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3話
“人が溺れていた”
いや、理解するのに時間がかかった。
情報が追いついた時には咄嗟に君を止めてしまったんだ。
大森) ッ! 若井っ行っちゃダメっ!
若井) 大丈夫。元貴は待ってて、此処で。
すく戻ってくるから(笑顔)
若井らしかった。
無茶な事をしてまで人を助ける。
その笑顔。自分だって「怖い」って思っていた癖に。
大森) 不安でしかないよっ若井
僕はただ突っ立っている事しか出来なかった。
怖かったんだ。
もしかすると大切な人が消えてしまうのではないかと。
恐怖でしかなかったんだ。
“その恐怖が本当になってしまうなんて”
助かったんだ。
誰がって?
“溺れていた人が”だよ。
助けたんだ。若井が、
でもさっ、、。
助からなかったんだ。若井はッ。
いや生きてる。
心臓も動いてるッ
だけど言われたんだ。
*医者に。*
*彼は* “脳死した” って
次話に続く