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エイプリルフール

2 - 第2話

♥

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2025年03月31日

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🖤『俺、阿部ちゃんに話してなかった事があるんだ』

💚『うん?どうしたの』

🖤『実は、ずっと好きな子がいて』

💚『え…?』

🖤『その子に気持ちを伝えようと思ってる。いいよね?』

💚『……』

🖤『もう家にいるんだ。見届けてね?』

💚『……』

🖤『モコちゃんおいで〜❤️』

💚『…は?』




🖤「…で、モコちゃんに愛を伝え終わって見たら阿部ちゃんが」


話し終わって見るとみんなの雰囲気は阿部ちゃん慰めモードだ。


💜「お前さぁ…」

🤍「悲しませるような嘘はダメだよぉ」


阿部ちゃんもオロオロし始めた。


💚「俺安心しただけで…」

💙「阿部ちゃん、お菓子やるからな」

❤️「俺も持ってる」

🧡「可哀想になぁ、コーヒー飲むか?」


完全に俺が悪者になったこの空気を阿部ちゃんが破る。


💚「あの、でもその後、これくれて…」


阿部ちゃんは俺が最後にサプライズで渡したネックレスを見せようとシャツのボタンを外した。


🤍「わー綺麗……」

💛「…目黒後でちょっと来い」

🖤「えっ?」


思った反応と違って阿部ちゃんも困惑している。

しょっぴーが爆笑し出した。


💙「阿部ちゃん、何見せてんだよ」


笑いながらネックレスのもっと奥を指差す。


💚「え?」

🖤「…あっ」


阿部ちゃんは鏡を覗きに行ったけど、それより先に俺は気付いてしまった。

案の定真っ赤な顔で戻ってくる。


💚「めめ!なんで!?」

🖤「見えないかと思って…」


モコちゃんに愛を伝えた俺を見て脱力する阿部ちゃんに『俺が一番好きなのはいつだって阿部ちゃんだから』とネックレスを差し出したら『安心した』と涙ぐむものだから可愛くて、家を出る前に一勝負してきてしまった。


その時の愛の跡。


赤い顔のまま怒る阿部ちゃんと、ご機嫌とりに追われる俺。

メンバーはいつの間にか『いつものやつだったわ』と呆れて解散していた。






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