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「ねぇ、玲王。玲王ってさ、他の奴にもこんな感じでお世話してんの?」
「んぁ?なんて?」
そう言って玲王は俺の髪を乾かす手を止めた。
「だから、他の奴にもこんな感じでお世話してるの?って」
そう聞くとすぐさま玲王は首を横に振った。
「誰にでもって訳じゃねぇよ。凪にだけだっての。」
「つーか、お前お世話されてる自覚あったのかよ。」
「まぁ、うん。でもさ、」
「でも?」
「いや、なんでもない。」
「なんだよそれー、笑」
そういいながら笑う玲王に『でも、今日他の奴の頭を撫でてた。』なんて言えなかった。
最近、玲王が俺以外の奴と絡んでいるのを見ると凄くモヤモヤする。なんなんだろう、と思い千切に相談すると『嫉妬』と言われた。
『嫉妬』ね。あー、めんどくさ、
玲王を俺だけのモノに出来たらいいのにね。
「ねぇ、レオ。俺だけを見ててよ。」
そう俺が放った言葉はドライヤーの音にかき消された。