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頭の発火した怪異は7号と9号の攻撃をいなしながら何かを探している。
「なんで効かねぇ!なんで戦おうとしねぇ!答えろ!」
「今探し物してるから静かにしてよ」
「バカにしやがって….」
9号が声を荒らげながら猛攻撃を仕掛けるが以前変わらず軽くあしらわれている。
「誰も殺さず、誰とも戦わないか…実力差もあるようだ、探し物について聞き、相手に合わせるのが得策だと思うのだが、3号はどう思う。」
「倒せるなら倒した方が今後のためだけど、9号が近接で手も足も出ないなら今ここにいるねこ達じゃ勝てないしなぁ、」
「やはり、相手の求めているものを聞き我々が条件をのむのがお互いのためか…ここで反撃でも喰らえば相手の力量が分からない以上我らが生き残れるかも分からんな」
7号は妖術や銃撃で9号の支援をしているがそれらは全て片手で弾かれている。
「9号!攻撃をやめろ!」
「は?なんでだよ」
「ここは一旦私に」
9号が銃を下ろして怪異に近付く。
「何があるか分からない、私は近接戦闘が苦手だ、3号ももしものために戦闘に備えてくれ」
3号は頷き前へでる。
「…..主人公か」
前へ出た3号を見て怪異がそう言った。
「炎の怪異様、あなたがさがしているものを教えてもらいたい。ここのことは私の方が詳しい、力になれるだろう」
7号が炎の怪異との交渉を始めた
炎の怪異は少し間を置き
「俺は、怪異じゃない人間だよ」
「は?俺の攻撃を片手でかわせるやつが人間なわけないだろ!」
「いや、人間だよ。それと俺が探しているのは2号の情報の全てだ」