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コメント
4件
うわー、ガチ最高︎︎👍 なんやかんやこの作品好きなんよね🤭侑がこんなに治のこと考えてるのほんとに恋って感じがして最高だわ🥰こういうの考えれるのってやっぱ天才だよね👏私、ネタ切れでヤバい…😭考えとかないと、、🤔 続き楽しみにしてます😊
何気に自己紹介も投稿しなきゃだった...新作までの道のりは長いわ🙄
こっちの投稿久しぶりだあ!やった😊💕 やっぱRanすれ違い系書くのうますぎる…今回もめちゃめちゃ最高やった!🫶🫶💕 侑が可愛すぎるーっ!!2人してすれ違ってるから見てるのおもしろい笑 両片思い美味しい😋(?) 続き楽しみにしてまーす!!🙌💕
侑視点
「あれ?侑じゃん」
「ん?」
いつもと違う通学路で少し混乱していたところに、運良く角名登場。
「なんで今日はおに宮の方から来たの?」
「あーっと..実はな、昨日治のとこでお泊まりしたんや」
昨日の出来事が一気に脳内に流れ込む。ドキドキしたりムカムカしたり、ほんま忙しかったで、昨日は。
「へー、よかったじゃん。なんか進展あった?」
「ない…治、彼女おるかも」
「え、それほんと?」
角名は少し驚いたようで、目を大きくしてこちらを見てきた。
「治に聞いたわけちゃうけど…女のもんがあったんやもん」
「えー、でも、治さん?のSNSひと通り見たけどさ、彼女と一緒の写真とか1枚もなかったよ?」
「え、角名治のSNS調べたん..?もしかして治のこと…」
「違うわバカ。侑のために調べたんだよ。それに毎日治、治って、治さんの話ばっかするし。そりゃ気になるでしょ?」
「確かにそやな 」
「元カノの物とか?」
「そんなん持っとく意味あるか?治に限ってそれはないわ」
「…..未練..?」
未練。呟くような小さな声だったが、角名の口から確かにでた言葉。治なら有り得なくないと思ってしまった。治は結構一途なのだ。短い時間だったが、近くにいた俺にはわかる。小さいころから飯を愛し、そしてそれを仕事にした。好きなことには一直線に突き進む。
「そぉかも…」
「ぁ、いや、侑、これは可能性の話だからね?たまたま持ってるだけかもだし… 」
「角名…俺もう立ち直れへん..(泣」
「あーぁ….」
治のせいで朝から気分だだ下がりや…
その後の朝練でも集中できず、北さんにはドヤされ、終いには監督にまで怒られる始末。
俺、治のことで影響受けすぎやろ…。こんなちょこっとしたことでプレーに影響がでているようじゃ、強豪校のセッターとして不甲斐ない。
かといって、簡単に解決できるようなことではないし…
「侑、ちょっとええか」
「えっ、北さん..?」
昼休み、購買に行こうと教室を出た矢先、バレー部主将である、北さんに話しかけられた。今まで日常生活では、部活のことしか話したことがなかったので今回もそうかと思いきや、どうやら違うらしい。
「すまんな、昼休みの時間削って。侑の朝練の様子見てて、なんかあったんか思ってな。早合点やったらすまんな」
「…いや、ほんまにしょうもないことで…迷惑かけてすんません 」
「…それ、ほんまにしょうもないことなん?侑は良くも悪くも周りに影響されにくい性格やと思っとったけど、その侑がバレー上手くできんくなるほど、その何かに影響されてんねんで?侑にとっては大事なことなんやない?」
「!」
北さんの言葉に圧倒された。まったくその通りだ。北さんの観察眼と洞察力を改めてすごいと思った。
「….ありがとうございます。俺、頑張ってみます」
「侑が元気ないと、なんやこっちまで気分下がるからな。頑張り(微笑む」
「はい!!相談のってくれてほんまにありがとうございました!」
「ええて、お礼されるほどのことしてへんから」
北さんのおかげで、大事なことに気づくことができた。感謝の気持ちを込めて再度北さんにお礼を言った。
治からはっきりとした言葉を貰おう。そしたらきっと、この気持ちとも綺麗さっぱりさよならできるはずだ。
放課後になった。今日は体育館が点検日で使えず、部活がない。
早く治と話したい。いてもたっても居られなくなって帰り道を走って帰った。
「おかんッ!!」
「侑?おかえり、今日早かったやん。部活無かったん?」
「なぁ、今日も治のとこ泊まってええ?」
「治?あぁ、ちょうどええわ。さっき職場の人に呼ばれてなぁ、おかん仕事行かなあかんねん。身内だとしても、迷惑かけるんやないで」
「わかっとる!!じゃあ行ってくる!」
「ちょっと、侑待ちいや!着替えくらい持ってき!」
「治から借りるからええー!」
学校の荷物を放り投げて、おに宮へと走った。
すぐ息が切れるような速さではなかった。治に拒絶されたくない、厳しい言葉を聞きたくないと心のどこかで思っていたからだと思う。
でもここでけじめをつけなければ、大人になっても引きずることになるだろう。
(治、お願いやから…)
がらがらっ
「お、侑。待ってたで。そこ座り 」
店にいたのは2、3人の幅広い世代のお客さん。誰も座っていなかったカウンターに誘導された。
「この前はもてなしてやれんくてすまんかった。代わりと言ったらあれやけど、今日は好きなもん握ってやるから堪忍な」
「じゃあ、ネギトロと..昆布がええ。あとピリ辛キュウリも食いたい」
「それだけで足りるか?」
「おん、大丈夫や。…あとどんくらいで店閉める?」
「お客さんが帰ってからやし、正確な時間は分からんけど…大体あと1時間くらいやな」
じゃあ、その1時間で風呂まで済ませておこう。
「ほい、ネギトロ」
「おー、うまそ。いただきまーす」
あむっ、パリパリっ
パリパリと弾ける海苔。ほかほかのコメ。程よく味付けされたトロとネギが絶妙にマッチしている。
「うま…ふふっ..」
自然と笑みがこぼれてしまうような、そんな美味しさだ。
「どお?」
「めっちゃ美味いで。ちょー美味い」
「そらよかったわ。ほい昆布も」
昆布はまたちがう美味しさがあった。濃すぎない味付けに、おに宮の特製感がでている。文句なしの味だ。
「そんなに美味い?」
「あ?..そら美味いけど、なに?」
「美味しいって顔に出とったから。可愛ええな思て(微笑む」
トクンと心臓がはねた。これはずるい、不意打ちすぎる。丹精込めて作られたおにぎりや、その笑い方から、温かさが痛いほど伝わってきた。あかん、好き。諦められん。でも、諦めんと。
「そういうの、変に勘違いされるで。治なら尚更。本当にそう思った時だけ言いや」
「…わかっとるよ」
じゃあ言うなや、とは言えず、言葉になる寸前で飲み込む。治の温かさはいつの間にか冷めきってしまっていた。
「侑はまだそのままええよ。いつかわからせたるから」
「はぁ?なんやねん、それ」
恐怖とまではいかないが、少し身構えてしまうような感覚。性的な意味ともとれるその言葉の本当の意味は分からなかった。
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全然投稿出来なかった😭まじでごめんない、色々あったんです…
こっちの投稿は8月3日から更新できてなかったので、1ヶ月半ぶりですね!
完結させるのは完全自己満です
このお話はあと1話で完結予定です✨で、それが終わったら「𓏸𓏸×治侑」のリク2つをやって、「ホントノキモチ_.」の続編やって、その後新作出す予定です!
本当にいつになるかわからん🫠
気長に待っててくれたら嬉しいです🙌
NEXT♡500