どうも。元気です。
スランプの時に書いた書き溜めがでてきたのでここで供養します。
スランプの時は欲望に忠実に書くと治ります。謎です。
誤字脱字があれば教えてください、ひっそりと直します。
いつも♡ありがとうございます。💬もください
🌹です。整地(krsm)メイン。
ホテペトのホテル脱出後全員で住んでるとかいうご都合設定が申し訳程度にあります。
⚠スマさんが患者を殺してしまったことをかなり引きずっている、金ブロ(brkn)、喧嘩(まろやかshknk)の要素少し、みんな少しずつホテルのこととか、ホテルに来る前のこととかで心が弱ってるから支え合うようになった⚠
⚠⚠過呼吸、薬、首絞め(まろやか)、嘔吐⚠⚠
「スマイル、おはよ、朝だよ」
「…っ……ぁ、ぅ……?」
「………まだ眠たいかな…また後で来るね。」
隣のベッドで眠るスマイルの胸あたりを軽く叩き、優しく声をかける。
苦しそうに歪められた表情に胸がぎゅ、と締め付けられるような感覚に陥った。
しばらくは起きなさそうで、朝ご飯だけ準備してこよう、と部屋を出る。
「あ、きりやん……さん、おはよう、ございます」
「うん、おはよう、まだ夜は寝れない?」
「はい、まだ、ちょっと怖くて、ごめん、なさい」
「んーん、いいよ、まだみんなきっと慣れていないから、それに、指、傷だらけだよ、ちゃんと手当てして今日は休んでいよう?」
「は、ぃ、」
朝ご飯を作ろうとしてくれていたのか、彼の細く白い指は傷だらけで血で真っ赤になっていた。
きっと料理にはなれていないんだろう。
とにかく、Nakamuの手から包丁を離させ、ゆっくりリビングのソファに座らせる。
絆創膏を取りに行こうと一瞬手を離した瞬間に、大慌てで階段を駆け下りる音がした。
この軽い足音はしゃけか。
「なかむ!」
「ぁ、しゃけ」
「どうしたのその手!もしかして包丁触った!?何度も触っちゃだめって言ってるよねっ…!」
「…ご、ごめん、ちょ、ちょっとでも役に立ちたくて…」
「……ぁ、ごめん、怒りたかったわけじゃないの…大丈夫、なかむは俺のそばにいてくれるで役に立ててるよ」
階段を駆け下りてきたシャークんがなかむに駆け寄って、まくしたて、怯えてしまったなかむを優しくなだめながら、指を手当てしているのを見ながら、朝ごはんの料理を始める。
しばらくすると、なかむは寝てしまったらしく、シャークんの肩に頭を預けて、涙に濡れた頬をシャークんに軽く拭われながら眠っていた。
眠れていなかったのもあって疲れていたんだろう。
またしばらく経つと、荒い呼吸と壁伝いに、よろけながら歩くような、引きずるようなこと足音がする。
廊下をのぞくと、あと数歩でリビングに行ける、というところできんときが壁に寄りかかって、座り込んでいた。
首を伝う汗と、浅く吐き出される呼吸、目に浮かんでいる涙。
少し前までは、イレギュラーだった。
きんときの汗をタオルでぬぐっているとき、たんとん、とまともな足音が聞こえる。
「んねーきりやぁん、きんときリビングに来てる?」
「あぁ、ぶるーく、ちょうどいいところに、ちょっと来てくんない?」
何かはよくわかっていなさそうだったけど、廊下に顔を出したぶるーくの青い目がこぼれ落ちそうなほど見開かれる。
大慌てで、こちらに駆け寄って、きんときのそばにしゃがむ。
「きんときっ!そっちじゃない、ぼくが見える?声聞こえる?」
「っ、はぁっ、はぁっ、は、ふ…ぃ……るー、く」
「大丈夫だよきんとき、また怖い夢を見たの?」
優しく声を掛けると、うつろな目が俺達二人を捉える。
今に溶けてしまいそうな青い瞳はホテルで見たあの宝石のような瞳は今は液体のようだった。
ぶるーくがいることに気がついたのか、ゆるりとぶるーくの浅瀬色の瞳を見てしばらくぼーっとしていた。
早く気づいてあげればよかった、寝れていないのだろうか、更に隈が酷くなった気がする。
きんときの次の行動を待っていると、不意に瞳から涙がこぼれた。
息を止めたかのように静かに涙をこぼす、ただ、ひたすら。
ぶるーくは、困ったように涙を拭ってあげている。
「…ぶ、るーく…」
「なぁに、きんさん」
「こ……して」
「…?」
「俺を、今の俺を壊して、」
「え、」
「弱い俺を壊して、じゃないと俺、俺っ、」
また少し時間が経った頃、きんときがぶるーくの手首を取って、叫んだ。と言ってもリビングにはギリギリ聞こえていないだろう。
グシャリと苦しそうに歪んだ顔。
つかんでいたぶるーくの手首をきんときは、自身の首に沿わせた。
そして何度も、こわしてくれ、と叫んだ。
一瞬動揺したぶるーくだったが、すぐに冷静になり、その願いを断るかと思いきや、きんときの手を手首から優しく離させて、壁を背にしたきんときの首に両手を優しくかけた。
「わかった、壊してあげる、これがきみの望みならば」
「え、ぶる…」
「大丈夫だよやんさん、いつものことだから、すぐそっち行くから待ってて?」
と、廊下からリビングに戻されてしまった。
仕方ない、とキッチンに入ろうとすると、すでに朝食ができていた。
このちょっとおしゃれじみた盛り付けはシャークんだな…
「あ、きりやんおかえり、きんときどうだった?」
「あぁ、シャークん、朝食ありがと、きんときはぶるーくに任せてきた」
「ふーん、」
「先に2人でご飯食べてて、俺スマイル起こしてくる」
「わかった、なかむおいで、朝ご飯だよ」
スマイルを起こしてくる旨を伝えるとシャークんは頷いて、まだ眠たそうに目をこするなかむをよび、先に朝食を食べ始めた。
これで安心してスマイルを起こしに行ける。
「スマイルー?あさごはんできてるよ、起きれそう?」
未だベッドの上で丸くなっている、スマイルの肩を優しく叩く。
壁の方を向いているから起きているかは分からないけれど。
「すまいるー?」
もう一度声を掛けると、ゆるりとアメジストが開かれる。
だが少し濁っていてどこか遠くを見ているような目だった。
「……!おまっ、」
「……き、ぃや……?…ぉ、はょ…?」
俺に気がつくとにぱ、と笑って、回っていない呂律で俺の名を呼ぶ。
こいつ……また自分で作った薬キメたな……?ホントに懲りないな…
でも待てよ…昨日の夜は俺がこいつが寝るまで横で見守ってたし…最近実験室にこもるようなこともなかった。
じゃぁ、こいつが飲んだのって、新作じゃなくて……
「っ…!スマイル、吐け!今すぐ!何飲んだ!!」
「っぇ、みどりの、や、っ…ん、ぅ、」
問い詰めながら、ゴミ箱を近くに寄せて、スマイルの後ろに回り込み、あごを支えて口に指を入れる。
ごめん、でも、緑色ってことは、それこそ危険なものだ。いつの間に作り置きをしていたのだろう。
「吐けっ!」
「ひっ、ぐ、ぅ”お”ぇ”えっ…!」
「ん、大丈夫……ゆっくりね、」
背中を引き攣らせながら、苦しそうに薬を吐き出すスマイルの背中をさすりながら優しく声を掛ける。
ゴミ箱の中に、緑色の液体が吐き出されているのを確認して、もう一度優しく背中を擦った。
「っ、けほっ、はぁっ、はぁ…」
「落ち着いてきたね、よしよし…ごめんね苦しいことして」
「っ、はぅ、ひゅ、……きり…」
整わない呼吸のまま、すがるように細く白い手が伸ばされる。
その手を握り込み引き寄せ抱きしめる。
細くて今にも折れてしまいそうな体を抱きしめてあげる。
「がんばったね、今は呼吸苦しくない?」
「んぅ……ちょっとだけ、苦しい………かも…?」
「そぉ?じゃぁ、薬抜けるまでちょっと頑張ろうね」
苦しそうなか細いような呼吸が耳元で聞こえる。
さっきより、呼吸の深さも呼吸数も狂い始めている。遅効性の方を使っていたのか…
「っひく、ひゅ、はっ…ひゅぅ」
「すま大丈夫、大丈夫だよ」
さらに不規則になっていく呼吸を聞きながら、優しく背中をさすってあげる。
大丈夫だと教えてあげたい。きっと、息を吸いすぎているような状態なんだろうな。
「すま、くるしい?」
「ひぐっ、く、ぅし、ひう…い、ぁひゅ、…」
「苦しいね、大丈夫大丈夫……」
声をかけながら少しでけでも安心できるように、さっきよりもぎゅーっと抱きしめる。
しばらくそうしてたら、だんだん落ち着いてきたのか少しずつ俺に体重をかけてきた。
最終的にはぐったりと俺にもたれかかった。
「すま、もう1回寝る?」
「ん……」
「ここがいい?」
「んーん、リビングがいい」
「じゃぁ、リビングのソファかどこかで寝よっか。」
うまく力の入っていない体を姫抱きにして、部屋を出た。
――――――――――――
「あ、きりやんおかえり、」
「おかえりなさい…」
リビングに戻るとソファで休むしゃけとなかむ。
食後で寝れてなかったことも相まってかなかむは朝よりも眠たそうだ。
「Broooockたちは?」
「あぁ、風呂」
「ぁーね」
端的にそう返事したシャークんは、眠そうに自身の方に寄りかかるNakamuの髪を梳かすように撫で、片手で抱き寄せるように背中側に腕を回した。
撫でられている当の本人はブランケットまでかけてもらって、快適そうにしていた。
「スマイルは今日どう?」
「あー、また薬キメてた」
「マジ?吐かせた?」
「もちろん」
「じゃぁ、昼夜は刺激の少ないものがいいか、」
「助かる」
今日の食事の会議をしながら、空いてる場所にスマイルを寝かせる。デカいソファ買っててよかった。
まるで天使のような寝顔を晒しながら眠るスマイルに薄手の毛布をかけ、首を痛めないようにクッションを挟んで、一応あいつの一番のお気に入りの狼のおすわりぬいぐるみを横に添えておく。
これであと5、6時間は安眠だな。
今のうちに家事を済ませておくか。
「はろぉ!」
「おはよ」
いざ皿洗いをするぞって時に、きんときとBroooockが風呂から上がってきた。
ちゃんと髪まで乾かしてある、まだシャツではあるけど。
「きんさぁん、今日はどれにするの?」
「どれがいいかな、ぶるーく選んでいいよ」
タンスをあさるきんときに後ろから抱きつき、手元を2人して覗き込む。
相変わらずきんときはぶるーくに全部委ねてるな。だからずっと受けなんだよ。
しばらく皿洗いをすると、着替えが終わったのか2人が戻ってきた。
ぶるーくは、ハイネックニットに前までのサスペンダーではなく普通にズボンを合わせゆるっとしたコーディネート。
きんときは、絵を描くのはやめたのに前よりも絵が描きやすそうな服装。出かけるわけでもないのにマフラーをかけて、たぶん下はハイネックのヒートテック的な何かを着てるんだろう。
最近寒いからな。
そんなこんなで家事が終わってお昼ごろ。
みんなに聞けばそこまでおなか空いてない人が半数だったから、作り置きのものを温めておなか空いてる人に出す。
スマイルはまだ寝てる。
またできた洗い物に取りかかりながら眠っているスマイルを見守った。
――――――――――――
窓から差し込む夕日に、そろそろ夕飯の準備を始めなければと気付かされる。
どーせ、俺とスマイル以外は出かけたし、ゆっくりでも速くてもいいよな。
キッチンにたって冷蔵庫をあさくっていると、ソファのほうから物音が聞こえた。
「ん、ぅぁ、」
「ん、スマイル、おはよ」
体を起こしていたスマイルに優しく声を掛けると、ゆるりとこっちを見た。
今にも溶け出してしまいそうだった目が大きく見開かれて、少し震えた体を押さえようともせずにこちらを凝視している。
なにかあったのかと一歩近づくと、スマイルの喉からひゅっ、と音がする。
まずいと思ったときには遅くて、すでに、呼吸がうまくできていなかった。
「すま、大丈夫大丈夫……怖かったね」
優しく背中を擦ってやると、すがるように俺に抱きついてくる。
軽く背中を叩きながら、一緒に呼吸を整える。
何度か酷くなったが、それでもちゃんと持ち直した。
疲れたのか俺にぎゅぅとだきついて離れない。
しばらくそうしていると、スマイルに服を引っ張られる。
「なぁに?」
「……ちゅー、して」
「!」
「俺、を、この世界に、引き留めて」
そう、俺を誘う。
この知らない感情はきっと朝のBroooockが感じていたものと同じだろう。俺はちょっと望まれていることのジャンルが違うが。
あんまりに涙目で、上目遣いなもので、俺の中での選択肢はハイかイエスしかなかった。
もちろん断らずキスをした。
嫌がるどころかむしろ向こうから舌いれてなんて誘うから俺、スマイルがバグっちゃったかと思った。
ちなみに今は疲れてまた寝ちゃった。
ソファに沈み込んで眠るスマイルの髪を撫で回しながら、今日の夕食を考えた。
今日はお前の好きなやつにするか。
少し甘やかし過ぎかもしれないが好きな人には甘くなるっていうのが普通だ。多分。
心地よさそうに眠るスマイルのおでこにキスを落としてもう一度キッチンへ向かった。
理性保ててるギリギリだったのはココだけの話
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