前置き思いつかないんでそのままどうぞ ~ ! w
さっきまで使用してたpcをパタンと優しく閉じて現場支援への準備をする
今日の担当は……初兎…??
そんなヤツ、ウチの課に居たか…??
もしかしてりうらが代わりに出された新人って初兎のことだったのか???
…じゃあ、何故。りうらは嘘ついた…?
桃「……気分わる…。」
そう、呟いて帽子を軽く頭の上に乗っける
白「ないこさーん!!」
こっちですー!と継いで手を大きく降る
とても明るくてみんなから愛されそうなヤツだなぁ。
気さくで話しやすいタイプの人間だし。
無愛想な俺が担当でいいのか?
桃「君が初兎くん?」
白「はつうさぎって…」
鼻で笑われる
はつうさぎ以外呼び方ないだろ??
白「初兎《しょう》です!!」
桃「し…、しょう……。」
白「かっこええやろ!」
満面の笑みを浮かべる。
はーん、大したもんだ。この職についているやつはまとものやつが居ない。
って言ったら失礼か。でもそれくらい普通とは程遠い人間が多すぎる。
それなのに…コイツはニッコリとして自分の名前も大事にし、周りに愛嬌を振りまくようなヤツ。
桃「……気に入った。」
白「え?! ホンマっすか?!」
敬語だけど気さくな関西弁で話しかけてくる
益々可愛く思えてくる。
良き後輩を持ったな〜。
桃「愛嬌いいのはいいことだけど…現場では頑張ってね。」
白「っ……! はいっ!」
コイツなら多少厳しく指導しても耐えられそうな気がする。
益々コイツに興味を持ち始めた。
現場について事件についての情報を聞き取る
すぐ近くに居た別の課の警察に聞き込みをする。
どうやら切りつけ通り魔らしい。
刃物で若い女性を突き刺して逃げるという、極悪非道な手口だ
白「……その通り魔の特徴って掴めとるんすか?」
さっきの明るい雰囲気が嘘みたいに気が引き締まるような低音で警察に話しかける
…なるほど。コイツはこういうヤツか。
よくいるんだよな、正義を貫こうとするヤツ。
正義なんかないっつーの
そんな考え事をしている時そこに居た警察は新入りくんに「いえ…。」と申し訳なさそうに頭を下げて新入りくんは「大丈夫ですよ」とニッコリ笑った。
……気味わりぃ
桃「…初兎くんだっけ…?」
白「はい…?」
桃「君は男性だから大丈夫だと思うけど……可愛い顔してるし、気を付けて。」
そういうとびっくりしたのか目をまんまるくする
その後に「ふはっ」って口角を上げて言葉を継ぐ
白「僕を口説いてもなにも出ませんよ〜?」
桃「……口説いてねぇ。」
白「先輩も頑張ってください」
桃「ったりめーだろ。」
冷たく対応をすると可愛らしくこちらを覗いてくる。
「仕事しろよ、聞き込み。」っていうと「はーい!」って元気な返事をして通行人に声をかけに行く。
こういうところがコイツの強みでここまで登ってくることが出来たんだろうな。
なんて初兎くんの特徴について脳内で箇条書きでまとめながら俺も通行人に声をかけに行った
白「先輩!!」
桃「わぁーってるからおっきい声出すなッ!!」
目の前に居る男を取り押さえる
桃「5月28日。午後3時44分。殺人未遂の罪で逮捕する。」
目の前の男は恨めしそうにこちらを睨んでくる
それに睨み返すと「ぐっ」と唇を噛んだ
その様子を見ていた初兎くんはなにか考え事をしているのかわからないがボーッとしていたから声をかけておいた。
M「お疲れ様〜。」
桃「こちらこそお疲れ様です。」
白「では失礼します!!」
3人それぞれ別の言葉を発して俺と初兎くんは俺の車に乗り込む
アクセルを踏んで車を発進させると初兎くんはニコニコしながらこちらに話しかけてくる
白「先輩、めちゃくちゃかっこよかったですよ♪」
桃「……そう? ありがと。」
なんか、まろを思い出すな。
まろも初めて会った時「お前、めっちゃかっこええやんッ?!」なんて目を輝かせながら言ってきてたっけ。
…懐かしー。今ではすっかり俺よりも有能になっちゃって。
白「……僕なんか邪魔ですよね。だめだめな新人ですもん。」
急なネガティブ発言に心の底からびっくりする
コイツがだめだめだとしたら俺はどうなる?
なんて考えながら俺の本心混じりの慰めの言葉をかける
桃「十分な出来だよ。聞き込みも大切な仕事だよ。」
白「っでも…っ、犯人を取り押さえる時。ただ見つめることしか出来なくて……っ!!」
桃「犯人わかった理由はお前がちゃーんと聞き込みできたからでしょ。」
そういうと目をまんまるにしてその後に「そっかぁ」って嬉しそうに呟く
実際、事実のことを言ってる。
初兎くんが聞き込みをしっかり出来たから早くに犯人を取り押さえることが出来た。
本当は2日はかかると言われていた仕事を1日で終わらせた
桃「……優秀すぎだろ…」
そう小さく呟いて俺はアクセルを思いっきり踏み込んだ
続く…
コメント
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警察パロいいよね 🥹🥹 ないこさんがちょっーと冷たいの好き♡̴