🦌『ふぅ…もうこんな時間ですか』
テラを寝かしつけ時計を見る
午前1時だ
そもそも私はそんなには寝ない
まぁでも、疲れは溜まるので
ベットには入る
寝たには寝たがあまり寝れなく
時計は4時を指していた
🦌『朝…には朝ですし
彼処なら話し相手は居ますね』
そう呟いてハスクが居るはずのバーに行く
結果は居た
🦌『やはり!
貴方は起きていましたか!』
🃏『あぁ”?
お前か…言っとくが酒はまだやらんぞ』
🦌『別にいいじゃないか!
酒が欲しいんだよ!』
そう言うと呆れた声で
🃏『これでも飲んどけ』
渡されたのはブラックコーヒーだ
🦌『私は酒をくれと言ってるんだ
コーヒーなんか渡されたところで…』
🃏『じゃあ、朝から酔って
皆に醜態を晒すハメに
なってもいいのか?』
そう聞かれる
🦌『それは…そうですけど…』
🃏『分かればいいんだよ
酒を飲みたいんだったら夜にしな』
親かよとも思ったが
まぁ…一理あるのだ
🦌『おっ…
意外にいい味してるじゃないか』
コーヒーは私好みの甘さに
調整されていた
🃏『そろそろ時間だ
皆起きる』
🦌『あら、本当ですね』
時計の針は7時を指していた
そろそろ朝食の時間でもある
皆が部屋から出てくる
🖤『アラスターはもう起きてたのか』
😈『相変わらず早いのね』
🩷️『また、散歩にでも行ってたのか?』
🦌『さぁ〜?
その辺はどうでしょうね』
軽く雑談をかわし
朝食を食べる
その後は私はソファで本を読んでいた
そろそろ11時
昼頃かと思った矢先
肩に手を置かれる
その者は私に気にもせず
🐈⬛ ͗『そのさ…
一緒に出掛けない?』
そう引き攣った笑顔で言う
🦌『はぁ…
[拐われそうだから]は
聞きませんよ?貴方なら
上級悪魔でも無い限り勝つでしょ?
あとその手を離して下さい』
その提案に直ぐに却下と言わんばかりに
そう言う
すると彼女は{ごめんごめん…}
と言いながら手を離した
でも…と言わんばかりに
🐈⬛ ͗『ただ出かける訳じゃないの…』
なにかに怯えてるように言う
🦌『…?あぁ…成程
言ってくれないと分かりませんよ?
まぁ…今回限りは着いて行きますよ』
テラも災難だと小声で言ったが
彼女は聞こえてなかったらしい
いや、聞こえないふりをしたのだろう
にしても仕事とはいえ
トラブルがあった相手の所に行く。
それは
災難だとしか言えない
彼女の仕事は[修理屋]だ
機械を扱うのに長けてるらしく
私が放送時に
使ってるラジオの機器も
直してくれた
その他の機械にも詳しく
[暇だから]という理由で
仕事を始めた彼女
その匠に操る機械の修理の裁きは
私でも驚くほどだ
🦌『念の為聞きますが…
仕事の事ですよね?』
🐈⬛ ͗『ええ、そうよ…
ヴォックスの会社で
機械が壊れたらしいの
全く…行きたくないなんて言えないし…
仕事上しょうがないのよ…』
見た目で分かる
何時ものピンっと立ってる猫耳は
しおれているようにペタンと下がってる
🦌『嘘は吐かないのでね
行きますよ』
そう呆れた声で言う
🐈⬛ ͗『…!!✨
流石は兄様!』
にこっと笑いそう言うテラ
因みにだが
ヴォックスがテラに手を出し
それに怒ったアラスターが
ヴォックスの会社を
壊したのはまた別の話である
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