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早く完結したい !!! ダラダラ 20 話も描きたくないのに !! ←←←
前回からの続きです ! どうぞ 😽🎶
「侵入者発見!!刃物を持った侵入者発見!!直ちに対応願います!!」
そう、建物内に響き渡るアナウンス。
それと同時に周りにいた人たちは立ち上がり、一斉にアナウンスがかけた場所へと向かい出す
俺もただただ見ておくだけじゃ許されるわけもなく小走りで階段を駆け下り、廊下を走って向かう
「ないこさんこっちです…!!」
桃「おっけ〜。」
ちょっとゆるく返しすぎたか…?
なんて考えてる暇もなく、その『侵入者』のもとへと連れて行かれる
少し走った頃だろうか、玄関付近に連れてかれると見たことものない黒い人影が見えた
恐らくあれが『侵入者』なのだろうが、何故警察署へやってくるのだろう。
ここにきたら取り押さえられて捕まるだけでは?
なんて疑問を心に抱えながら侵入者を取り押さえようとゆっくり近づく
桃「っし……!」
桃「◯月◯日10時43分、殺人未遂、不法侵入の疑いで逮捕する。」
すっかり化けの皮も剥がれた先にあった顔はいかにもニートですとでも言うかのような清潔感のない姿だった
ただ、警察署に予定があってきてる可能性もあるから事情聴取はしっかりしないといけない。
そして、事情聴取は俺達の役割なのだ。
桃「( ………だる…。 )」
警察署に手を出すなんて自分が苦しい目に遭うだけなのに何故そんなバカなことをするんだろう…。
なんて考えながら一旦の牢獄に監禁させるため、アニキの元へ連れて行く
桃「ふぅ〜……」
赤♀「ないくん、お疲れ様!」
桃「ぁ…、りうら……!!」
赤く透き通った瞳がこちらをジッと見つめてくる
その瞳に俺は吸い込まれるように見つめ返す
――綺麗だな。
赤♀「…? ないくん??」
桃「あ、…なんでもない。」
そういうと「そっか」って微笑みかけてくれた
こういうところがモテるんだよな。そういうところが大好きなんだよ。って言ってやりたい。
1人、頭の中でぐるぐるりうらへの文句というか好きなところをずっと言ってたらその沈黙の時間に耐えられなくなったのかりうらは口を開く
赤♀「すごいよねぇ…侵入者取り押さえちゃうなんて。」
赤♀「あんな大勢の人が一斉に駆け出してる中で1番に着いたんでしょ?」
桃「今回はたまたま、階段が空いてたからね。」
っていうと「そっか!」ってなにかに気づいたかのように口を開いた
それと同時に「階段は意外と穴場なのかな。」って口角を開けて呟く
その横顔を俺は吸い込まれるようにジッと見つめることしか出来なかった
桃「……ここって、正義感あるやつしかいないじゃんか。」
桃「だからさ、裏側のルートとかを知ってるやつ中々いそうじゃない?笑」
そういうと目をパチクリさせてこちらを伺ってくる
「どうした?」みたいな顔で見つめてみるとりうらはハッとして言葉を発す
赤♀「りうらはそんな『正義』なんてかっこいいものじゃないよ。」
赤♀「でも…ないくんはかっこいい“正義のヒーロー”になれるかもね」
ニヤッとこっちをジロリと見て笑われる
俺が“正義のヒーロー”なんてキラキラしたものにはなれない決まってるじゃん。
ただ、好きな人。りうらを追ってここに来ただけなんだからさ…笑
なんて言えるはずもない言葉を頭の中に浮かべて、口では「そうかもね」って思ってないことを言ってしまう。
桃「………あ、メシ行こ。」
赤♀「あー、今日夜番だぁ。」
桃「そっか、おっけ。じゃあねー!」
挨拶をして、俺はりうらと居た部屋を出てまろの元へ向かう。
…まろだったら同じスケジュールだし、行けるよね…。
続く…