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体育用の靴に履き替えたあおいはみんなのいるグラウンドへ小走りで向かっていった。
途中、誰にも見えない校庭の片隅でオムツがチラ見していないか再確認して…
グラウンドに着くと幸い先生は来ていなくギリギリセーフとゆうところだった。
まもなく到着した先生に指示され列に並び体育座りをする。
オムツをあてているのでどうも座り心地が悪い。
おむつカバーのマジックテープが気になるもののモジモジもしていられないので先生の話で気分をかえることにする。
話が終わったところで、ラジオ体操をする。
最近の学校はしないところもあるようだけどあおいのところはいまだにラジオ体操だ。
前かがみや後ろに反ったりするとオムツが強調される気がする。
ラジオ体操が終わるとグラウンドを周回する。
発達の遅いあおいはこれが苦痛だ。
身体が小さいせいでどうしても遅れをとってしまう。
半周も走らないうちにみんなからだいぶ遅れてしまった。
と少し走ると、小さな集団がいるのが見えた。
なんだろうとそのまま走っていると、幼稚園児と保育士さんだった。
オムツをしているあおいは、やだ！みないで！といつもよりペースを上げた。
と、そのせいで足がもつれ前かがみに転んでしまった。
転んだのは幼稚園児たちの目の前だったが体育の先生は転んだことに気づいていないようだった。
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