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第二話の前に……
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第二話で「テイルバース」というバースを使うのでめためた説明。
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?テイルバースとは
男女の性とは別に、<潜在性別>というものが存在する世界。
テイル、リード、シッター。一般の性を「ノーマル」と言う。
性の大半はノーマルを絞め、テイル、リード共にノーマルよりかは少ないものの、シッターよりは多く、極度に希少と言うわけではない。
それに比べ、シッターは他のテイル、リードより希少であり、滅多に目にすることはない。
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?それぞれの性質
テイル……リードに触られたい、甘えたい。リードに触られると安心、快感を覚える。オメガバースで言うオメガのようなもの。ヒートは存在しない。
リード……テイルに触れたい、甘えられたい。テイルに触れるとテイルの体温、感触などが分かる。オメガバースで言うアルファのようなもの。
シッター……ノーマルと似て似つかない存在。テイル、リードに触れる、触れられてもなにも感じないが、テイルはリードに触れられている感覚、リードはテイルに触れているかのように心地よくさせれる。オーバーヒートが存在する。
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?テイルとリード(もしくはシッター)の触れ合いについて
潜在性別が発現したテイル/リードは定期的に触れないと具合が悪くなったり集中ができなくなる。これは互いが触れ合えばなんとかなるものの、長期間触れ合えなかったら、その分深い触れ合いが必要となる。
触れ合いは、密着度が多ければ満足感も増す。(キス、ハグ、行為…など)
テイルとリードが誰とでも同じように触れ合えるわけではなく、勿論相性の良し悪しもある。相性が良ければパートナーになれることができる。
テイル、リードの相性が必ず良いと決まっていない一方、シッターはテイル、リードと触れ合っても、必ず相性が良くなる。だが、そう感じるのは相手側である。シッターは、過剰な触れ合いをすると、アレルギー(オーバーヒート)を起こす。
テイルが欲求不満になると、尻尾が生えてくる。種類は人によって変わることがある。テイルはその尻尾をからだに密着させたり、抱き締めたりして、不安を安らげている。
テイルにとって触れ合いとは、猫で言うマタタビのようなもので、深い触れ合いをすると腰が抜けたり、酩酊状態に陥ることがある。欲求不満の時にはよくなりやすい。
リードはテイルと長期間触れ合えなかったら、精神が安定しなくなり、涙脆くなる。パートナーがいるとこの傾向になりやすい
このような長く触れ合いがないために起こる症状は薬によって一部抑えることができる。
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?パートナーとは
オメガバースで言う番(つがい)。テイルとリードしかなれない。
テイルとリードは互いに専門店でチョーカーを買い、着けることでパートナーになれる。先程のような状況に陥った時には、チョーカーを通じてパートナーと繋がることができる。
パートナーの解消、再契約に今のところ制限はない。だが、一度契約をしたあとに解消をせずにもうひとつ契約をすると、パートナーとの縁が悪くなり、先程のような状況に陥りやすくなってしまう。
パートナーの身として当然、パートナーが亡くなるということもある。パートナーを亡くすと、残された方はひどく心を病ませてしまう。心の安らぎのため、病院に通ったり新しいパートナーを作る人が多い一方、少なからずパートナーのあとを追う人もいる。
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?アレルギー(オーバーヒート)とは
シッターが過剰にテイル、リードと触れるとオーバーヒートを起こしてしまう。オーバーヒートまでの許容量は人によって違う。
その許容量はどうやっても知ることは難しいとされている。だが、オーバーヒートが近付くと平熱よりも体温が高くなる。
シッターのオーバーヒートは、人肌に触れることに対して拒絶してしまう。という症状。少し触れただけでも頭痛や吐き気に襲われる。酷いものでは声を聞くことすら拒絶する。などと酷く錯乱状態に陥ってしまう。
一週間以上誰とも接触せずにいると、症状は引くが、オーバーヒートがトラウマとなり、対人恐怖症に罹ってしまうケースがある。
パートナーの居ないテイル、リードはシッターに依存しやすくなってしまうため、シッターの意思を無視して触れ合いが続くことや、オーバーヒートが起こるまで触れ合いをしてしまう、なんてこともある。
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元ネタ
https://www.pixiv.net/artworks/92663955
( pixiv . テイルバース(改訂版) )