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コメント
1件
うわあ、第1話からめっちゃ気になる展開ですね!😊 未来が見えるっていう超能力と、紅葉の下で微笑む少年のビジョンがすごく印象的でした。しかもその少年が後輩の「しょっぴ」くんだって気づく流れ、自然で良かったです。雨の中、傘もささずに子猫の段ボールの前に立ってる姿に思わず声をかけちゃう主人公の優しさも伝わってきました。「噂って信じない方がいいんですね」って笑った顔、私も頭に焼き付きましたよ。これからどんなふうに再会するのか、続きが気になります…!
#mzyb
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⚠︎注意⚠︎
・d!の二次創作です。
・ご本人様とは関係ありません。
・BLあり
・エセ関西弁あり
・攻め受け関係ない感じ
kn視点
真っ赤な紅葉の木の下。
少し冷たい風が肌を伝う。
高校の制服を着た少年がしゃがみこみ、
「ピコ」
柔らかい声で腕を広げる。
黒猫が一声鳴き、少年の腕へ飛び込む。
その時、微笑んだ少年の顔が頭から焼き付いて離れない。
ーー知らないはずなのに。
ut ) お〜い、しんま。聞いてる?
声と同時に、現実へ引き戻される。
ざわめく講義室。
むわっとした真夏の空気。
隣には、友人の鬱先生がいる。
kn ) あ〜、ごめん。なんの話やったっけ?
大先生は呆れたようにため息をつく。
ut ) お前、たまにぼーっとしとるよな。
kn ) え?そーかな?
ut ) …なんか隠してることあるやろ。
kn ) はあ?
何を言い出すかと思えば、
流石、俺の相棒だ。
かんは鋭い。
ut ) 例えば、生まれた時から超能力があって未来が見えるとかさ。笑
kn ) え…
思わず、声が漏れる。
かん鋭いレベルちゃうやろ。
講義室のざわめいた声だけが少し、二人の間に響く。
ut ) じょ、冗談なんやけど…?
kn ) お、お前、漫画の読みすぎやって!んなこと現実にあるわけないやろ!笑
ut ) …そーだよな!一瞬お前固まったからビビったわw
笑いながら受け答えする。
だが、内心は全然笑えてない。
それ以上に心臓がばくばくと跳ねている。
暑さか 緊張のせいか分からない汗が頬を伝う。
ut ) あっ、そういや。これ。
何か思い出したかのように、渡される。
手のひらには、真っ白な箱が置かれた。
キャスター、まろやかでほんのり甘い人気な煙草の一つだ。
ut ) まえにメビウス貰ったからその返し。
kn ) あー確かに、そんなことあったな。でもこれ、甘すぎるから最近あんま吸わへんねん。
ut ) んなこと知ってるわ。残念なことに、俺メビウス好きじゃないねん。だからや。
つまり、好きじゃない煙草を貰ったから、相手にも好きじゃない煙草を返す。
これが正真正銘のクズやな。
kn ) まーたまには甘いのもええかあ。
ut ) いや、ほんまにおすすめ。
講義終了を知らせるチャイムが鳴る。
周囲の学生たちが、だるそうに立ち上がっていく。
ut ) じゃ、もう行くわ。
kn ) おー、デート楽しんでこいよ。
ut ) ちょ、お前なんでそれ知ってんねん!…まーええか。
ええんかい。
軽く手を振りながら、大先生は出ていく。
もちろん、大先生は今日デートすることを誰にも言っていない。
俺が知っていたのは未来を見たからや。
て言っても、自分が見たい時に見れるのではない。
いつの間にか、の方が合ってるかな。
kn ) はーっ、帰るか。
かばんを背負い、外に出る。
高校の制服。
紅葉。
黒い猫。
妙に胸に引っかかって離れない。
ぽつり、と頬に雨粒が落ちる。
その数秒後には、土砂降りへと変わる。
やっぱ梅雨の時期やな。
傘持ってきといてよかったあ。
これデート大丈夫なんか。
そんなことを考えながら、いつの間にか、いつもと違う道を歩いていた。
kn ) あれ、あっこれ反対方向やんけ!
目の前には大きな学校がある。
昔、通っていた高校だ。
しまった、俺としたことが考え事してると懐かしいとこに来てまうんやな。
戻ろうとするが、校門の前に人影が見えた。
土砂降りの中、傘をささずに俯いている。
その足元には小さなダンボール。
『拾ってあげてください。』
中から小さく鳴く子猫の声。
気づけば、少年と猫を覆うように傘を差し出していた。
kn ) こんなとこでなにしてんの。
少年はびっくりしたように顔を上げる。
shp ) …なんですか。あんたには関係ないでしょ。
思ったより、冷たい声。
それでも話し続ける。
kn ) こんなとこで傘ささずに突っ立ってたら、そりゃ気になるやろ。
shp ) ………
少年は何も返さない。
kn ) この猫、拾わへんの?
話を変えてみると、少年は口を開けた。
shp ) 別に、猫好きじゃないんで。
kn ) ふ〜ん。じゃ、俺が拾ってくわ。
shp ) え、
kn ) なんや。だめなの?
shp ) だめじゃ、ないです…
安心したような、警戒してるような、複雑な表情を見せる。
kn ) お前、名前は?
少年は少し考える素振りをし、手に持っていた紺色の箱をちらりと見る。
shp ) …しょっぴ。
kn ) え、ほんまに日本人?
思わず、心の声が漏れてしまった。
shp ) …人の名前にそれは失礼じゃないすか?
kn ) え、あー確かに…ごめん。
ショッピは少し目を見開く。
shp ) …こねしまさん、ですよね?
kn ) え!なんで知ってんの!?
shp ) …学校で有名ですよ。金髪でうるさくて不良だって。
kn ) あ〜、でもそれって悪口ちゃう?
shp ) え、いや…そうなんじゃないすか…
kn ) そこは否定しとけや。
するとショッピはふっと笑う。
shp ) 全然真反対やん笑
そう言うと、背中を向けて傘から出ていく。
kn ) あ、おい!濡れるやろ!
shp ) もう濡れてるんで。
ショッピはもう一回振り返る。
shp ) 噂ってやっぱ信じない方が良いんですね。
kn ) え…
どんどんショッピとの距離が遠くなる。
さっきの笑った顔が頭から離れなくて、
どこかで見たことある気がして、
あっ、さっきの未来で見たやつか。
そう気づいた時にはショッピの姿がもうなかった。
kn ) はーっ、つかれたあ…っ
ぼそっと呟きながらソファにダイブする。
隣には元気そうに鳴く黒い子猫。
さっきコンビニで買ったキャットフードを前に差し出す。
鼻を少し近づけてからゆっくり食べだした。
kn ) よっぽど腹減ってたんやなあ。それに風呂入ったらこんな綺麗になってもうて。お前ショッピに飼ってもらってたんか?
そう聞くが、猫はそのまま食べ続ける。
kn ) …聞いても分からんか。
じっと子猫を見つめる。
ショッピ…かあ。
多分、未来で見たやつと一緒だよな。
この猫もいたし。
あっ、何年生なんやろ。
年齢によっては、俺急に話しかけてきたおっさんやん。
いや、まだお兄さんか。
それに…
kn ) あいつ煙草持ってたよな…?
紺色の箱の煙草といえば、ショートピース。
もし高3だとしても、まだ早いやろ。
次会った時言っとかな…
ってどこ住んでんのかも分からへんのに。
kn ) いつまた会えるかなあ…
自分はこういうギャグ系めちゃ好き