この作品はnmmn作品となっております。
ご本人様達には何の関係もありません。
cp表現少しだけ含みます。
病み、闇、口調、キャラ崩壊、n番煎じ展開
地雷は回れ右、OK?
それではどうぞ!
「はぁ…」
暗い部屋の中、一人でため息をついた。
疲れた目を数回擦り、現在時刻を確認する。
午前 2時35分
眠りたくないけどそろそろ寝ないと
いけない時刻かもしれない。
スマホの電源を落とし、そのまま
どこかへ放り投げる。
ベッドに潜り込んで強く目を瞑っていると、
いつのまにか眠りについていた。
テテテッテテテッテテテッ
「う゛ぁ、」
手探りでスマホを探し、アラームを止める。
「え…?」
そこには、狂った様な大量の通知と
着信が届いていた。
なんだこれ、ウィルスにでも感染したか?
取り敢えず昨夜ずっと見ていたTwitterを
確認すると、容易に原因は見つかった。
「死にたい」
僕らしからぬツイートが、確かに
僕のアカウントで呟やかれている。
ちゃんと消したと思ってたのに…
すぐにツイートを消そうと思ったけど、
ここまで反応されていて消したら
逆に病んでると思われる気がする。
配信で適当にはぐらかすか…
「本日十二時くらいから
雑談配信します。喜べ!」
もう弁解さえ面倒臭くてLINEも
ディスコも通知を切った。
もう何週間か出ていない部屋の扉を開けて、
そのまま二階に降りる。
すると、リビングに
見慣れた影がいる気がした。
「がっくん?」
「刀也さん…?」
僕の相方、伏見ガクの足元には、
片付けるのが面倒臭くてほったらかしにしていた
僕の両親の肉塊があった。
「汚いじゃん、足汚れますよ?」
「何で…」
何で?何でが何で?
どうしてそんな青い顔してるんだろ。
「何でって…w 何が何でなんですか?」
「俺と相方なの…嫌なんじゃないのか?」
急にどうしたんだろう。泣かないでよ。
仔犬みたいに目を潤ませてこちらを見るがっくんが、
何故か凄く愛おしく思えた。
「咎人は永遠だって。僕嬉しかったよ?
がっくんが二人を殺してくれて。」
「嬉し、かった?」
当たり前の事を言っただけなのに、
がっくんは酷く動揺しているみたいだった。
「当たり前。これからがっくんと
二人でいられるなら、それ以外なんて
本当どうでも良いし。」
「…なぁ、とやさん」
「何?」
「俺は歪んでると思うか?」
どこが?頭?まぁ人間の
尺度で図ったら頭イカれてるかもしんない。
「歪んでないんじゃない?僕は正直がっくんが
歪んでいようがそうでなかろうが
どっちでも良いと思うけど。」
「そぉか…」
こんな事僕らしくないから言わなかったけど、
がっくんは僕がいままで見て来た生物の中で
一番綺麗だと思った。外見も、何もかも全部。
未だに死体の上、立ち尽くしている
がっくんに駆け寄り抱きしめる。
もう体温の名残りが無くなった冷たい血の感覚と、
生きているがっくんの優しい熱を同時に感じる。
「もう一回言うけど、
がっくんが二人を殺してくれた時凄く嬉しかった。
伏見ガクにとっての剣持刀也は、
誰かを殺す事さえできるくらい
重くて大事な存在なんだって分かったから。」
「刀也さん、」
「…何だよ」
ぎゅってしたままで良かった。
今はきっと顔が赤いから。
「刀也さん、愛してる。」
「僕も」
側から見れば異常なんだろう。
死体を踏みつけて暗い部屋で抱き合ったまま
泣いてる男二人なんて。
でもどうでも良い。がっくん以外どうでも良い。
これは僕が、人間として壊れた日の出来事。
コメント
2件
初コメ失礼します、、めっちゃ好きです 歪んでる感じ... 凄いです