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13時49分高崎駅
快晴
今日は部活の遠征を終えて帰るからすごい疲れている。僕は昨日から今日まで部活の遠征で長野県へ行っていた。1日だけも彼女に会えないとここまで胸が重くなるものなのだろうか。気持ち悪いかもしれないが彼女からもらったお菓子を僕はお守りとして持っていった。僕の部活は全国大会に出場するほど強いかわりに規則も厳しい。お菓子なんてもってのほか。例えるなら授業中に学校指定のパソコンで映画を先生の前で堂々と見るってくらいやばいことだ。僕は一度遠征中にお菓子を出してしまった。先生に確実に見られた。友達は見られたと言っていた。信じれないけど。だけど彼女からもらったものだから。僕は今回の大会で県内2位となった。でも、バスケットボールだからチームだし僕の力は別に役に立ってないか。電車が発車した。僕は彼女と出会ってから一番うしろの4両目に乗ることが増えた。彼女と出会えるかもしてないから。イヤホンを耳につけて新幹線が通る道をみたり、変な建物をみたり。高崎問屋町駅につく頃僕はとても彼女が欲しくなった。電車が加速すると僕の気持ちも強くなる。群馬総社駅につけば彼女がいるかもしれない。僕を待っていてくれるかもしれない。僕の降りる駅に彼女がいるかもしれない。学校なんて部活なんて先生なんて友達なんて僕なんて全部全部彼女にあげる。だから僕に高橋さんの隣にいることを許して。井野駅で特急が通る。僕はとてもとても…