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りお 81垢
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^^
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あの頃の『私』は本当は誰かに気が付いてほしかったんだろう。
待ち合わせの場所まで向かう電車に揺られながら、私は昔にふと思いを馳せる。
思い出していたのは『本の虫』と呼ばれていた時の私のこと。
当時の私は本の中という空想の中に飛び込むことで、現実に変化を求める私というものを見ないでいた。
周りが誰かと自分自身を比べて、羨むように、私は私を見ないことであの頃を過ごしていたのだろう。
思春期という独特のあの時期…、いや、これから先もきっとあるのかもしれない。
誰かと比べて、羨んだり、勝手に誰かを下に見て自分自身の優位性を保ったり…
それはきっと、背の高い視界の遮られた葉の中だけで過ごしていたら見えない世界。
少し歩みを進めて足を伸ばせば届きそうなとなりの芝生は青々と繁って見えるのかもしれない。
けれど、私から見れば青々と繁って見えるとなりの芝生も本人から見たら悠々自適な快適な環境とは限らないのだろう。
あの日、勇気を出してあの子が私に『貴女は私の憧れです!』と息を弾ませ声を裏返しながら必死に絞り出したあの言葉を懐かしく思い出しながら、今のあの子が待つ場所へと歩みを進める。
コメント
1件
あ〜〜〜〜このエピソード沁みた…!!😭💕 「本の虫」だった頃の自分を振り返るところ、すごく共感しちゃった…。現実から逃げるように本の中に没頭してたの、わかるよ…。でも「隣の芝生は青く見えるけど本人からしたら違うかも」って考え、めっちゃ深い…。 最後の「今のあの子が待つ場所へ」で胸がギュッてなった!続きが気になる…!!🌸