ほんのり不穏🌹です。キャラ、口調崩壊注意
またもや書きだめを引きずり出してきました。 自分でもお休みしているようでしていないと思っています。ほんとです。
のんびりリハビリしてるので、リハビリで書いたものでまともなものができたらここに出していこうかと思います。
駄作です。
⚠自傷(未遂)、パニック表現(まろやか)、噛み合わない会話…etc…⚠
真っ暗闇をさまよう。
どこなんだろうここは……
フラフラする、視界とうまく動けない体を酷使してあるき続ける。
きっと誰かいるはず、あぁ…誰かいないかな、さみしい、
嫌になって走ってみる。
その瞬間、がく、と足が沈む。
ひゅぅ、と風を切る音がする。
落ちてる、
これは死んだ。
そう思うほど長く長く下に落ちている。
諦めた瞬間、地面に叩きつけられる。
確実に即死するような勢いと音があったのに、少しも痛みはなくて、どこも折れてない、どこも怪我していない。
不思議だ。
少し冷たい地面の感触は、広範囲で触ったことはないようなもの。
冷たく、少し肌に張り付くような、あまりなれない肌触り、
端っこを探して真っすぐ歩いてみると、少し斜めになった、金属の壁があった。
壁はそのまま、床につながっている。床も金属のようだ。
どうしようかな、これ……
どうやって元の場所に戻るか考えているとき、すぐ外に、ぬ、と俺の背丈の何百倍もありそうな影が出てくる。
影が不気味に笑ったような気がした。
その時、カチカチカチ、とどこかで聞いたことがあるような音がする。
ぱち、と火が付く音。
金属は、よく熱を通す。
もしこれが仮に、大きな大きなフライパンだったとしたら、
「あ、っつ…!」
じわり、と熱を持った地面。
靴が溶けて張り付き、外そうと無理に動いてバランスを崩して地面に叩きつけられる。
いたい、熱い
「あ”っ、あ”つ”いっ、ぁづい、っっ!」
あついあついあついあついあつい、いたい、あつい、いたいいたい!!!!!
落下したときの痛みはなかったのに、今は熱くて痛くて、くるしい
熱気で喉が焼ける、うまく息もできない。
くるしい、いたい、いたい…ぃた、ぃ……
「っっっ、はぁっ…!」
飛び起きた、外はまだ暗いまま
さっきまで呼吸がとまってたみたいな感覚になって、体を起こして必死になって酸素を求める。
心臓が変に脈打っている、抑えないと、苦しい。痛い。
よくわからないまま、体が落ち着くまで、ベッドの上で、もがいていたら、気がつけば空は明るくなっていた。
服は汗で濡れて、きもちわるい
ベッドから体を起こして、サイドテーブルにおいてあった、飴を口に放り込む。
最悪な気分だ、シャワー浴びに行こう…
ふらふらゆらゆら、そんな音が似合うような視界で壁をを頼りに風呂場に向かう。
シャワーにあたり、嫌なものを全部流す。
鏡に映った自分はひどい顔をしていた。
連日の悪夢でまともに眠れず、ストレスで何もやる気が出ず、友人たちの連絡にも返信ができていない。
きっと心配をかけてしまっているだろう。
返信をしなくては、と思いながら、結局無気力になり、服を着替えてすぐ、リビングの真ん中にくた、と座り込む。
ここ1週間はまともに眠れていなかったから、眠気がひどい。
その眠気に抗うための体力も底をつきて行きたくもない夢の世界へ引きずり込まれた。
また暗かった。
夜道を歩いているような、少ない街灯だけど頼りに不安をつのらせて家への道を歩くような、そんな感覚。
でも俺にできるのは振り向くことでも戻ることでも道を変えることでもなく、ただ真っすぐ、目の前に見えている自宅のような場所へ歩いていくことだけ。
ただなにか後ろから付けられているような違和感を感じながら、足を進める。
怖くて、すこし足を速める。
だんだん足音が近づいてくる、恐怖心が強くなって、速くなる鼓動を抑えたくて、ぎゅ、と服を握る。
こわい、
だんだん足音が走ってくる。
近づいてくる。
少しすると、すぐに後ろに人がいる。後ろの人間の吐息が、首にかかる。
いや、人間じゃないのかもしれない。
腰に手を回されて、そのままいやらしい手つきで、腰から肩、首、と触られる。
気持ち悪くて吐き気がする。
振りほどきたくてしょうがないけど、体が震えてうまく動けない。
不意に腰辺りが熱を持つ。
痛くなる、服が濡れていく感覚、ぽたぽた、と赤色が落ちる。
立ってる体力もなくなって、がくりと崩れ落ちる。
夜に冷えたコンクリートーが頬に当たる。
フェードアウトしていく視界に、またこんな夢か、と思った。
目が覚めると、ふかふかしたベッドの上で、布団がかけられていた。
サイドテーブルには、経口補水液、と見慣れた字とマーカーで書かれたペットボトルとタオル。
そう言えば俺、リビングで倒れるように眠ってしまったような気がしたんだけど。
よくわからず、とりあえず、ゆっくり体を起こしてみる。
今日の朝よりは落ち着いた目覚めだ。
ぼーっと、していると、玄関に通じる廊下から、足音が近づいてくる。
あいつが来る、
夢に見たあいつが来る、となぜか直感する。
また、あんなめに。
今度は現実だから、本当に殺されてしまう。
恐怖心が大きくなって、隠れるために布団の中に潜って、ガタガタ震える体を抱きしめて、荒れる息を抑えて、ぎゅ、止めを閉じた。
どうか、バレませんように。
「………?」
扉が開く音がして、呼吸音が一つ増える。
気配が静かにベッドに近づいてくる。
「……っ、はっ…は、…っ、!」
「………起きてる…?」
布団の上から、手を置かれる。
ビク、と体が強張って涙がこぼれる。
その瞬間、急に視界が明るくなって、風が吹く。
布団を引っ剥がされた。
涙で濡れた視界に写ったのは、俺に向かって伸ばされる手。
ころされる、と思って、怖くて目を閉じる。
でも、痛いのはなくて、包まれるような暖かさが代わりにあった。
「大丈夫だよNakamu、怖くない、俺だよ、」
「っ、ひ、ぐ、…ぅ、……?」
青くて、爽やかな夏みたいな柔軟剤の香りがする。
安心する、ズッ友の匂い。
夢のやつとは違う、優しく、割れ物に触れるような手つきで頭を撫でて、抱きしめてくれる。
夢の辛さを上塗りしてくれるような温かさと優しさにものすごく安心して、涙も体の震えも自然と収まってくる。
「落ち着いた?」
「うん…きんときありがと…」
「怖い夢みた?」
「うん、」
「そっか、怖かったね、体調は悪くない?」
「うん、ごめん心配かけて」
「いーよ、連絡つかなくて合鍵使って入ったらリビングに倒れてたのは流石にビビったよw」
「あはは、ごめん」
俺がある程度落ち着いたのを見ると、きんときはおなかすいてるでしょ?とコンビニのビニール袋から、おにぎりを出す。
受け取ろうと手を伸ばしたら、ちょっとまって、と俺が届かない位置まで持ち上げて、包装紙を取りってから俺に渡した。
そこまでされなくても、自分でできるし。
でも、こうやって世話をされるのがまんざらでもなかったりする。
――――――――――――
夕方辺りになって、予定がある、ときんときは帰っていった。
さっきまで賑やかに話していたからなんだかさみしい。
いつもよりも孤独感というか空白感が強い。
まぁ、でも近々遊ぶ約束が入っているからまた会えるだろうけど。
そろそろ夜ご飯か何か食べようと、キッチンへ向かう。
いつもみたいに、かるーく料理をして夕飯を済ませるつもりだった。
でも、野菜をきろうとして包丁を握ったとき、嫌な声が聞こえる。
『切っちまえよ』
と。
無意識に包丁の刃を左手首に添えていた。
驚いて、包丁を投げ出し、後ずさる。
『辛いなら、やっちまえよ』
『花火でも、あげにいこうぜ?』
吐息混じりの嫌な声。
ゆらり、と立ち上がって、誰かの家に行こうとした。
でも足は、玄関ではなくベランダの方に向かっていく。
うまく体が言うことを聞かない。映画をスクリーンでみているような感覚になる。
ベランダの鍵を開け、ガラガラ、とドアを開けバルコニーに出る。
どこから出したのか、椅子を手すりギリギリに置き、その椅子に登る。
ここは4階だ。落ちたらどうなるかなんて、想像したくない。
いやだ、しにたくない。
手すりに登るために片足を掛けたとき、ぐ、と後ろからパーカーを引っ張られる。
「Nakamu…」
「きんとき?」
「今何しようとしたの」
「何って別に、きれいな花火をあげようと思っただけだよ」
その言葉に、きんときの表情が明らかに歪む。
俺だってこんなこと言いたくないのに。
きんときは俺を椅子から引きずり下ろして、バルコニーに座らせる。
「なんで止めたの」
言いたくもない言葉がこぼれていく。
きんときは、下を向いていて表情がわからない。
もう一度何かを言おうと俺が口を開きかけたとき、きんときは、思いっきり振りかぶって俺に平手打ちをかました。
あまりに痛くて、泣けたけど、殴ったきんときもないていた。
「もう二度とあんなことしないで、またやったら今度は絶対許さないから。」
俺に向けられたようで向けられていない言葉。
不思議な感覚だった。
また眠たくなって、バルコニーに倒れ込む。
慌てたきんときの声を聞きながらまた眠りに引きずり込まれた。
――――――――――――
目が覚めたら、今日の昼頃と同じ光景が広がっていた。
きんときが俺が起きたのを見て、そばに来る。
珍しく夢を見なかった。
「……お帰りNakamu…」
「………?ただ、いま…?」
ぎゅ、と抱きしめながらそういったきんときの発言に微妙に違和感があった。
なんでそんな事を言うんだろう?
まぁ、いっか
「……良かった無事で…もうあんなこと、しないでね」
「しないよ流石に」
そう言うときんときは心底安心したような顔で笑った
コメント
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表現が凄すぎてもうなんかもう……あの、……すきです……。。!!!!