んふふふふふ
新しい中太思いついちゃったーん(
⚠︎注意⚠︎
・BL + 中太 (既に恋仲設定)
・黒の時代 (太宰くんの僕呼びが好きだから15~16くらい?)
⚠︎モブ出現⚠︎ (若干モブ太?)
⚠︎暴力表現有⚠︎
⚠︎流血表現有り⚠︎
⚠︎せー的表現有り⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎伽羅崩壊注意⚠︎
⚠︎架空の組織出てくる⚠︎
⚠︎投稿頻度🐢⚠︎
⚠︎文才0⚠︎
後半セリフ多いし適当!!!!!!!!
んじゃどぞ!!!👋
床が冷たい、此処は何処だろうか。
意識はあるのに思う様に瞼が上がらない。
周りは空虚で包まれていて、静寂だ。何も聞こえない。
躰を動かしてみようと試みるが、鉛の様に重く、指を動かすのが精一杯だった。
然し、今自分は何処に居て、如何して此処に居るのか、
今に至るまでの経緯を知る必要があった。
ゆっくりと重い躰を起こして、其の場に坐る。
中「… あーッ、痛って… 」
何れ位眠っていたのだろうか、躰を起こした途端に激しい頭痛に襲われる。
痛さに悶えた所為か、手で頭を抑えて思わず俯く。
と同時に、自然と足元に目が向く。其処には、左の脚首に重さのある足枷が繋がれていた。
其の先を辿ると、床に釘の様な物で乱暴に打ち込まれていた。
中「はぁ… 判り易いな、」
此処に連れて来られる前の記憶は思い出せないが、大方俺を拉致して拷問ってとこか。
面倒事になったなと、大きい溜息が漏れる。
早く此処から出て俺を拐かした奴をぶちのめさねぇと。
そう思い、足枷を外そうとした刻だった。
後ろから呻く様な声が薄らと聞こえたのだ。寸での処で手を止めて振り返る。
すると其処には、倒れる様に横になっている太宰の姿があった。
俺は喫驚して目を凝らす。
中「… 太宰?」
太「… んッ… 中也…?」
そう云って目を片手で擦り乍起き上がる。
俺は呆気に取られ驚いていたが、其れ以上に太宰の姿を見て凄く嫌な予感がした。
太宰の四肢には至る処に枷を掛けられていたからだ。
本人は未だ気付いていない様子。俺は遠回しに其の事を伝えた。
中「太宰、其れ… 」
太「ん…?…うわぁ、何之… 」
手枷と足枷がほんの少しの隙間だけを残して付けられていて、頸には首枷が嵌められていた。
俺より拘束している物の数が多く、何か意味があると嫌でも判る。
太宰は嫌悪感を隠そうともせず頸に繋がれている鎖を鳴らす。
そして部屋を見渡してから一拍置いて、一言呟く。
太「… 中也、早く此処から出よう、」
中「?、早く出ないと何か拙いのか?」
太「… 未だよくは判らないけど… 之、早く外した方がいいと思う、」
そう云われ、無意識に太宰の顔を見る。
よく見てみると、頬には珍しく汗を滲ませていたのが見えた。
焦っているのか、其れとも自分の云った勘に間違いは無いと確信していたからなのか。
只事ではないと感じた俺は、再び左脚に繋がれている足枷に触れようとした。
だが次の瞬間、館内放送の様にマイクを通して流れてきた見知らぬ奴の音声に気を取られ、
先程と同じ様に手を止めた。
「其れは外さない方がいいと思うよ?」
中「… 誰だ手前は、」
「はは、笑」
「忠告を素直に受け入れたのは正しい判断だ、」
「危うく君の脚が吹き飛ぶ処だったよ」
最後の文を聞いた途端、流石に動揺した。
如何やら此の足枷は唯の足枷ではない様だ。危ない処だった。
外そうと下手に触れれば、自動的に爆破でもするのか?
其れとも、何時爆破させるかは此奴等が自由に操作して決められるのか?
何方にしろ、太宰の勘は大当たりだ。
外すという選択肢は間違っていたが、外さなければならない物であるというのは証明された。
太「… ごめん、中也… 」
中「俺は大丈夫だ、気にすんなよ、」
太「… うん、」
最悪の場合、俺が脚を失った事を想像したのか、
太宰は判り易く先程の発言に後悔していた様子だった。
勿論太宰は何も悪くない。だから謝罪をする必要は無いのだ。
唐突に暗い表情をして見せる太宰に、俺は頭を撫でてやった。
少しでも余裕を持たせるのも重要な事だからだ。
落ち着くまでもう暫く撫でておく事にする。
「あー、御免ね、怖がらせちゃったかな?」
中「煩ぇよ、手前等は何なんだ、」
中「目的は?」
無性に腹が立った。
見えずとも顔を歪ませて笑っているのだと思うと、太宰を笑っているのだと思うと、
腸が煮えくり返りそうだった。
怒りを隠そうと目的を問い乍、天井から流れる音声を睨みつけた。
「目的は単純さ、ポートマフィアが君等を使い物にならない位に壊してやる事だ、」
中「何云ってやがんだ、」
中「手前等にそんな力があるのか?」
太宰の頭を撫でている手を止めて其奴の話を聞いてみれば、
俺達双黒を壊してやると戯言をほざく。
冗談も程々にしやがれ。今迄何度そんな輩が出てきては葬っていたのか知らないのか。
夢にも等しい言葉にうっかり笑いが溢れてきちまいそうだ。
「厭々、私達には君等の様な力を持つ優秀な人材は居ない、」
中「あ?尚更如何やるんだよ、」
「… 君達が恋仲であるというのは如何やら本当らしいねぇ?」
中「は… 」
太「… 」
「いやー、矢張り内通者を仕込んだのは大正解の様だ、」
瞬間に理解した。此奴が如何やって俺達を壊す心算なのか。
唯拷問させて再起不能にしようとは思っていない。
恋仲である事を利用して、双黒を潰そうと企てている。
すると、ずっと黙って聞いていた太宰が漸く口を開く。
太「… 僕達に何する気?」
「まぁまぁ、そんな焦らずに、」
「取り敢えず、私の説明を聞いてもらおうか」
中「説明?」
「嗚呼、けど、教えてあげるのは中也捃だけ、」
中「はぁ?何でだよ、」
「… さぁ、如何してだろうねぇ?」
此の状況を愉しんでいるかの様に、笑って答えを濁す。
熟腹が立つ。此奴の思う壺にならぬ様に用心しなければと思う。
「中也捃、申し訳ないけど懐の中を確認して呉れるかな?」
俺は云われた通り、右手で懐の中身を探る。
中からは小さな無線機が出てきた。
此の時点で始めから此の計画を立てて、順調に進んでいるのが判った。
「其れは中也捃が付ける物だ、」
「決して太宰捃に渡してはいけないよ」
如何せ監視カメラで此方を覗き見してんだ。
今は大人しく従うしかないか。
俺は片耳に無線機を付けて見せた。
[よし、では中也捃、]
[今から話す内容は、]
中「あー、判ってるっつの、」
無線機を付けた途端、
機械越しに聞こえる声が綺麗な音声となって耳に入ってくる。
念を押される様に再び注意喚起をしてくる。
然し俺は其れに鬱陶しく感じ、話の途中で遮ってやった。
[飲み込みが早くて救かるよ、]
中「いいからさっさと話せ、」
[… 中也捃、君には私の云う通りに動いてもらう]
簡単な要求の様に聞こえても、決してそうではない。
相手の命令に従うとなれば、何を要求されても可笑しくないからだ。
俺は反発する様に一つの疑問を投げかける。
中「… 聞かなかったら如何なる」
[… 目の前に居る太宰捃を見てみて]
促される侭に太宰を見る。
胡座をかく様にして坐る太宰の横顔は相変わらず綺麗なもので、
気を抜くと暫くの間見惚れてしまいそうだった。
[太宰捃の手首に手枷が付けられているだろう?]
中「嗚呼、其れが何だ、」
[君が命令に従わなければ、太宰捃の躰に電流が流れる仕組みになっている、」
中「… は?」
[けど、電流が流れるのは3回だけ]
[命令を聞かなかった度に一度ずつ電流を流す、気絶する程の電流をね、]
[そして、更に太宰捃の首枷には爆薬が埋め込まれている]
[4回目の命令に背けば… ]
[… 云ってる意味が理解出来たかな?]
… 心算、命令を聞かなかったら太宰に電流が流れて、
4回目を過ぎれば、首枷の爆薬が作動する。という事か。
頭の整理が追いつかない。
そんなもの、避けようが無いじゃないか。
若し無理な強要をされても聞かなければいけない。
枷を壊そうとしても監視カメラで常に監視されているから、壊せもしない。
否、壊そうとすれば太宰に電流が流れるか、俺の足枷の爆薬が先に作動するかの何方かだ。
… 之は、もう従うしか選択肢は無いのか。
[さぁ、中也捃、]
[私の命令を聞いて呉れるね?]
中「… 嗚呼、」
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変なとこで切ってごめん!!!
ばい!!!👋
コメント
6件
ストーリーの構成とか、言葉のレパートリーの多さがすごいです。。一話目から楽しく読ませていただきました。
おっふ好きです最高ですこれから何するんですか!!!!(迫真)楽しみなんですけど!!!!!はあ……太ちゃんがかわいい
ねぇちゅき🫶もうさ、そんな状況でも凛々しい太ちゃんの顔見ると顔がニヤける自信しかない(?) こういう話大好きやで!!!!