人としては、標準語読むのムズい…( ?
ヤバイ…この作品好きすぎる…続き楽しみに待っております…
平安時代 、私を恋をした 。しかしその恋は私のタイプとはかけ離れていた。しかし、好きになったのだ、
「 菊 。 今日もあそこに行こうよ」
優しく微笑む彼女が好きだ 。
強い彼女が好きだ 。詩を書く彼女が好きだ 。
共に出かける彼女が好きだ 。
花吹雪に打たれる彼女が好きだ 。
川で私に水をかけ 、イタズラげに笑う彼女が好きだ
落ち葉がふる下で鈴と共に舞を舞う彼女が好きだ 。
雪玉を作り、弟君と遊ぶ彼女が好きだ 。
稽古が嫌いで 、よく遊びに出かけてたくさんのものを見せてくれて 、
初めて上げた髪飾りを毎日付けて 、
振り回されがちで 、私と同じく振り回されてしまう。
たくさん 、笑わせてくれる彼女が好きだ 。
「 国たる方が一般人と共に過ごすのは良くないです
お国様は 、人に恋をしては行けません 、
辛くなるのは 、貴方でしょう ?」
嗚呼 、言う通りです 。
「 … 私は 、その残りの時間を大切にしたいのです
私の知らないことを教えてくださる、彼女が好きです。
私は最愛なる者達をこの目で見届けてきた 。
それでも世界は回り続け、死ねぬ私のからだ。
しかし、気持ちには逆らえません 、
申し訳ありません 。」
「 おーーーい!!! きーく!! 」
遠くで私の名を叫ぶ彼女がいる。
「 早く早く!! 」
私の先を走り足をばたつかせて居た 。
「 … ねぇ 、菊 。どうした ?
浮かない顔してるよ 。」
「 … 貴方も 、人ですから 、離れてしまわれるのでしょう ? 」
「 … もう 。何いってんのよ 。
私はずっと傍にいるわ 。私を誰だと思ってんのよ!
山国から来た 、■■様よ!!
アンタを守ってやる為にこの地にやってたの!
だから、そんな泣きそうな顔をしないでよ?
国も人も関係ない!もっとアンタは顔に出せ!」
彼女はひんやりとした白い手で私の頬に両の手で包み込んだ。
彼女の着物からはお日様の匂いがした 。
「 菊をいじめるやつが居たら言いなさい?
私がやっつけてやるわ 。 菊ももっとしゃきっとしなさいよ 。」
彼女か好きだった 。
「 菊 、 ごめんね 、ごめんね 、
1人にさせたくなかった 、ごめんね 、菊 、
守りたかったよ、アンタを守ってやりたかったよぉ」
私を抱きしめて何度も謝る彼女の腹には弓矢が貫通していた。
私の家は火の海に飲み込まれてしまった。
もう何も残らない。残るのは人の焼けた匂いと、
呻き声だけだ。それもいつしか消えてしまう。
大阪さんは、跡形もなく粉々にされた。
彼の指の間接でさえ飛び散っていた。爆竹のせいだ。
爆竹のせいで彼女の片足も喰われてしまった。
私の、最愛なる家族と言える者も、愛する人でさえ今腕の中で息絶えようとしている。
どうしてこうなった、?
私がお国であるからか ?私が国であるからこそか?
私が 、国だから 、周りの人も食われてしまうのか?
強くならねば 、守ることが出来ないのか ?
強くなければ …… ¿
「 k 、 ぅ 、ki 、菊 … 菊ってば 、!」
虫の息の彼女は私の名を呼んだ。
「 … そんな顔 、するんじゃないよ、
私は 、アンタが好きだった 。
…… 初めは 、弟のように思ってたよ、
でもね 、アンタは私の思う人となった、
だから愛したかった、そばに居たかった、
約束守れなくて 、ごめんね 、」
「 酷い人だ 、最期にこんなこと言うなんて 、
私も貴方を愛していたというのに 、
自分勝手すぎますよ 、」
「 共に… 生きたかった… 」
彼女の髪飾りは、金色のはずだったのに真っ赤に染められていた。
彼女を抱きしめた。布のような彼女を 。
「 … 日本さん 、」粉々にされたであろう大阪さんは元に戻っていた。
「やから、言ったでしょうに 、
人との付き合いなど、自分らには…… 、
… ここも危ない 。日本さん逃げましょう 、
アンタも死なへんけど、アンタ自体が壊れてもうたら、この国も終わってまう 、」
「 慎め 。」
「 !? … 日本さッ 、あかん!!!あかんよ!!
あかへん!!戻ってきて!!
ダメや、あかへん、あかんあかんあかんあかんあかんあかんあかんあかんあかんあかんあかんあかん!!!!
大阪ハ私ノ目ヲ塞ゐダ 。止メル鳴 。
私ヲ開放サセヨ 。解ケ 。
「あかへん!!日本はん 戻って!!
戻らなあかへん、!あかん!!国民だけは傷つけたらあかへん !!
…… ッ 、やりたないけど … 許してや 」
五月蝿ゐ 。
「 菊 」
刀を振り上げた時に聞こえた声 、優しく、
____________ あったかい 、
大阪さんは私の頭を抱きしめた 。
私の躰は ……… 何処 ?
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