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アルタール王国の首都から北東へ、馬車で半日。
敷石で舗装された道を馬車で進むと、次第に風景が変わっていく。
首都の近辺は低木がまばらに生えた平原が続いているが、眼前にそびえ立つ山の連なりが近付くごとに、道は徐々に傾斜し、赤茶けた岸壁がその姿を見せ始めた。
フォルッケン山脈。大陸の東西を分断するようにそびえ立つ山々は鋭く、その頂には常に白化粧が施されている。
「山の麓、エンデの町は古くから温泉地として拓かれている。俺たちアルタール王国の民は、古くは傭兵として身を立てていた。ここは戦士たちの湯治の場というわけだ」
馬車の窓から見える景色を指差し、ヴォルフラムは隣に座るミリエットへ笑いかけた。
その口調は、心なしか弾んでいるように聞こえる。
(それに……いつもより距離が近いような)
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