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関西弁が、あるんです
kgtのキャラ崩壊してるかも
wnkg
wn「」
kg『』
他あり
ずっとwn視点
「今日も任務完了〜!!」
数分前までごちゃごちゃいた敵をやっと全て倒した達成感から僕は伸びをしながらそう言う。
今回はカゲツきゅんとテツとの任務だった。
いつもより簡単な任務だったため、3人ともつい気を抜いてしまったのが悪かったみたいだ。
「今回早く終わったねー!」
『まだ2人とも夕飯食べてないやろ。メシいかん?』
[え”ぇ!カゲツくんの奢り!?やったぁ!いくいく!]
『いやそんなん言ってないんやけど』
「やった奢り奢りぃ〜!KP〜♪」
そんなことを話していたら、急に背後から何か気配を感じた。そして後ろを振り向くと敵が僕に襲い掛かろうとしてきた。僕は咄嗟に大剣を振りかぶった。
『痛ッ!』
[「カゲツッ‼︎」くんッ‼︎]
くっそ…敵は何処に行ったんだ。
当たった感触がなかった。多分倒せてない。しかもカゲツにどうやら攻撃が入ったみたいだ。
[カゲツくん大丈夫⁉︎どこ怪我したの⁉︎]
『?いや、それが…もう痛くないんやけど』
[倒せたってことなのかな…?とにかく無事でよかった”ぁ”‼︎]
『大袈裟や笑笑』
イッテツはすぐにカゲツの方へ行き、今にも泣きそうな声で心配していた。
もう気配は感じない。逃げたのか?
「カゲツくん、大丈夫…?」
『あぁ、へーきや。』
あぁ〜僕のこと心配してくれとる。嬉しい。
………え?
てかさっきの一瞬の気配だけであんな小ちゃいヤツに気付いたの凄いなぁ。
めっちゃかっこよかったんやけど赤城…
ぼ、僕!?今の声、カゲツくんだ…よね?
でも口動いて無いし、なんか直接脳にきてる感じ…
すでに大粒の涙を流していたイッテツにはこの声が聞こえてないっぽい。僕だけなのか?
…もしかしてこれ、カゲツの心の声だったりして??テレパシー的な
さっき敵が僕の方に襲いかかってきてカゲツに攻撃したのが原因なのかも…
言ったほうがいいのかなこれ。でもそんなこと言ったらカゲツ絶対機嫌悪くなりそう。拗ねられるかも。…言わないでおこう。うんうん、これは僕なりの優しさ!カゲツきゅんのためなんだから!!別に面白そうって思ったわけじゃないから!
佐伯めっちゃ心配しとるからもうメシ行けなさそうや。いきたかったんやけどなぁ3人で。
カゲツきゅん……
「よし、今から食べに行こ!早くしないと混むよ!!」
[カゲツくんがいいなら…]
『うん!僕、行きたい!』
普段カゲツくんは自分のことを話してくれない。だから僕は心の声が聞こえてるってバレない程度に話を合わせるようにした。
でも流石にカゲツに従い過ぎたみたいだ。
『なあ赤城、最近なんか変やないか?』
『僕が考えてること全部バレてる気がして怖いんやけど』
しまった。
毎日のようにカゲツに合わせていたから本人にバレてしまった。
気が合うってことなんかな…?//
「ン⁉︎ ゴホッゴホッ」
『だ、大丈夫か赤城⁉︎』
カゲツきゅんって本当はこんなにデレデレするの!?これがギャップかぁ…
僕はカゲツの突然の発言?に驚いて変なところに入ってしまった。でもちょっとこれはカゲツに悪すぎる…フェアじゃ無い。
カゲツの純粋な気持ちを遊び半分で聞いていた自分に嫌気がさす。僕はカゲツに本当のことを教えようと決めた。
「カゲツくん、あのね。実は隠してたことがあったんだけど」
『な…なんや?』
僕は少し緊張していた。ずっと隠していたことでカゲツに気持ち悪いと思われないか不安で。カゲツも少し焦った表情をしながらも僕の方をじっと見て待っている。
「僕聞こえるんだよ。カゲツくんの心の声が」
『……』
「テツと3人で任務に行ったとき、最後攻撃してきた敵がいたじゃん?あのときから…なんだ」
「気持ち悪い…よね、、」
僕はカゲツの方をしっかり見れなくて頭を下げていた。すると不意に頬を支えられた。視線は強制的に引き上げられ、頬を膨らませ、眉間にしわを寄せているカゲツと目が合う。
『そ、そんなことわざわざ言われなくてもなんとなくで気付くわ‼︎//忍者舐めんなあほ‼︎//』
「ふぇ⁇」
添えている手は少し震えていて、目の前に映る綺麗な瞳は少し涙目になっていた。
『僕が今聞きたいんはそんな言葉やない…』
『僕が知りたいのは……お前が僕を、どう思ってるかや‼︎//』
だんだん声が大きくなるにつれ顔が赤く染まっていく。僕もそんなカゲツを見て少し照れてしまった。
カゲツくんと出会って最初のころはちょっと怖い人だなって思ってた…けど、話すたびに表情豊かでみんなのことをとても大事に思っているなと感じた。
僕はカゲツのことを好きなのだとここで確信した。
そういえばさっきからカゲツの心の声が聞こえなくなった。ちょうど効果が切れたのか、誰かがアイツを倒してくれたのか、それともカゲツが自分の気持ちを打ち明けてくれたからなのか。
今はもう聞こえなくて少し怖いけど、僕の本当の思いをカゲツに伝えたい。
僕は数秒間だけ目を閉じ、再びカゲツと目を合わせた。
「僕だって…僕だってカゲツのこと好きなんだ!カゲツに沢山笑ってほしくて、一緒にいたくて話を合わせたりした。世界で一番大切だから‼︎
……って、え”っ⁉︎僕なに言ってんの!?恥ずかしっ!」
僕めっちゃ口走ってない⁉︎
自分の口から出た言葉があまりにもストレート過ぎてセルフツッコミをいれてしまった。
バッ
するとカゲツが勢いよく腕を伸ばした。
『ばかッ‼︎』と言いながら少し背伸びして肩の上あたりに腕をかけ強く抱きしめてきた。僕もカゲツの背中に優しく腕を回した。
このときのカゲツの体温は心の声なんてなくても十分に伝わるものだった。
実は、敵は攻撃した後すんごい体を縮めてカゲツの首の後ろにずっと引っ付いてたっていうね…🤫
(カゲツの体温が上がり過ぎて熱中症で倒れたため、効果が切れたらしい)
夏休み終わりそうで萎える😇
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